顔合わせは2時間半から3時間が目安。新郎側が15分前に到着し、挨拶・乾杯・食事・記念撮影・お開きの順に進めます。段取りが見えていると、気持ちに余裕が生まれます。
両家顔合わせとは、結婚が決まったふたりの家族が初めて正式に対面する食事会です。到着から挨拶、乾杯、食事中の会話、記念撮影、お開きまで、一連の流れを事前に把握しておくことで、当日を安心して迎えられます。
顔合わせ当日、何から始めるか、どう進めるか。両家が集まる大切な時間だからこそ、段取りが見えていると、気持ちに余裕が生まれます。
このガイドでは、到着からお開きまで、顔合わせ当日の全体像を時系列で解説します。事前にこの流れを頭に入れておくことで、当日は「次は何をしよう」と迷わず、両家の親御さんとの時間を心から楽しめるようになります。
顔合わせ当日の全体タイムライン
顔合わせは一般的に2時間半から3時間程度の時間軸で進みます。レストランの営業時間や予約枠の制約があるため、事前に確認した時間枠の中で、この流れを当てはめていくことになります。
タイムラインの全体像
| 時刻 | 進行内容 | 所要時間 |
|---|---|---|
| 予約時間 - 15分 | 新郎側の両親と新郎が先着 | 15分 |
| 予約時間 | 新婦側の両親が到着。席に着く | 5分 |
| 予約時間 + 5分 | お互いの紹介。乾杯までの雑談 | 10〜15分 |
| 予約時間 + 20分 | 乾杯 | 5分 |
| 予約時間 + 25分 | 食事が始まる。会話を楽しむ | 60分 |
| 予約時間 + 85分 | 記念撮影のタイミング / 婚姻届確認など | 10〜15分 |
| 予約時間 + 100分 | デザート・コーヒー。最後の会話 | 30分 |
| 予約時間 + 130分 | お開き。会計・お見送り | 10分 |
この流れは一般的な目安です。レストランによって、あるいは両家の雰囲気によって、前後することはもちろんあります。ただ、これくらいの時間配分で考えておくと、慌てることなく進められます。
開始前にやること|到着から席に着くまで
顔合わせが成功するかどうかは、実は序盤の10分で大きく決まります。両親が集まった最初の瞬間をどう迎えるか。それが全体の雰囲気を決めるのです。
新郎側の両親と新郎は予約時間の15分前に到着
「両家が一緒に到着すると、気まずい」という気遣いから、新郎側が先に着く慣習が生まれました。15分前着を目安に、新郎側の両親と新郎で先に席に着きます。
到着したら、ホールスタッフに「予約時間の前に着きました。新郎側の家族です」と伝えます。多くのレストランでは、すでに顔合わせ専用のテーブルが用意されているはずです。席に着いたら、荷物を預けて、落ち着いた雰囲気を作ります。
このときに新郎の両親から「今日の流れについて、事前に打ち合わせはありましたか」とスタッフに確認するのも良い方法です。実際、Annyで顔合わせをされた方からも、「仲居さんから当日の流れを再確認するためのプチ打合せをしたいとのこと。段取りについて再確認できたので、心強かったです」という声をいただいています。スタッフ側も顔合わせの経験が豊富なので、不明な点があれば気軽に相談してみてください。
新婦側の両親が到着したら、立って迎える
新婦側の両親が到着した時刻が、本当の意味での「顔合わせのスタート」です。新郎側の家族全員が立って、入口近くで両親をお迎えします。
握手をしたり、軽く頭を下げたり。初めて会う場合がほとんどなので、ぎこちなさはあって当たり前。その緊張感のなかに、「大切な場面を迎えている」という空気感が生まれます。
新婦側の両親も、どことなく緊張した表情で到着することがほとんど。そこで「今日はお越しいただきありがとうございます」という一言と、笑顔があれば十分。その言葉と表情のなかで、「この家族と繋がるんだ」という実感が湧き出すのです。
席順はあらかじめ確認しておく
顔合わせの席順は、一般的には以下のようなパターンが定番です。
