結婚記念日の予算は「年数や関係性で大きく異なる」というのが現実です。毎年なら5,000〜1万5,000円、節目の年は3万〜5万円が一つの目安。大切なのは「毎年同じ金額を使う」のではなく「その年の二人の人生段階に合わせて調整する」という柔軟性です。
結婚記念日の予算とは、食事・ギフト・サプライズ演出・旅行など記念日の過ごし方全体にかける費用のことです。固定の「正解」はなく、新婚期・子育て期・子どもの自立後・銀婚式以降といった人生段階ごとに適切な予算帯が変わります。Annyで6,500件以上のお祝い記念日に携わったデータから、年数別の傾向と予算帯別の現実的な選択肢をまとめています。
実際にAnnyで記念日を予約した方からも、こんな声が届いています。
雰囲気もよいですし、お料理にハズレはなさそうですし、空間も広々として、接客も良かったので、女子会やデートや記念日にも気軽にうかがえるレストランと思います。
Annyで予約されたお客様の声
スマートフォンの検索履歴は「結婚記念日 予算」で埋まっている
夜中の11時、仕事を終えた机の上で、あなたはいま「いくら使えばいいのか」を調べている。
2年目の記念日、それとも5年目?何年もたっているから、今年くらいはいいレストラン行ってもいいのかな。でも奮発しすぎると毎年のプレッシャーになるし。相手も「期待されているのでは」と気を使うかもしれない。
逆に安くすませるのも気が引ける。一緒に人生を歩んでいるパートナーへの日。「記念日だから何もしない」じゃあ、ちょっと味気ない。
そこまで特別な日だからこそ「相場」を知りたいのに、世の中には「毎年5万円が平均」みたいなざっくりした数字しかない。自分たちには高すぎる、でも本当にそれが相場なのか。結局、正確な情報なしに決断を迫られている状態が続く。
Annyで6,500件以上のお祝い記念日に携わった経験から、一度きちんと「結婚記念日の予算」について整理し直します。
統計的な相場、年数によって変わる価値観、予算帯別の現実的な選択肢、そして何より「あなたたちにとって丁度いい予算」をどう判断するか。その全部を話していきます。
結婚記念日の予算、みんなどれくらいかけてる?
正直に言うと「統一された相場」は存在しません。Annyで預かる記念日のお祝いは、5,000円の夫婦もいれば50万円超の夫婦もいます。その差は「経済状況」ではなく「人生段階」「二人の価値観」「その年の優先順位」で決まるんです。
年別の傾向から見える「変化」
Annyで記念日を迎えられたお客様の予約データを見ると、興味深いパターンが見えます。
新婚1〜2年目:1万〜2万円の予算帯が最も多い。新居の家具をそろえたり、新婚旅行の余韻が残っていたり、「毎年記念日にお金をかける文化を作る」という意識の段階です。レストランディナー中心、サプライズギフトは控えめ。
3年目〜5年目:予算が二極化します。子どもを計画している夫婦は5,000〜8,000円と抑えめ。一方、子どもを持たない選択をした夫婦や、キャリアが安定した夫婦は2万〜3万5,000円まで上げる傾向。ここからホテル宿泊が登場し始めます。
10年目前後:ここで大きな転換があります。銀婚式(25年)に向けた第一段階として「ちょっと奮発する」という意識が芽生え、3万〜5万円の予算帯が増えます。同時に、子どもが保育園や小学校に入る時期でもあり、「家族で過ごす記念日」へシフトする夫婦も出てきます。
20年目以上:独特の段階です。子どもが自立に向かい始め、親世代の介護が現実的になり、二人だけの時間に向き合う時期。5万〜10万円の予算で「夫婦で旅をする」「ちょっと遠出する」という選択が増えます。
予算を決めるときに無視すべき「一般論」
「結婚記念日は毎年5万円が目安」という話を聞いたことがあるかもしれません。これは、高級ホテル業界や結婚式場が「標準的な消費額」として発表した数字なので、あまり参考にならないんです。
実際には、Annyで預かる記念日の7割は1万5,000円以下。「毎年5万円」なんて、ほぼ誰もやっていません。無視していい数字です。
むしろ意識すべきは「あなたたちは今、人生のどの段階にいるのか」という問いです。新婚と銀婚式の近い夫婦では、優先順位が違います。その違いを認識することが、「丁度いい予算」を決める最初の一歩です。
記念年数別の予算相場
