結婚記念日は入籍日から数えるのが現代の主流。ただし夫婦の納得感が最優先で、式の日を選ぶのも正解です。
結婚記念日の数え方とは、婚姻生活を何年目と数えるための起算日の決め方のこと。日本の現代では、戸籍上の婚姻成立日である「入籍日(婚姻届提出日)」を起算日とするのが主流です。ただし、結婚式を挙げた日を記念日とする夫婦も少なくなく、法律上の決まりはありません。夫婦が二人で納得して決めた日を、家庭内の公式な結婚記念日とするのが、最も自然で長続きする方法です。
結婚記念日の数え方が、こんなにも揉める理由
結婚して数年経った頃、ふとした会話で発覚する事実があります。「え、うちの結婚記念日って入籍日じゃなくて式の日だと思ってた」。夫婦で数え方が食い違っていて、今さら聞けない空気が流れる。そんな話を、お祝いの現場では本当によく耳にします。
なぜこんなにも揉めるのか。理由はシンプルで、結婚というイベントには「起算日の候補」が多すぎるからです。プロポーズを受けた日、婚約した日、顔合わせをした日、入籍した日、結婚式を挙げた日、新婚旅行に出かけた日、同棲を始めた日。二人が「夫婦になった瞬間」と感じる日は、人によって異なります。
しかも現代では、入籍と結婚式のタイミングが離れている夫婦が増えています。授かり婚で先に入籍して半年後に式を挙げる、コロナ禍や妊娠出産の影響で式を延期する、海外挙式で日本の入籍とは別の日に行う。こうしたパターンでは、入籍日と式の日が1年以上離れることも珍しくありません。
そうなると「何年目と数えるか」という単純な問いが、途端に複雑になります。2024年1月に入籍して2025年6月に式を挙げた夫婦は、2026年1月に「結婚2周年」と数えるのか、それとも2026年6月に「結婚1周年」と数えるのか。夫婦でも答えが割れます。
この記事では、現代日本で主流となっている数え方、そしてその背景にある考え方を丁寧に整理していきます。最終的には「夫婦が納得して選んだ日が、二人の正式な結婚記念日」という結論に行き着くのですが、そこに至るまでの考え方を一緒に辿っていきましょう。
入籍日から数えるのが、現代日本の主流
結論から伝えると、現代の日本では「入籍日(婚姻届を提出した日)」から結婚記念日を数えるのが主流です。この考え方には、いくつかの合理的な理由があります。
法律上、婚姻が成立するのは入籍日
日本の民法では、婚姻届を役所に提出して受理された日が、正式に夫婦として認められる日となります。戸籍謄本には「婚姻日」としてこの日付が記載され、公的書類上の夫婦関係はこの日からスタートします。法律的にも事務手続き的にも、二人が「夫婦」になった瞬間はこの日だと定義されているんです。
だから健康保険証の扶養追加、住所変更、氏の変更、税金の配偶者控除、クレジットカードの家族カード発行まで、あらゆる手続きの起点はこの日になります。社会的に夫婦として扱われ始める出発点、と言ってもいいでしょう。
結婚式を挙げない夫婦が増えている
ここ数年、「入籍のみ」で結婚式を挙げない「ナシ婚」の夫婦が増えています。経済的な理由、感染症の流行、親族との関係、本人たちの価値観など背景は様々ですが、結果として「結婚式の日」という候補が存在しない夫婦が相当数いる、ということです。
こうした夫婦にとって、結婚記念日の起算日は入籍日以外に選びようがありません。自然と「入籍日=結婚記念日」という感覚が、若い世代を中心に定着してきています。
記念日を二人で選びやすい
入籍日は、結婚式の日とは違って、日付を二人の意思で自由に選べます。誕生日、交際記念日、ゾロ目の日、大安、ちょうど結婚したかった日。こだわりを込めて「この日に届けを出そう」と決めるカップルが多い。