窓側に新郎の父と新郎の母、中央に新郎と新婦、通路側に新婦の父と新婦の母。あるいは、より親密感を出すために、上座下座を気にせず、新郎新婦を中心に配置することもあります。新郎の母と新婦の母を隣り合わせに、新郎の父と新婦の父を隣り合わせにするパターンです。
いずれにせよ、レストランのスタッフが顔合わせの経験から「このように配置するのが一般的です」と提案してくれるはず。事前に新郎と新婦で「どういう座り方がいいか」を話し合っておくことで、当日の進行がスムーズになります。
小さなお子さんがいる場合は、お子さんをどこに配置するか、あるいは別途ハイチェアを用意するか、なども事前に相談しておくといいでしょう。
挨拶と自己紹介|最初の5分が全てを決める
両親が揃って席に着いたら、いよいよ挨拶と自己紹介です。このパートが、その後の2時間の空気感を作ります。
新郎の父が最初に挨拶するのが一般的
「本日はお越しいただきありがとうございます。」
この一言で、新郎側の父親が主導権を持つ形で始まることが多いです。新郎の父親が、本日集まった理由と、これからの関係構築への期待を、短く話します。1分程度で十分。長々と話してしまうと、逆に空気が重くなってしまいます。
続いて新婦の父親が、同様に挨拶をします。ここでも、「本日は機会をいただき、ありがとうございます。これからよろしくお願いします」くらいのシンプルな言葉で構いません。
新郎新婦から感謝の言葉を
両親の挨拶の後、新郎と新婦が立ち上がって、簡単に挨拶をするのが流れです。
新郎から:「本日は両親の時間を作っていただき、ありがとうございます。これからは○○さんの家族の一員として、大切にしたいと思っています。今日は、どうぞよろしくお願いします。」
新婦から:「○○さんのご両親にお会いできて、嬉しい気持ちです。今日は色々とお話しできればと思います。よろしくお願いします。」
どちらも、飾らない、等身大の言葉で構いません。むしろ、原稿を読むような硬い言い回しより、自然な語調の方が、両親の心に届きます。
簡単な自己紹介で親近感を作る
挨拶が済んだら、両親の自己紹介の時間です。新郎の父、新郎の母、新婦の父、新婦の母の順番で、30秒から1分程度ずつ、自己紹介をします。
内容としては、名前、仕事(もしくは退職している場合は元の仕事)、趣味や家族のこと、子どもたちへの思い、など。肩肘を張らず、等身大の言葉で構いません。
こうした自己紹介をすることで、単なる「新郎新婦を繋ぐ親」という関係性から、「個性ある人間同士」という認識へ移ります。それが、その後の会話を弾ませる大きなきっかけになっていくのです。
乾杯|雰囲気を盛り上げるターニングポイント
挨拶と自己紹介が終わったら、いよいよ乾杯です。このタイミングで、「顔合わせが本当に始まる」という切り替わりが起こります。
乾杯の音頭は新郎の父が取ることが多い
「では、これからの新郎新婦の人生を祝して、乾杯したいと思います。」
新郎の父親が立ち上がり、短く乾杯の言葉を述べて、音頭を取ります。グラスを持つのは、全員。アルコールが苦手な人には、ジュースやウーロン茶が用意されているはずです。
乾杯の言葉も、長すぎないのがコツです。15秒程度で十分。「二人の幸せを願って」「これからの人生を祝して」という基本的な言い回しで、みんなの心がひとつになります。
グラスを合わせる際の作法
乾杯の音頭が終わったら、グラスを合わせます。このとき、年上の人(両親)のグラスより下の位置に自分のグラスを合わせるのが作法です。特に顔合わせでは、新郎新婦が両親より下の位置に合わせるのが、自然で丁寧に見えます。
実際には、それほど厳密に気にする必要はありませんが、「年上の人を尊重する」という意識が表れるので、覚えておくといいでしょう。
グラスを合わせたら、「乾杯」と声を揃えて、一口飲みます。このとき、両親の目を見ながら飲むと、より一体感が生まれます。
食事中の会話のコツ|2時間を気持ちよく過ごすために
乾杯の後は、いよいよ食事が始まります。ここからが、両家の親御さんが「どんな家族か」「どんな考え方を持っているか」を知る、最も大切な時間です。