「毎年」と「節目の年」では、実際の予算の決め方が変わります。具体的なパターンを見ていきます。
毎年の記念日(1年目〜):スタンダード予算帯
新婚1年目:1万〜2万円
結婚式を挙げたばかりで、資金的には使い切っている時期です。新居費用や新しい生活用品も揃えている真っ最中。無理をせず、「記念日を祝う」という形式を大事にする段階です。
現実的な使い方は、いいレストランでのディナー(8,000〜1万2,000円)+ちょっとしたギフト(3,000〜5,000円)というバランス。外食がメインで、旅行や高級ホテルはまだ優先順位が低い時期です。
2〜5年目:5,000〜1万5,000円
二人の人生が本格的に動き始める時期。子どもの計画が具体的になったり、キャリアの転機を迎えたり、家をどうするか本気で考え始めたり。結婚当初の「毎年盛大に」という気持ちから、「この家計の中で大事な日だから」という現実的な判断にシフトします。
ここで多い選択肢は、レストラン食事(6,000〜1万円)+ギフトは控えめか省略というパターン。または、食事は簡素にして、その分「夫婦で映画と食事」みたいな時間を大事にする選択も増えます。
この時期、「毎年1万5,000円」という予算を決めて、その範囲でやりくりする夫婦も多いですね。予算が決まると、「その中でいい体験」を設計できるようになります。
6〜10年目:8,000〜2万5,000円
子どもの有無でここから大きく分かれます。
子どもがいる夫婦:5,000〜1万円。記念日は子どもを預けて二人で、というのが理想ですが、現実的には「家族で誕生日みたいに祝う」という選択肢が現れます。食事代は抑えて、その代わり「みんなでケーキを買って、親戚とビデオ通話」みたいな時間が増えます。
子どもがいない、または既に自立した子どもがいる夫婦:1万5,000〜2万5,000円。ここからホテル宿泊が登場し始めます。1泊2日で地方の温泉地に行く、みたいなプラン。レストランだけじゃなく、「体験としての時間」に投資する時期です。
この時期の記念日をAnnyで預かる際、一番多い相談が「毎年同じ金額だから、そろそろ何か違うことをしたい」という声です。10年もたつと、流石に「いい食事」だけじゃ新鮮さがなくなります。
11〜20年目:1万〜3万5,000円
人生で最も「記念日の意味」が立ち上がる時期です。子どもが思春期に入り、親世代との関係も変わり、キャリアもある程度の安定期か転機かのどちらかになっている。そんな中での「二人の関係を確認する日」という意識が強くなります。
予算としては1万5,000〜2万5,000円が中心ですが、この時期から「3泊4日の夫婦旅行」みたいな、本格的な旅に予算を使う層も増えます。食事は高級フレンチではなく、「地元の名物をゆっくり食べる」という質的な変化も見られます。
節目の年の記念日:特別予算帯
記念年数には「特別な年」があります。5年、10年、15年、25年(銀婚式)、30年、40年、50年(金婚式)。これらは「その年だけ奮発する」という文化が成立しています。
5周年と10周年:2万〜5万円
「ここまで一緒に来たんだ」という感慨が強くなる年です。Annyで預かるデータでは、毎年の記念日は1万5,000円の夫婦が、5周年は4万円、10周年は5万円という予算にジャンプするパターンが非常に多いです。
5周年は「結婚生活の最初の区切り」。10周年は「折り返し地点」。その意識が予算に反映されます。
現実的には、1泊2日でホテル宿泊+いいディナー(4万〜5万円)、または2泊3日の近場の温泉旅行。飛行機代を入れると5万〜8万円という使い方も珍しくありません。
15周年:2万〜4万円
10周年ほどの盛り上がりはありませんが、区切りの年としての意識はあります。ここは「毎年の記念日の延長」と「奮発する5周年・10周年」のちょうど中間という予算設定が多いです。
高級レストランでのディナー+1万円程度のギフト、という定番パターンか、または「いつもより少しいい宿に泊まる」という選択肢が増えます。
25周年(銀婚式):3万〜10万円以上
銀婚式は「特別な節目」として、社会的な認識が強い年です。親戚から祝いのメッセージが来たり、子どもが何か企画したり、人生で最も「世の中に認識される記念日」になります。