こうして選ばれた日付には、すでに二人の物語が染み込んでいます。そのため記念日として覚えやすく、忘れにくい。結婚記念日を大切にしたいなら、意図を込めた入籍日を起算日にするのが、長期的に見てもしっくりきます。
戸籍で確認できる「動かない日付」
もう一つの強みは、入籍日は戸籍に記載されるので、後から「あれ、何日だったっけ」と迷っても正確に確認できる、という点です。結婚式の日は招待状や写真で辿ることになりますが、入籍日は戸籍謄本を取り寄せればすぐに判明します。夫婦で記憶がズレても、公式記録が残っている安心感があります。
結婚式の日から数える派にも、明確な理由がある
一方で、結婚式の日を記念日として扱う夫婦も根強く存在します。こちらにも、主流と呼べるくらいの理由があります。
儀式として結婚を認識した日
役所に紙を出すだけの入籍と違って、結婚式は親族・友人・恩師に向けて「私たちは夫婦になりました」と宣言する儀式です。神前・仏前・人前・教会、どの形式であれ、参列者の前で誓いを立て、指輪を交換し、家族全体の証人の前で夫婦関係がスタートします。
この「公に認められた瞬間」こそが本当の結婚だと感じる人は多く、記念日もこの日にしたいという気持ちは自然なものです。入籍は事務手続き、結婚式は人生の儀式。どちらを人生の節目と感じるかは、価値観の問題です。
家族・親族の記憶に残っている日
結婚式の日は、親戚や友人の記憶にも残ります。結婚式に出席してくれた両親や兄弟姉妹は、その日を自分の人生の大切な日として覚えてくれている。「あのとき娘は綺麗だったねえ」と、毎年思い出してくれる親もいます。
周りの人たちとの思い出の共有、という意味では、結婚式の日を記念日とする方が家族全体で祝いやすい、という側面があります。銀婚式や金婚式を家族で祝う場面では、結婚式の日を基準にした方が感覚的に分かりやすいことも多いです。
ドレスや写真が残っている特別感
結婚式の日は、ドレス・タキシード・指輪交換の瞬間・家族との集合写真など、形に残る記念がたくさんあります。毎年その日を迎えるたびに写真を見返し、当時の気持ちを思い出す。こうした「見返せる記念」があることも、結婚式の日を選ぶ夫婦が多い理由の一つです。
特に、アルバムやムービーを作り込んだ夫婦にとっては、結婚式の日は物理的に「一生残る日」として刻まれているので、記念日の実感が強いんです。
同棲日・プロポーズ日・出会った日を選ぶ夫婦もいる
入籍日でも結婚式の日でもなく、もっとパーソナルな日を結婚記念日とする夫婦もいます。現代では、結婚の形が多様化しているので、こうした選び方も珍しくありません。
同棲を始めた日
「一緒に暮らし始めた日」を結婚記念日とする夫婦がいます。実際、同棲と結婚の境目が曖昧になっている現代では、「籍を入れたかどうかより、生活を共にし始めた瞬間こそが本当のスタート」と考える人たちがいます。
同棲を経て入籍に至った夫婦の場合、入籍日よりも同棲開始日の方が「一緒に人生を歩み始めた感覚」が強い、という感想はよく聞きます。
プロポーズを受けた日
「結婚しよう」と決意した瞬間、つまりプロポーズの日を起算日とする夫婦もいます。入籍や結婚式は、プロポーズという決意の先にある事務的なゴール、と捉える考え方です。
プロポーズの日は一生忘れられない瞬間として記憶に刻まれる、と語る人が多く、これを結婚記念日と呼ぶのも自然な選び方です。
付き合い始めた日
もっと遡って「付き合い始めた日」を結婚後も記念日として続ける夫婦もいます。結婚前から続けていた交際記念日を、結婚後もそのまま使い続けるパターンです。
ただしこの場合、厳密には「結婚記念日」ではなく「交際記念日」または「パートナー記念日」と呼ぶ方が正確かもしれません。数え方として年数が結婚前から続いているため、「何年目の夫婦?」と聞かれたときに少し複雑になるので注意が必要です。
1年目・2年目の数え方、正解はどっち?