会話の流れは「広く浅く」から「深く」へ
食事の最初は、両親が互いについて知らないことばかりです。だから、最初は広く浅い会話から始めるのがコツです。
仕事のこと。出身地のこと。趣味のこと。子ども時代のこと。兄弟姉妹のこと。こうした「相手を知るための基本情報」を、笑いを交えながら交換していきます。
新郎の父親と新婦の父親が、仕事の話で盛り上がる。新郎の母と新婦の母が、子育ての話で笑い合う。こうした「世代別の会話」が自然に生まれることで、両家が「一つの家族」へ近づいていきます。
30分、45分と時間が経つにつれて、会話は段々と深くなっていきます。将来への不安。子どもたちへの願い。人生の選択について。こうした、より本質的な話題へ移っていくのです。
会話を弾ませるために新郎新婦がやることは、「聞き役に徹する」こと
新郎新婦は、「親たちの会話を促進する係」だと思うといいでしょう。親たちが話している間、新郎新婦は、食事をしながら、その会話に耳を傾け、時々質問を挟む。
新郎から新婦の父親へ:「お父さんの仕事は、やりがいは何ですか?」
新婦から新郎の母へ:「新郎が子どもの頃は、どんな子だったんですか?」
こうした質問をすることで、両親はさらに話しやすくなり、新郎新婦はパートナーの親たちをより深く知ることができます。
避けるべき話題
いくつか、顔合わせでは避けた方が無難な話題があります。
政治・宗教 ── 家族によって信仰や政治的な立場が異なります。初対面の場で、こうした深い部分に触れると、予期しない対立が生まれることもあります。両家の親御さんが政治の話を始めても、新郎新婦は別の話題へ自然に切り替えるのが無難です。
金銭・収入 ── 「お給料はどのくらい?」「家は購入ですか、賃貸ですか?」といった直接的な金銭の話は、日本の文化では避けられることが多いです。将来の家計管理について、必要な相談は後から、新郎新婦だけで親と話す方がスムーズです。
健康上の問題・病歴 ── 誰かが持病を持っていたり、過去に医学的な問題があったとしても、初対面の場では触れないのが無難です。信頼関係ができた後に、必要に応じて話せば十分です。
前の恋人・過去の恋愛 ── 新郎新婦が以前、他の人と付き合っていたという話題も、顔合わせでは不要です。今の関係に焦点を当てましょう。
兄妹・兄弟との比較 ── 「○○さんのお兄さんはどうしているの?」という比較的な質問は、時に相手を不快にさせることがあります。個人個人を尊重する姿勢を大切にします。
食事の進め方と、スタッフの動き
食事が進むにつれて、レストランのスタッフが料理の説明をしたり、次のコースへ進めたり、飲み物を注いだりします。このとき、親御さんたちの会話を邪魔しないよう、スタッフは気を配っているはずです。
Annyで顔合わせをされた方からは、「歓談中も自然に料理や飲み物の入れ替えをしていただいたことで、気持ちよく食事ができました」というお声をいただいています。これは、レストラン側の配慮があってこそ。もし、スタッフの対応について「良かったな」と思ったことがあれば、その場でお礼を伝えるのも、思いやりです。
記念撮影|この瞬間を残す
食事も進み、会話も弾んできた頃合い。記念撮影をするタイミングが来ます。
タイミングは食事の中盤から終盤へかけて
一般的には、メインディッシュが済んで、デザートが出る前くらいが、記念撮影の最適なタイミングです。なぜなら、ここまで来ると、両家の親御さんたちの表情がリラックスしているからです。
食事の最初は、多少の緊張が残っていますが、1時間ほど会話を重ねることで、心が開いていきます。その「心が開いた状態」を写真に残すことができるのが、この時間帯なのです。
記念撮影は複数パターンで
一度だけの撮影ではなく、いくつかのパターンで撮っておくのがコツです。
全員での集合写真 ── 両親、新郎新婦の6人が揃っての1枚。これが、最も記念になる写真です。
親たちだけの写真 ── 新郎側の両親と新婦側の両親が一緒に写った写真。後々、親御さんたちが「この時代の思い出」として見返すことになる1枚です。