その影響で、他の年とは全く違う予算設定になる夫婦が大多数。3万〜5万円が一つの目安ですが、「親戚を呼んで食事会」となると10万円を超えることも。また、この年から「旅行」という選択肢が一般的になり、海外旅行を組み合わせる夫婦も現れます。
30周年・40周年:2万〜5万円
銀婚式ほどの社会的盛り上がりはありませんが、区切りとしての意識は残ります。ここからは「夫婦で何か一緒に体験する」ことに予算が向かう傾向が強いです。食事や宿泊よりも「二人で旅をする」「何か新しい場所に行く」という体験性が高まります。
50周年(金婚式):5万〜20万円超
最も社会的に認識される記念日です。親戚や友人、時には孫世代までが関わる記念日になる人も多い。予算としては、銀婚式以上に自由度が高く、「孫たちも一緒に記念撮影」という形式から「夫婦だけで海外旅行」まで、多様な選択肢が見られます。
ここまで来ると、「予算」というより「人生の終盤で何を大事にするか」という価値観の表現になっています。
予算帯別の過ごし方プラン
「相場」がわかったら、次は「その予算で何ができるのか」という現実的な選択肢を確認していく。
5,000円〜1万円:自宅ディナー+ギフト+余韻
この予算帯は「新婚1年目」「子育て真っ最中の時期」「毎年記念日を祝うけど、奮発はしない」という層がメインです。
現実的な配分:自宅でのディナー準備(3,000〜5,000円)+簡単なギフト(2,000〜3,000円)+ちょっとした外での時間(2,000〜3,000円:カフェやドライブ)
自宅ディナーというと「何か大変では」と思うかもしれませんが、実はここに大きな価値があります。新婚の頃のように「一緒に料理を作る」という時間が、付き合った頃の楽しさを思い出させるんです。高級レストランより、「二人で協力して作った料理」の方が、記憶に残ることもあります。
この予算帯で気をつけるポイントは「省く部分を決めること」。全部安くするのではなく、食事は普段より少しいいものを、ギフトは本当に欲しいものを、という配分にすることで「それでも特別感がある」という体験になります。
1万〜3万円:レストランディナー+ギフト+小サプライズ
この帯域が「毎年記念日を祝う夫婦の標準予算」です。Annyで最も多い選択肢。
現実的な配分:レストラン食事(6,000〜1万5,000円)+ギフト(3,000〜5,000円)+サプライズ(2,000〜3,000円:花、シャンパン、デザートなど)
この価格帯のレストランの選び方が大事です。一休やぐるなびで「3,000〜5,000円のコース」を探すと「なんか平凡」という選択肢が多く見えますが、実は「地元のいいお店」「ちょっと知られていない隠れた名店」に目を向けると、驚くほど質の高い食事が見つかります。
その時の「お祝いレストラン予約」のコツは、電話をして「結婚記念日なんです」と伝えることです。すると、多くのレストランが「乾杯のドリンクサービス」「デザートプレートにメッセージ」「テーブルに花」という小さなサプライズを用意してくれます。レストラン側も「記念日=喜んでもらうチャンス」と認識しているので。
Annyでお祝いされたお客様の実口コミでは「レストランから予想外のサプライズが来た」という驚きが、最も記憶に残る要素だと語られています。つまり、この予算帯を選ぶなら「事前にちゃんと連絡する」ことで、体験価値が上がります。
3万〜5万円:ホテル宿泊 or 高級レストラン+ギフト
ここから「体験」の質が変わる予算帯です。
プランA:ホテル宿泊型(3万5,000〜5万円)
- ホテル宿泊1泊(1万5,000〜2万5,000円)
- ホテル内レストランでのディナー(8,000〜1万2,000円)
- ルームサービスか朝食(3,000〜5,000円)
- 小物ギフト(1,000〜2,000円)
地方の温泉ホテルを選ぶと、この予算で本当に快適な体験ができます。東京近郊の箱根、熱海、伊豆で1泊2日を組むと、食事、温泉、景色、時間、全部が満足度の高い記念日になります。
プランB:高級レストラン型(3万5,000〜5万円)
- フレンチやイタリアンのコース(1万5,000〜2万5,000円)
- ペアリングドリンク(3,000〜5,000円)
- ギフト(5,000〜8,000円)
- タクシーとバーで余韻(2,000〜3,000円)
東京なら銀座、丸の内、赤坂のいいレストランで記念日プランを組むと、この予算内に収まります。特に「ペアリングドリンク」を追加すると、食事体験の質が大きく上がります。