起算日が決まったら、次に悩むのが「満1年を1周年と呼ぶのか、それとも2年目と呼ぶのか」という問題です。これも夫婦でズレやすいポイントなので整理しておきます。
結婚当日=0年目、満1年=1周年
日本では、結婚した当日を「0年目」または「結婚の日」と数え、満1年が経過した日を「1周年(=1年目の結婚記念日)」と呼ぶのが一般的です。人間の年齢と同じ「満年齢」の数え方ですね。2024年6月1日に入籍したなら、2025年6月1日が「結婚1周年(1年目の結婚記念日)」になります。
この数え方は、紙婚式(1年目)・銀婚式(25年目)・金婚式(50年目)といった年数別の名称にもそのまま当てはまります。結婚から25年が経過した日が「銀婚式」で、50年が経過した日が「金婚式」。シンプルで分かりやすいです。
「何年目」と「何周年」の違い
混乱しやすいのは「結婚3年目」と「結婚3周年」の違い。厳密には、結婚3年目は「結婚してから丸2年経過した後の1年間」を指すこともあれば、「3周年を迎えた年」を指すこともあり、使い方が揺れています。
ただ、日常会話レベルでは「結婚3年目」と「結婚3周年」はほぼ同じ意味で使われていると思って大丈夫です。大事なのは、夫婦の中で「うちは入籍日から何回目の記念日」と数え方を統一することです。
年齢と同じように数える
迷ったら「年齢の数え方と同じ」と覚えておくといいでしょう。生まれた日は0歳で、満1年経ったら1歳になる。結婚も同じで、入籍した日は結婚0年目で、満1年経ったら結婚1周年。この考え方なら、どんな年数でも迷わずに数えられます。
今年で何周年? 結婚記念日の計算のしかた
計算は引き算ひとつで終わります。今年の西暦から入籍した年を引く。それが今年迎える周年です。2016年に入籍した夫婦なら、2026年から2016年を引いて10周年。2001年入籍なら25周年で、銀婚式の年にあたります。
入籍日がまだ来ていない年の計算
ひとつだけ注意点があります。今年の入籍日をまだ迎えていない場合、その引き算の答えは「今年これから迎える周年」です。2013年4月15日に入籍した夫婦を例にすると、2026年4月15日で13周年。3月の時点ではまだ12周年の途中なので、「今年13周年を迎える」という言い方になります。年賀状やSNSで年数を書くときは、記念日を過ぎているかどうかを確認してから書くと間違えません。
計算例
| 入籍した年 | 計算 | 2026年に迎える記念日 |
|---|---|---|
| 2025年 | 2026 − 2025 | 1周年(紙婚式) |
| 2016年 | 2026 − 2016 | 10周年(錫婚式) |
| 2001年 | 2026 − 2001 | 25周年(銀婚式) |
入籍日と挙式日が違うときの計算
起算日に選んだほうの年で引き算します。2019年11月に入籍して2020年5月に挙式した夫婦が入籍日を起算日にしたなら、2026年は7周年。挙式日を起算日にしたなら6周年です。同じ夫婦でも起算日の選び方で1年ずれるので、年数の数え方は起算日とセットで決めておきます。両方を祝う夫婦は、入籍記念日と挙式記念日で年数が1年違っても構いません。それぞれの日を、それぞれの年数で祝えば大丈夫です。
夫婦で数え方が違うとき、どう合わせるか
ここからは、実際の問題解決の話。「うちは夫が入籍日派で、妻が式の日派」というような食い違いが判明したとき、どう折り合いをつければいいか。
ステップ1:お互いの考えを聞く
まず、なぜ自分はその日を選んでいるのかを、お互いが言葉にして伝え合う時間を取ります。「入籍日の方が二人の意思で決めたから」「式の日の方が家族も覚えてくれているから」。理由を聞くと、相手の気持ちが見えてきます。
多くの場合、議論が揉めるのは「ルールがどうか」ではなく「なぜそう感じているか」が共有されていないからです。お互いの感覚を理解した上で、どちらに寄せるかを決めれば、納得感のある結論に辿り着けます。
ステップ2:解決策は三つから選ぶ
話し合った上で、現実的な解決策は大きく三つあります。
一つ目は「入籍日に統一する」。現代の主流に合わせて、戸籍上の日付を結婚記念日とする。分かりやすく、周りの人との会話でも通じやすい選び方です。
二つ目は「結婚式の日に統一する」。家族や親族の記憶と連動した日にすることで、長年のお祝いが家族行事として成立しやすくなります。銀婚式や金婚式を家族で祝うときに、結婚式の日の方が感覚的に分かりやすいことも多いです。