新郎新婦だけの写真 ── レストランの景色を背景に、新郎新婦の2ショット。家族が見守る中での、清々しい表情が写ります。
テーブル全体を上からの写真 ── スマートフォンを上手く活用すれば、テーブル全体を上から撮ることもできます。食事風景と、その雰囲気を一枚の写真で記録できます。
多くのレストランでは、スタッフが「写真をお撮りしましょうか」と声をかけてくれます。これは顔合わせの経験が豊富だからこそ。その申し出を受けて、複数パターンで撮ってもらうのがいいでしょう。
実際、Annyで顔合わせをされた方からは、「記念撮影を対応してくださったり、花束のオプション対応してくださったりと、終始サポートいただき、安心して進めることができてとても助かりました」というお言葉をいただいています。
スマートフォンではなく、プロに撮ってもらう選択肢も
もし「この瞬間をプロに撮ってもらいたい」という場合は、出張フォトグラファーを手配することもできます。30分程度の撮影で数万円というのが相場ですが、一生の思い出を確実に形に残せるという点では、検討の価値があります。
レストラン側に事前に「フォトグラファーが来ます」と伝えておけば、撮影しやすい環境を整えてくれます。
婚約記念品の交換|するかしないか、タイミングは
顔合わせで「婚約記念品(指輪やネックレスなど)を交換する」というケースがあります。その場合の進め方を押さえておきましょう。
婚約記念品の交換は、必須ではない
まず、婚約記念品の交換は、「絶対にしなければならない」ものではありません。新郎新婦の考え方や、経済的な事情によって、「交換しない」という選択肢も、もちろんあります。
「婚約記念品は欲しい」「でも高額になるのは避けたい」という場合は、ネックレスや時計など、比較的手頃な価格のものを選ぶことも多いです。あるいは、「婚約指輪は既に用意してあるから、顔合わせでの交換は不要」という判断もあります。
交換する場合は、記念撮影と同時に
もし婚約記念品を交換する場合は、記念撮影のタイミングと一緒に進めるのが自然です。記念撮影をする時に、その中で「品物の交換の瞬間」も一緒に撮ることになります。
交換の進め方は、新郎から新婦へ品物を手渡す。その後、新婦から新郎へ品物を手渡す。といった具合です。両親も見守る中で、一つの式典のような雰囲気が生まれます。
スタッフに「交換があります」と事前に伝える
もし婚約記念品の交換を予定しているのであれば、レストランに事前に伝えておくといいでしょう。タイミングを合わせてくれたり、写真を撮ってくれたり、演出を助けてくれたりします。
Annyで顔合わせをされた方からは、「事前にメールで流れやプレートのメッセージなど、打ち合わせさせていただきました。当日も婚姻届の記入の際にペンと朱肉を用意くださったり、記念撮影を対応してくださったり」というお声をいただいています。こうした細かい配慮は、事前の相談があってこそ成り立つのです。
婚姻届への署名|当日サインするかどうか
婚姻届の署名を顔合わせ当日に行う場合もあります。これは、両家の親御さんが一堂に会する貴重な機会を活用するからです。
婚姻届は、証人の署名が必要
婚姻届を役所に提出する際、証人2名の署名が必要です。顔合わせの場で、親御さんたちに実際に署名していただくことで、「両家が一緒に新しい関係を始める」という実感が生まれます。
スタッフに「婚姻届があります」と事前に伝える
婚姻届の署名を顔合わせで行う場合は、レストランのスタッフに事前に伝えておくといいでしょう。ペンと朱肉を用意してくれたり、タイミングを見計らってくれたりします。
先ほどの口コミでもありましたが、「婚姻届の記入の際にペンと朱肉を用意くださったり」というサポートは、事前の打ち合わせがあってこその配慮です。
署名は記念撮影の後に
記念撮影が終わった後、デザート・コーヒーの時間に、婚姻届の署名を進めるのが流れです。落ち着いた雰囲気の中で、親御さんたちに落ち着いて署名していただけます。