この予算帯の大事なポイントは「前日からの準備」です。服装、ヘアスタイル、相手への言葉を考える時間。Annyで預かるお客様の満足度データでは「食事の質」より「その日に向けて二人で準備した時間」が高い評価を得ています。
5万〜10万円:旅行 + 本気のサプライズ
この予算帯から「記念日」が「イベント」から「人生の時間」へと質的に変わります。
現実的なプラン例:
- 移動費(交通費):1万〜2万円
- 宿泊(2泊):2万〜3万5,000円
- 食事(2日分):1万〜1万5,000円
- ギフトとサプライズ:1万5,000〜2万円
- その他(買い物、体験アクティビティ):1万〜1万5,000円
この予算帯で選ばれるのは、泊まり込みで「知らない場所を二人で歩く」という体験。飛行機が必要な地方旅行、2泊以上のホテル滞在、懐石料理や農場のテーブルディナーなど、「日常から完全に離れる」という質感が出てきます。
特にこの予算帯から「子どもが大きくなった夫婦」「キャリアが一段落した夫婦」がいよいよ本格的に「夫婦だけの時間」を設計し始めます。
10万円超:本気の旅 + 人生の時間
銀婚式、金婚式、または「人生で特別な転機」として、まとまった予算を使う段階です。
ここは「予算」の話ではなく「人生設計」の話になります。「毎年やるのではなく、特別な年だから」という認識で、海外旅行(10〜15万円)、リゾートホテル滞在(5泊以上)、思い出の地への帰省旅行、子ども世代との共有体験など、「家計の優先順位を一時的に大きく上げる」という選択肢が現れます。
費用の内訳と配分のコツ
予算帯がわかったら、次は「その中でどう配分するか」というテクニックです。
食事にかける割合:全体の50〜70%
結婚記念日で最も重要な要素は「食事」です。Annyで預かるお客様の満足度データでは、食事の質が全体の体験満足度の6割以上を占めます。
つまり、予算配分で最優先すべきは「食事」なんです。
1万5,000円の予算なら、1万円を食事に使うくらいの気持ちでいい。その代わり、ギフトやサプライズは簡素にする。むしろ、それくらいの割合が「体験として記憶に残る」という結果です。
「自分たちは毎年2万円」と決めた場合、1万2,000〜1万4,000円をレストランに充てて、その中で「ちょっといいお店」を選ぶ。食べたことない料理、想像できない組み合わせ、見た目が美しい盛り付け。そういう「驚き」が食事体験に含まれます。
ギフトの予算目安:全体の15〜25%
ここで気をつけるべきは「毎年同じギフトをする」という習慣を作らないこと、です。
新婚1年目は「結婚指輪に合わせたペアグッズ」(3,000〜5,000円)でいい。5年目は「相手が最近欲しいなと呟いていたもの」(3,000〜8,000円)。10年目は「相手の趣味の高級版」(5,000〜1万円)。
ギフトは「毎年必須」ではなく「その年に相手が本当に欲しいものがあるなら選ぶ」くらいの気軽さがいいんです。Annyで「毎年記念日にギフトをもらっている」というお客様に「ギフトの価値」を聞くと「3年目あたりから『義務』に変わった」と答える人も多いんです。
その代わり、予算の15〜25%は「その年の『ちょっといい何か』に使う」という柔軟性を持つといい。相手が必要としているもの、行きたい場所、欲しい体験。それが「ギフト」の形になるはずです。
サプライズ演出の費用:全体の5〜20%
サプライズ演出って「お金をかけることじゃない」と思っている人が多いですが、実はそこに予算を割くと「体験の質」が上がります。
例えば、レストランで事前に「記念日です」と伝えておく。すると、ほぼ確実にレストランから「乾杯ドリンク」「デザートにメッセージ」「テーブルに花」という加算価値が返ってきます。これは0円のサプライズですが、相手の満足度を大きく上げます。
一方で「花やシャンパンを事前に手配」「パティシエにメッセージケーキを依頼」といったサプライズは、実は3,000〜5,000円程度で実現できます。1万5,000円の予算なら、その中で3,000円を「小さなサプライズ」に使う余裕を持つと、体験価値が一気に上がるんです。