三つ目は「両方の日をそれぞれ祝う」。入籍日は二人だけで静かに、結婚式の日は少し豪華に外食、という使い分けです。年に2回お祝いできるので、記念日の喜びが増えるという夫婦も多い。
ステップ3:決めたら家族カレンダーに記録する
どの選び方にしても、決めたあとは家族カレンダーやスマホのリマインダーに「結婚記念日:◯月◯日(入籍日)」のように、選んだ根拠まで書いておきましょう。こうすることで翌年以降、再び同じ議論を繰り返さずに済みます。
小さな工夫ですが、毎年の記念日が迷いなく迎えられるようになるので、ぜひ取り入れてください。
入籍日と結婚式の日が離れている場合の考え方
現代で最も悩ましいのが、入籍日と結婚式の日が数ヶ月〜1年以上離れているケースです。先に入籍して後日挙式、あるいは授かり婚で先に籍を入れる、海外挙式で時期をずらす、などのパターンがあります。
両方祝う夫婦が増えている
こうしたケースでは、「入籍記念日」と「挙式記念日」を別々に祝う夫婦が増えています。年に2回お祝いのタイミングがあると、夫婦の会話も増えるし、ちょっとしたご馳走の口実にもなる。実際、こうした二重記念日の過ごし方を楽しんでいる夫婦は、お祝いの現場でもよく見かけます。
使い分けの例としては、入籍日は二人だけで家で乾杯、結婚式の日はレストランで記念ディナーを予約、というスタイル。あるいは、入籍日は近所のお気に入りの店で、結婚式の日は遠方のホテルに宿泊、という風に段差を付ける夫婦もいます。
どちらか一方に絞る場合の考え方
とはいえ、年に2回も記念日を祝うのは体力的にも予算的にもきつい、という夫婦もいます。その場合はどちらかに絞ることになりますが、選び方の目安は次の通りです。
入籍日を選ぶべきケース:結婚式を挙げていない、家族婚・写真婚などシンプルな式だった、二人で選んだこだわりの日付で入籍した、夫婦の意思決定を重視したい。
結婚式の日を選ぶべきケース:盛大な披露宴を挙げた、親族・友人との思い出が色濃く残っている、家族での祝いを大切にしたい、写真や動画で見返せる記念がたっぷりある。
「年数の数え方」はどちらに合わせる
両方を祝う場合でも、銀婚式や金婚式などの「年数別の節目」を数えるときは、どちらか一方を基準にする必要があります。ここでも現代主流の入籍日を基準にするのがシンプルですが、結婚式の日派の夫婦は式の日を基準にしても構いません。
大事なのは、夫婦の中で「節目の年数は入籍日基準で数える」といった統一ルールを持っておくことです。
海外の結婚記念日の数え方との違い
ちなみに、日本と海外では結婚記念日の数え方に違いがあります。文化の違いを知っておくと、数え方の正解が一つではないことがよく分かります。
西欧は「結婚式の日」が基本
欧米の多くの国では、結婚式の日(wedding day)が結婚記念日の基準です。これは、欧米では「結婚=結婚式」という文化が根強く、教会や市庁舎で式を挙げることが結婚の成立を意味するからです。日本のように「役所に婚姻届を出す」という事務手続きが結婚のスタート、という感覚は、西欧ではあまり一般的ではありません。
そのため、西欧の映画やドラマで「結婚記念日(wedding anniversary)」という言葉が出てきたら、それはほぼ確実に結婚式の日を指しています。紙婚式や銀婚式といった年数別の呼び名も、もともとは西欧の伝統なので、結婚式の日から数えるのが本来の使い方です。
日本では「入籍日」が定着した理由
日本で入籍日が主流になった背景には、戸籍制度の存在が大きく関わっています。日本では戸籍が婚姻関係を公的に証明する唯一の書類なので、婚姻届を提出した日が「夫婦になった日」として、行政的にも社会的にも強い意味を持ちます。
こうした制度の違いが、結婚記念日の数え方の文化の違いに繋がっているわけです。正解は一つではなく、その国の文化に合わせた数え方でいい、ということです。
再婚の場合、結婚記念日はどう数えるか
再婚した夫婦の結婚記念日も、よく質問を受けるテーマです。これも基本的な考え方はシンプルですが、いくつかのパターンがあります。
新しい夫婦としての入籍日からリセット
最も一般的な考え方は、現在のパートナーとの入籍日から改めて数え直す、というものです。前の結婚の年数はカウントせず、新しい夫婦関係の1年目として再スタートします。
これは感覚的にも分かりやすく、新しいパートナーとの関係に集中できる利点があります。銀婚式や金婚式を迎えるときも、現在の夫婦としての年数で数えるため、混乱が少ないんです。