署名が済んだら、その婚姻届を大切に保管しておきます。後ほど、役所に提出する際に使います。
デザート・コーヒー|最後の時間を大切に
食事も終わり、記念撮影や婚姻届の署名も済んだら、最後のコース、デザートとコーヒーの時間です。
最後の30分は、会話が最も弾む時間
ここまで来ると、両家の親御さんたちの心が完全に開いています。緊張感は完全に取れて、笑顔が増え、会話も弾みます。実は、この最後の30分が、顔合わせの中で最も「本当の関係」が築かれる時間です。
新郎新婦は、ここでの親たちの会話を、よく観察してください。「この親たちは、これからいい関係が築けそうだな」という確信が、この時間に生まれるからです。
スイーツの時間を有効活用する
デザートが出たら、その食べ方や味について、会話を広げるのもいいでしょう。
「このデザート、どうですか?」「おいしいね。センスがいいレストランだ」
こうした日常的で些細な会話のなかに、その人の人となりが現れます。食べ物への反応、言葉の選び方、笑い方。全てが、新郎新婦が「この親たちと、今後どう付き合っていくか」を知るための情報になっていくのです。
お開き|締めくくりの言葉と感謝
予約時間の終わりが近づいてきたら、いよいよお開きの時間です。
誰が締めの挨拶をするか
お開きの挨拶は、一般的には新郎の父親、もしくは新郎が行います。両親に感謝を述べ、これからの関係を約束し、その場を締めくくります。
新郎の場合:「本日は、両親の時間を作っていただき、本当にありがとうございました。このような時間を共に過ごせて、嬉しい気持ちです。これからは、○○さんの家族の一員として、大切にしていきたいと思います。本日は、ありがとうございました。」
新郎の父親の場合:「本日は、顔合わせの機会をいただき、ありがとうございました。○○君と○○さんの前途を祝して、これからも両家で良い関係を築いていきたいと思います。本日は、ありがとうございました。」
どちらでも構いませんが、新郎が話すことで、「新郎が家族として覚悟を決めている」というメッセージが強く伝わります。
両親のお見送り
お開きの挨拶が終わったら、新郎新婦が両親をお見送りします。入口まで一緒に行き、「本日はありがとうございました」と一言、手を合わせて感謝を伝えます。
ここで、親たちがどんな表情で帰っていくか。その表情が、顔合わせの成功を物語ります。満足げな顔つきで、笑顔のまま去っていく親たちの背中は、新郎新婦にとって、この上ない安心感へと変わるのです。
顔合わせの所要時間|一般的な目安は2時間半から3時間
顔合わせの全体の流れを述べてきました。最後に所要時間について改めて整理しておきましょう。
2時間半が最短、3時間がちょうど良い目安
到着から挨拶、乾杯、食事、記念撮影、デザート、お開きまでを経験する場合、一般的には以下のような時間配分になります。
- 挨拶・自己紹介: 10〜15分
- 乾杯: 5分
- 食事: 60〜75分
- 記念撮影・婚姻届署名: 15分
- デザート・コーヒー: 20〜30分
- お開き: 5分
合計: 約2時間半から3時間
レストランの営業時間や次の予約の関係で、「2時間半で終える」というケースもあれば、「ゆっくり3時間かけたい」というケースもあります。事前に、レストランに「予定時間は何時までか」を確認しておくことが大切です。
時間が押しているときの対処法
もし会話が弾んで時間が押しているようであれば、スタッフに相談することが大切。「少し延長してもいいか」という相談に、レストランは柔軟に対応してくれることがほとんどです。
逆に「もう終わりたい」という空気が出ているなら、新郎新婦がそれを察知して、スムーズに終わりへと導く配慮も必要。
よくある質問
Q. 両親が到着した時、何と言って迎えたらいいですか?
「お疲れ様です」「ようこそ」など、自然な言葉で構いません。初めて会う場合は、「お会いできて、嬉しいです」という一言が相手の心を開きます。肩肘を張った敬語より、等身大の言葉遣いのほうが、相手も緊張をほぐしやすくなるのです。