Annyで預かるお客様の実口コミを見ると「予算以上の体験をした」と言う人の大半は「レストランからの予想外のサプライズ」を経験しています。つまり、予算を最大限に活かすコツは「事前の準備」と「相手との共有」なんです。
予算を抑えつつ特別感を出すテクニック
「本当はもっと高い予算を使いたいけど、今年は難しい」という年もあります。そういう時に「それでも特別感を出す」テクニックを3つ紹介します。
テクニック1:レストラン選びに「物語」を組み込む
6,000〜8,000円のコース料理でも「思い出の地で食べる」「結婚式の時に行った店の近所」「昔見かけたけど高くて入れなかった店」という「物語」が加わると、体験が一変します。
Annyで最も満足度が高い「安い予算での記念日」は、こうした「物語のあるレストラン選び」をしている人たちです。値段ではなく「そこに行くまでの会話」「そこで思い出す過去」「そこで交わす言葉」が全部になります。
テクニック2:ギフトを「形あるもの」から「体験」へ
5,000円のバッグより「2,000円のディナーチケット」を2枚もらう方が、人生の解像度が上がります。相手がずっと持ち続けるギフトより「二人で一緒に経験する何か」に予算をシフトすると、記念日の体験価値が上がります。
予算が限られている年は「ギフト3,000円+食事8,000円」ではなく「ギフト1,000円+食事1万円」くらいの配分に思い切ってシフトするといい。または「ギフトなし+食事 + 別の日にカフェ」という「複数回の体験」に分散させるのも効果的です。
テクニック3:ランチ時間を有効活用する
特に都市部では「ディナー6,000円」より「ランチ5,000円+その後カフェ2時間」の方が、時間的な余裕が出たり、その後のドライブや散歩に使えたりします。
予算が限られている時は「高級ランチ+その後のちょっと贅沢な時間」という使い方で、夜間ディナーより満足度が高いこともあります。時間帯を変えるだけで、同じ金額でも体験が変わるんです。
両親・義両親の結婚記念日を祝う場合の予算
「親の結婚記念日を祝う」という立場もあります。この場合、自分たちの記念日とは違う視点で予算を考える必要があります。
親世代へのお祝いの相場
親世代へのお祝いは「子どもから親へ」という関係性が入るので、自分たちの記念日より「少し格上」の選択肢を用意するのが慣例です。
一般的な相場:
- 25周年(銀婚式):1万〜5万円(食事会の企画 or 記念品)
- 50周年(金婚式):2万〜10万円以上(親戚一同での食事会 or 特別な旅行手配)
- 毎年の親の記念日:3,000〜1万円(食事にご招待 or ギフト)
ここで大事なのは「親が好む形」を知ることです。豪華な食事より「孫たちからのビデオレター」が嬉しい親も、高級レストランより「昔よく行ったお店」での食事が嬉しい親もいます。
親世代への記念日お祝いで最も喜ばれるのは「お金」ではなく「時間と手間」です。つまり「子どもたちが計画を立ててくれた」「サプライズをしてくれた」という気持ちの側面が、金額より大きく評価されます。
予算が限られている場合の「手作り感」
親世代へのお祝いが「予算的に難しい」という場合、むしろ「手作り感」が武器になります。
子どもと孫でビデオレターを作る(0円)、昔の写真をアルバムにまとめる(1,000〜3,000円)、親が好きな料理をリサーチして食事プランを立てる(手間)。こうした「予算より手間」のお祝いが、実は親世代に最も喜ばれます。
Annyで親世代のお祝いを預かる際、最も満足度が高いのは「子どもが主体的に計画した1万円以下のお祝い」です。逆に「金銭的に大きなお祝いだが、全部アウトソースされている」というお祝いは、親側が「気持ちが感じられない」と評価することもあります。
結婚記念日の予算と「これからの二人」
ここまで「予算」という数字の話をしてきましたが、最後に一つ、重要な視点がある。
結婚記念日の予算は「その年の二人の人生状況」の現れです。
新婚なら新婚の予算。子育て真っ最中なら、その中での予算。子どもが自立したら、また違う予算。そして銀婚式、金婚式と進んでいく中での予算。
その「変化」を見ることで「二人が一緒に人生を歩んでいる」という事実が立ち上がるんです。
「毎年5万円」という固定予算より「その年に、その夫婦が納得できる予算」を選ぶこと。そして「来年はどうしよう」と一緒に話し合うこと。その会話の中に「結婚記念日の本当の価値」があります。