人生全体の結婚年数を数える夫婦も
一方で、「人生で夫婦として過ごした合計年数」を数える考え方もあります。前の結婚で10年、今の結婚で15年なら、合計25年として自分の中で銀婚式を意識する、という捉え方です。
ただしこれはあくまで個人的な感覚の話であって、現在のパートナーに対して「前の夫婦との年数」を持ち込むのは、気持ちの面で複雑になることが多い。基本は「今の夫婦としての年数」でリセットする方が、現在の関係を大切にする意味でも自然です。
再婚の記念日は二人の歴史のスタートライン
再婚は、新しい人生の始まりです。だからこそ、結婚記念日もまっさらな気持ちで数え直したい。1年目、2年目、5年目と、新しい夫婦の時間を積み重ねていく喜びを大切にしてほしいんです。
再婚の夫婦ほど、お互いを思いやる気持ちが強い、という話もよく聞きます。記念日のお祝いも、前の結婚では叶わなかったことを今回こそ大切にしたい、という気持ちから、丁寧に過ごす夫婦が多いです。
結婚記念日を忘れないための工夫
数え方が決まったら、次は「毎年忘れずに迎える」ための仕組み作りです。結婚記念日は、忘れると夫婦の空気が少し気まずくなるもの。意識的な工夫で、毎年きちんとお祝いできる環境を作っていきましょう。
スマホのカレンダーに複数回リマインド
最も手軽で確実な方法は、スマホのカレンダーアプリに結婚記念日を繰り返しイベントとして登録し、複数段階でリマインダーを設定することです。2週間前、1週間前、3日前、前日、当日の朝、というふうに段階的に通知が来るようにしておくと、忙しい日常の中でも気づけます。
特に2週間前のリマインダーは重要で、「そろそろレストランを予約しようか」「プレゼントを考え始めよう」という準備に入るきっかけになります。直前に焦ることなく、余裕を持って記念日を迎えられる仕組みが作れます。
紙のカレンダーや手帳にも書き込む
デジタルだけでなく、家に貼ってある紙のカレンダーや、毎日使う手帳にも結婚記念日を書き込んでおくと、日常的に目に入る効果があります。特に共有カレンダーをキッチンや玄関に貼っておく家庭では、夫婦のどちらかが気づいて話題にするきっかけが増えます。
「来月の◯日、記念日だね」という何気ない会話が、その月の雰囲気を変えるんです。
毎月の「月命日」で意識を繋ぎ続ける
もう一歩踏み込んだ工夫として、毎月の同じ日を「月命日」のように小さく意識する、という方法があります。例えば入籍日が12日なら、毎月12日は「うちの月記念日」として、ちょっと特別な夕食にする。豪華じゃなくていいので、ちょっと良い食材を買う、花を一本買う、二人でデザートを食べる、くらいの小さなことでいい。
この習慣があると、年に1回の結婚記念日を忘れようがありません。そして毎月の小さな記念日が積み重なることで、夫婦の時間そのものが豊かになっていきます。
事前にお店を予約する文化を作る
結婚記念日の1〜2週間前に、必ず外食の予約を入れる。これを夫婦の年中行事にしておくと、毎年自動的にお祝いが発生します。予約すること自体が「今年もちゃんと祝おう」という意思表示になるので、忘れる隙がありません。
Annyの記念日レストラン特集には、結婚記念日のお祝いに強いお店が揃っています。予約の時点で「結婚記念日のお祝いです」と伝えておくと、当日の演出も丁寧に準備してもらえます。
籍を入れない事実婚・パートナーシップの場合
現代では、事実婚やパートナーシップ制度を選ぶカップルも増えてきました。この場合、戸籍上の入籍日が存在しないので、結婚記念日をどう決めるかは完全に二人の自由です。
二人で決めた「始まりの日」が記念日
事実婚の場合、結婚記念日の候補としてよく選ばれるのは、同棲を始めた日、パートナーシップ宣誓をした日、結婚式やウェディングフォトを撮った日、プロポーズを受けた日、などです。どれを選んでも正解で、二人にとって「パートナー関係が始まった瞬間」と感じる日を選べばいいんです。
戸籍上の区切りがない分、逆に自由に選べるのが事実婚の利点。「この日は二人にとって特別だ」と心から思える日を選んでください。
パートナーシップ宣誓制度の日
自治体によっては、同性パートナーシップ宣誓制度や、事実婚向けの宣誓制度があります。こうした制度を利用した場合、宣誓した日を結婚記念日とする夫婦も増えています。役所で公的に認められた瞬間として、気持ちの切り替えにもなる日です。
この日を基準に1年目、2年目と数えていくスタイルは、法律婚の入籍日から数えるのとよく似ていて、感覚的にもしっくりくる方が多いようです。