Q. もし会話が途切れてしまったら、どうしたらいいですか?
会話が途切れるのは、実は自然なこと。そういう時は、無理に話そうとせず、食事をゆっくり味わう時間として捉えるのもいいでしょう。また、スタッフが次のコースを持ってきたり、料理の説明をしたりするタイミングが、会話を促すきっかけになることが多いです。それでも「沈黙が辛い」と感じるなら、新郎新婦が「この料理、おいしいですね」「お父さん、どうですか?」と軽い質問を投げかけることで、また会話が動き出すもの。
Q. 手土産は、食事の前に渡すべきですか、後に渡すべきですか?
手土産は、到着してすぐに渡すのが一般的。席に着く前、まだ立っている時に、「本日はお越しいただきありがとうございます。つまらないものですが」と一言添えて手渡します。レストランのスタッフが預かってくれることがほとんどなので、わざわざ食事中に気にかけることはありません。
Q. 子どもを連れて行ってもいいでしょうか?
子どもを連れていくかどうかは、新郎新婦と両親で事前に相談して決めます。小さな子どもがいる場合、レストランは子ども向けのメニューやハイチェアを用意してくれることもあります。事前に「子どもを同伴したい」と伝えておくことで、スムーズに対応してもらえます。ただし、顔合わせは「両家の親御さん同士が知り合う」ことが第一の目的。子どもがいることで親たちの会話が分断されないよう、配慮が必要です。
Q. 予約時間に遅れそうになったら、どうしたらいいですか?
遅刻しそうな場合は、すぐにレストランに電話して、その旨を伝えます。「申し訳ありません。15分ほど遅れる見込みです」と連絡することで、レストラン側も対応を調整できます。また、新郎の両親が先に着いている場合は、新郎新婦から直接連絡して、「遅れる」という報告をします。予期しない遅刻より、事前の連絡がある方が、その後の対応がスムーズです。
Q. 顔合わせの後、親たちを駅まで送らなければなりませんか?
送るかどうかは、親たちの住む場所や交通の便によります。レストランから駅が近い場合や、親たちが「自分たちで帰ります」と言う場合は、無理に送る必要はありません。ただし、遠い場所から来ている親たちや、夜遅い時間帯の場合は、駅まで送ったり、タクシーを呼んであげたりするのが、思いやりです。
Q. 顔合わせの翌日、親たちにお礼のメッセージを送るべきですか?
顔合わせの翌日には、新郎新婦から、それぞれの親たちに、お礼のメッセージを送るのが礼儀です。メールでもLINEでも構いません。「昨日はありがとうございました。○○さんのご両親にお会いできて、嬉しかったです」というシンプルなメッセージで十分。このお礼のメッセージが、両家の親たちの心をさらに近くします。
Q. 顔合わせで意見が割れた場合はどうしたらいいですか?
顔合わせは「知り合う場」であり、「すべてを決める場」ではありません。意見が割れたとしても、当日は「そういう考え方もあるんだな」と相手の姿勢を受け止めるのが無難。具体的な決定事項(結婚式の規模、新居の場所、結婚式の日取りなど)は、その後、新郎新婦と両親で改めて話し合う時間を持つことで、トラブルを避けられます。
Q. 服装について、何か気をつけることはありますか?
顔合わせの服装は「清潔感がある」「少し格式がある」という2点が基本。新郎新婦は親たちより少しカジュアルでも構いませんが、親たちは「まあまあ格式がある」と感じる服装を選ぶことが多いです。詳細は服装ガイドを参考に。事前に「どのくらいの格式で」と親たちに相談しておくことで、服装選びで迷うことがなくなります。