つまり、予算を決めることって「単なる家計管理」じゃなくて「これからどう一緒に生きていくか」という意思確認なんです。
あなたたちが毎年いくら使おうが、それは「正解」です。大事なのは「その予算を二人で決めたこと」「その予算の中で『特別』を作ろうとしたこと」です。
では、今年の記念日。どんな予算で、どんな過ごし方にしましょうか。
それを一緒に考える時間が、実は最高のお祝いです。
この記事は、Annyのお祝い専門コンシェルジュが、実際にお客様からいただいた声と、お祝いの場に関わってきた経験をもとにまとめています。
記念日をもっと深掘りするなら
予算の全体像がつかめたら、次は具体的な過ごし方やギフト選びへ。Annyの結婚記念日ガイドを合わせてご覧ください。
- 結婚記念日の数え方と年数の意味 — 1年目は何婚式?銀婚式は何周年?記念年数の全体像
- 結婚記念日のプレゼント選び — 予算帯別のギフト選び、相手のタイプ別の選択肢
- 結婚記念日の過ごし方ガイド — 自宅から旅行まで、その年の二人に合わせた過ごし方の設計
- 結婚記念日ディナーレストラン選びのコツ — 予算帯別、シーン別、エリア別のレストラン選定方法
- 両親の結婚記念日の祝い方 — 親世代への記念日お祝いの段取りとギフト選び
結婚記念日のお祝いレストラン・ホテルを探したい方へ
記念日プランを探すよくある質問
Q. 毎年同じ金額を使うべき?
いいえ。むしろ「その年の人生段階に合わせて変える」方が、相手も納得します。子どもが生まれた年は5,000円、子どもが自立した年は2万円。そういう変動性が「二人の人生を一緒に歩んでいる」という確認になるんです。「毎年5万円」と決めすぎると、逆に「義務」感が生まれます。むしろ「その年に力を入れられることに投資する」くらいの気軽さがいい。
Q. 予算がない年はどうする?
「何もしない」という選択肢も、実はありです。全く何もしないのではなく「今年は家でゆっくり過ごそう」「自分たちで料理作ろう」という形で「記念日の気持ちは保つ」というパターンも珍しくありません。大切なのは「記念日という日を忘れない」という気持ちであって「毎年お金を使うこと」ではないんです。
Q. ギフトは毎年必須?
必須ではありません。むしろ「その年に本当に欲しいものがあるなら選ぶ」くらいの気軽さがいい。5年連続ギフトをもらっていた人が「ギフトもらうプレッシャー」を感じるようになったと語ることもあります。その代わり「ギフトより一緒の時間」「ギフトより食事」と柔軟に考えるといい。
Q. 子どもがいると記念日を祝いづらい。どうする?
「子どもと一緒に祝う」と「子どもを預けて祝う」の両立です。毎年は「子どもと家でケーキ」だけど、5周年や10周年は「子どもを親に預けて二人で」みたいなメリハリを作ると、両立できます。子どもがいても「親の関係性を祝う時間」は絶対に必要です。その時間が、実は子どもに対する親の関係性への信頼感を作るんです。
Q. 相手が「予算なんか関係ない」と言ったら?
むしろその発言こそが「気持ちの表現」です。「予算に見えていない」ということは「あなたがいくら使おうが、その時間が大事」という意味です。逆に言えば「5,000円のお祝いでも記念日を忘れなかったこと」が何より大事ということです。予算額に一喜一憂するのではなく「一緒に時間を過ごす」という基本に立ち返るといい。
Q. 付き合い始めと結婚後で記念日の感覚が変わった。普通?
完全に普通です。むしろ当然です。付き合い始めは「ドキドキ」「サプライズ」「驚き」の要素が記念日の価値だったのに対し、結婚後は「安心」「信頼」「一緒さ」という要素が記念日の価値になります。感覚が変わるのは「関係が成熟した」という証拠です。その代わり「毎年同じパターン」から脱することが大事。感覚が変わったなら、その変化に合わせて記念日の過ごし方も変えるといい。
Q. 記念日で無理して奮発すると、他の月が厳しくなる。
無理は禁止。「その月の家計で」という縛りが大事です。記念日を大事にしたいという気持ちは分かりますが、その月全体の家計バランスを崩してまで奮発する必要はありません。むしろ「毎月無理なく続けられる額」を決めて「その中で最大限の工夫」をする方が、長期的には続きます。5周年は5万円、10周年は3万円、みたいに「その時の経済状況に合わせて変動させる」という柔軟性を持つといい。
Q. 同期の夫婦が毎年高級ホテルで祝ってると聞いて、うちも同じくらいやるべき?
他人の家計と比べる必要は全くありません。「うちには無理」と思ったら、無理はしない。その代わり「うちたちにとって最高の記念日」を設計する。夫婦によって価値観は違います。ホテル派もいれば、自宅派もいます。その違いを認識することが、夫婦関係にとって最も大事です。