記念日を祝うことの本質
結局のところ、結婚記念日を祝うことの本質は「二人が一緒にいることを意識する日を作る」という一点にあります。法律婚か事実婚か、宗教婚か人前婚か、そうした形式は関係なく、二人で決めた日を毎年大切にする。その心が、夫婦関係の質を変えていきます。
事実婚の場合でも、結婚式の日や宣誓の日をホテルで過ごす夫婦は多いです。Annyで予約できる結婚記念日のお店では、どんな形の夫婦でもお祝いできる環境が整っています。
入籍日を忘れた、思い出せないときの対処法
「うちの入籍日、何日だったっけ」。結婚して何年か経つと、意外とあるあるな悩みです。特に結婚式の日ばかり覚えていて、入籍日はうっすら、というケース。対処法を整理しておきます。
戸籍謄本を取り寄せる
最も確実なのは、戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)を取り寄せて確認する方法です。戸籍謄本には「婚姻日」として入籍日が明記されているので、ここを見ればすぐ分かります。
取得方法は二つ。一つは本籍地の市区町村役場に行く、または郵送で請求する方法。もう一つは、マイナンバーカードを使ってコンビニ交付サービスを利用する方法です。コンビニ交付なら、本籍地が遠くても全国のコンビニで受け取れるので便利です。
手数料は1通数百円程度。結婚記念日の確認だけでなく、生命保険や各種手続きで戸籍謄本が必要になるシーンは意外と多いので、一度取り寄せておくと安心です。
婚姻届受理証明書も使える
戸籍謄本まで取らなくても、婚姻届を受理した役所で「婚姻届受理証明書」を発行してもらうこともできます。これは結婚当時に記念として発行してもらう人も多い書類で、入籍日が記載されています。
受理証明書を手元に持っている夫婦は、それを確認すればすぐに分かります。もし紛失していれば、改めて役所で再発行してもらうことも可能です。
家族に聞く
意外と確実なのが、両親や兄弟姉妹に聞く方法です。結婚したことを報告した日、挨拶に行った日、結婚式の日取りなどから逆算して、入籍日を覚えていてくれる家族は多い。特に親は、娘や息子の結婚の経緯を詳しく記憶していることが多いです。
家族と一緒に「あのとき何月だったっけ」と話すこと自体が、結婚した当時の思い出を辿る時間になります。忘れていたことを責めるより、思い出を掘り起こす楽しい時間として捉えるのがいいですね。
数え方が決まったら、次は過ごし方を考える
起算日と数え方が定まったら、次は「その日をどう過ごすか」を考える番です。結婚記念日は、夫婦の時間を意識的に作り直す機会。毎年少しずつでも、積み重ねていくことで夫婦関係は変わっていきます。
Annyでは、結婚記念日を丁寧に迎えたい夫婦のために、様々な角度からのガイドを用意しています。
まず、年数ごとの名称や意味を深く知りたい方は結婚記念日年数別ガイドをチェックしてください。1年目の紙婚式から75年目まで、各記念日の意味と祝い方がまとめてあります。
節目の年の一覧を確認したい方は結婚記念日一覧ガイドが便利です。25年目の銀婚式や50年目の金婚式についても、専門の記事で詳しく解説しています。
結婚記念日の全体像を確認したい方は結婚記念日ガイドのトップから、関連記事を辿ってみてください。
そして、実際にお祝いの場所を予約したくなったら、Annyで予約できる結婚記念日のお店やレストランの記念日特集をのぞいてみてください。実際のお客様の口コミや写真が、選び方の参考になります。
結婚記念日のお祝いレストランを探したい方へ
記念日レストランを探す最後に、数え方に正解はない
ここまで読んでくれた方は気づいているはずです。結婚記念日の数え方に、唯一絶対の正解はありません。
現代日本の主流は入籍日。これは法律上の根拠も、制度的な裏付けもある、合理的な選び方です。でも、結婚式の日を選ぶ夫婦も、同棲開始日を選ぶ夫婦も、プロポーズの日を選ぶ夫婦も、全員が正しい。
大切なのは、夫婦二人で話し合って決めた日を、毎年ちゃんと迎えること。その日に何をするか、どう過ごすか、一緒にいる時間をどう味わうか。数え方の議論よりも、その時間の中身の方が、ずっと大きな意味を持ちます。
もし今、夫婦で数え方が違っていたとしても、それは揉めるための問題ではなく、話し合って決めるための素敵なきっかけです。「うちの結婚記念日、どっちにする」という会話そのものが、夫婦の時間を豊かにしていきます。