Q. 顔合わせの写真は、SNSに投稿してもいいですか?
親たちがSNS投稿を快く思わない場合があるため、事前に親たちに「写真をSNSに載せてもいいか」と確認するのが無難。「家族だけで楽しみたい」という親たちもいれば、「ぜひ投稿してほしい」という親たちもいます。親たちの気持ちを尊重するのが何より大切。
顔合わせを終えた後の流れ|次のステップへ
顔合わせが無事終わったら、新郎新婦にとっての次のステップは、本格的な結婚式の準備へ向かいます。
顔合わせで見えてくる、親たちの本音
顔合わせを通じて、新郎新婦は、親たちが「結婚式に何を望んでいるか」「今後、どんな関係を築きたいと思っているか」を、ある程度感じ取ることができます。
その感覚を大切にして、結婚式の企画や、新居選び、その後の人間関係の構築へ向かっていくことが、成功への近道です。
手土産の準備の重要性
ちなみに、顔合わせで手土産を持参することの重要性についても、改めて触れておきます。手土産は、単なる「物」ではなく、「相手を尊重する気持ち」の表れ。
どんな手土産を選ぶか悩むなら、手土産ガイドを参考に。選び方のコツが満載です。
親たちとのコミュニケーション
顔合わせを終えた後も、親たちとのコミュニケーションは続きます。結婚式の日取り、新居の場所、親からの援助金の有無、など、話し合うべき事項がまだたくさんあります。
顔合わせで構築した信頼関係をもとにして、こうした話し合いを進めていくことが、結婚への道を円滑にするのです。
顔合わせを成功させるための最後のチェックリスト
ここまで、顔合わせ当日の全体的な流れを述べてきました。最後に、実際に顔合わせを迎える際に確認すべき、チェックリストを提示します。
事前準備(1週間前)
- レストランへの電話で「当日の流れ」を確認する
- 両親に「予約時間」「場所」「服装の格式」を伝える
- 手土産を購入する(地元の特産品やお菓子が無難)
- 子どもを連れていく場合は、レストランに伝える
- 婚姻届に署名をもらう場合は、事前にレストランに伝える
- 記念撮影をする場合は、その旨をレストランに伝える
当日(到着30分前)
- 新郎側の両親と新郎が先に到着(予約時間の15分前)
- 荷物をスタッフに預ける
- トイレを済ませる
- 服装、髪形を整える
当日(新婦側の両親の到着時)
- 全員が立って出迎える
- 握手や軽い頭を下げて挨拶
- 席に着く
当日(乾杯まで)
- 新郎の父親が挨拶
- 新婦の父親が挨拶
- 新郎新婦が感謝の言葉を述べる
- 両親が簡単に自己紹介(30秒〜1分ずつ)
- 乾杯の音頭(新郎の父親)
当日(食事中)
- 親たちの会話を聞き役で促進
- 自然な流れで質問を挟む
- 避けるべき話題に触れない
- スタッフの対応が良かったら、感謝を伝える
当日(食事後)
- 記念撮影(複数パターン)
- 婚姻届の署名(予定していれば)
- デザート・コーヒーの時間を楽しむ
当日(お開き)
- 新郎もしくは新郎の父親が締めの挨拶
- 両親をお見送り
翌日以降
- 両親にお礼のメッセージを送る
- 撮った写真を両親と共有する
- 結婚式の準備へ向かう
このチェックリストを頭に入れて、顔合わせの当日を迎えることで、大きな不安は取り除かれるはずです。
顔合わせは、二つの家族が初めて一堂に会する、とても大切な時間です。初めてだからこそ、緊張もあるでしょう。上手くいくかどうか、不安に思うこともあるでしょう。
ですが、新郎新婦が「親たちを尊重する気持ち」を大切にして、その場に臨めば、親たちもそれを感じ取ります。親たちも、「子どもたちの幸せを願う気持ち」を抱いて、その場に向かうのです。
そうした「気持ち」が交わることで、初対面の堅さが溶けはじめ、やがて「一つの家族」という感覚へと変わっていく。それが顔合わせの本質です。
まあ、顔合わせの段取りって、考えるのが一番楽しいんですけどね。当日を迎える前の期待感、そして当日の新しい出会い。その全てが、新郎新婦にとって、人生の大切な思い出になります。
記事を読みながら「やっぱりレストランのプロに任せたい」と思ったら、oiwai.anny.giftでは、顔合わせに特化した厳選レストランを紹介しています。店舗スタッフは顔合わせの経験を積み重ねているので、当日の流れについても気軽に相談できます。
親たちとの新しい関係を、心地よく始める。その第一歩が、顔合わせです。
この記事は、Annyのお祝い専門コンシェルジュが、実際にお客様からいただいた声と、お祝いの場に関わってきた経験をもとにまとめています。
関連記事
顔合わせにぴったりのレストランを探す
顔合わせレストランを探す