どうか、納得のいく起算日を見つけて、素敵な記念日を迎えてくださいね。
この記事は、Annyのお祝い専門コンシェルジュが、実際にお客様からいただいた声と、お祝いの場に関わってきた経験をもとにまとめています。
よくある質問
Q. 結婚記念日は入籍日と結婚式の日、どちらで数えるのが正解?
現代の日本では入籍日から数えるのが主流です。法律上、婚姻が成立するのは婚姻届を提出した日であり、戸籍に記載される日付もこの日になります。ただし、結婚式の日を記念日とする夫婦も多く、どちらが正解ということはありません。夫婦で納得して選んだ日が、二人にとっての正しい結婚記念日になります。
Q. 今年で何周年かを計算する方法は?
今年の西暦から入籍した年を引きます。2016年に入籍した夫婦なら2026年から2016年を引いて10周年、2001年入籍なら25周年です。今年の入籍日をまだ迎えていない場合、その答えは「今年これから迎える周年」になります。
Q. 入籍日と挙式日が違うと年数の計算はどうなる?
起算日に選んだほうの年で引き算します。2019年11月に入籍して2020年5月に挙式した夫婦の場合、入籍日を起算日にすれば2026年は7周年、挙式日を起算日にすれば6周年です。両方を祝う夫婦は、それぞれの日をそれぞれの年数で祝って構いません。
Q. 夫と妻で数え方が違う場合どうしたらいい?
まずは二人で話し合うことが先決です。解決策は三つあります。一つ目は「入籍日に統一する」。二つ目は「結婚式の日に統一する」。三つ目は「両方の日をそれぞれ祝う」。どの方法を選んでも問題ありませんが、大事なのは毎年混乱しないように一度ルールを決めて、二人の共通認識にしておくことです。
Q. 入籍日を忘れた場合は?
戸籍謄本を取り寄せれば確認できます。本籍地の市区町村役場で取得するか、マイナンバーカードを使ってコンビニ交付で請求できます。戸籍には婚姻届を受理した日付が記載されているので、そこを確認すれば正確な入籍日が分かります。手数料は1通数百円程度で、意外と手軽に確認できますよ。
Q. 再婚した場合の結婚記念日はいつになる?
再婚の場合は、新しいパートナーとの婚姻届を出した日が結婚記念日になります。前の結婚の年数はリセットされ、現在の夫婦としての1年目から改めて数え直すのが一般的です。新しい夫婦関係に集中する意味でも、この考え方が自然で、銀婚式や金婚式を数えるときも混乱が少なくなります。
Q. 結婚記念日を毎月祝うのは変?
変ではありません。毎月の同じ日を「月命日」のように祝う夫婦は増えています。新婚の1年目だけ毎月祝って、2年目以降は年1回にする夫婦もいますし、ずっと毎月祝い続ける夫婦もいます。夫婦のスタイルに合わせて、自由に決めていい習慣です。毎月の小さな記念日が、夫婦の時間を豊かにしてくれます。
Q. 籍を入れていない事実婚の場合、結婚記念日はどう決める?
事実婚の場合は、二人で決めた日が結婚記念日になります。同棲を始めた日、結婚式やパートナーシップ宣誓の日、プロポーズを受けた日など、二人にとって「パートナーとしての関係が始まった日」を選ぶのが自然です。戸籍上の入籍日がない分、二人の意思で自由に決められるとも言えます。
Q. 入籍日と結婚式の日が離れている場合、両方祝ってもいい?
もちろん問題ありません。入籍日と結婚式の日が数ヶ月以上離れている夫婦は多く、両方を別々に祝うスタイルも定着しています。入籍日は二人だけで静かに過ごし、結婚式の日は少し豪華に外食する、といった使い分けをする夫婦も多い。お祝いの回数が増えるのは、むしろ夫婦関係にとってプラスに働きます。