七五三は11月15日が正式日。現代は10月から11月の土日を中心に、家族の都合に合わせて柔軟に行う家庭が多いです。
2026年の11月15日は日曜日。ただし六曜は仏滅にあたります。大安の土日は10月25日(日)・10月31日(土)・11月22日(日)・11月28日(土)の4日だけです。
七五三とは、3歳・5歳・7歳の節目に子どもの健やかな成長を神社で祈願する日本の伝統行事です。正式な日は毎年11月15日ですが、現代では前後の土日祝や10月に行う家庭も多く、11月の参拝ピーク期を避けながら家族全員がそろう日を選ぶのが一般的なスタイルになっています。
「七五三っていつやるの?」と聞かれて、すぐに答えられる人は意外と少ないものです。11月15日だとは知っていても、仕事の都合や祖父母のスケジュール、衣装の予約状況まで考え始めると、「いったいいつが正解なんだろう」と迷ってしまう。
このガイドでは、七五三の時期選びに必要な情報をひとまとめにしました。正式な日付の由来から、2026年の土日祝カレンダー、六曜の基本知識、数え年・満年齢の選び方、さらに早めに行くメリットと遅めに行うメリットまで。読み終えるころには、「うちはこの日に決めよう」と気持ちが固まるはずです。
11月15日が正式日になった理由
七五三の日付が11月15日に定まった背景には、いくつかの説があります。最も広く知られているのは、旧暦の11月が収穫を終えた「実りの月」であり、その月の満月にあたる15日に感謝と祈願を行ったという説です。また徳川徳松(5代将軍綱吉の長男)の健康祈願が旧暦11月15日に行われたことで、武家社会から庶民へと広がったという説も残っています。
現代の日本では旧暦・新暦の違いから「11月15日」という日付だけが残り、その日に参拝しなければならないという厳密なルールはありません。神社によっては10月から12月上旬にかけて七五三祈祷を受け付けていますし、地域の神社に確認すれば受付期間を教えてもらえます。
「15日に行けなかったら意味がない」という心配は不要です。大切なのは、子どもの成長を家族で祝い、神社に感謝の気持ちを届けること。その本質は日付が変わっても変わりません。
2026年の七五三時期カレンダー
2026年の七五三シーズンに当たる10月・11月の土日祝をまとめました。家族の予定を組む際の参考にしてください。
2026年10月の土日祝と六曜
| 日付 | 曜日 | 六曜 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 10月3日 | 土 | 赤口 | |
| 10月4日 | 日 | 先勝 | 午前参拝向き |
| 10月10日 | 土 | 先勝 | 午前参拝向き/3連休の初日 |
| 10月11日 | 日 | 先負 | 午後参拝向き |
| 10月12日 | 月 | 仏滅 | スポーツの日(祝日) |
| 10月17日 | 土 | 先負 | 午後参拝向き |
| 10月18日 | 日 | 仏滅 | |
| 10月24日 | 土 | 仏滅 | |
| 10月25日 | 日 | 大安 | 10月で唯一の「大安の日曜」 |
| 10月31日 | 土 | 大安 | 10月で唯一の「大安の土曜」 |
2026年11月の土日祝と六曜
| 日付 | 曜日 | 六曜 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 11月1日 | 日 | 赤口 | |
| 11月3日 | 火 | 友引 | 文化の日(祝日)/11月で唯一の「友引の祝日」 |
| 11月7日 | 土 | 赤口 | |
| 11月8日 | 日 | 先勝 | 午前参拝向き |
| 11月14日 | 土 | 先負 | 午後参拝向き |
| 11月15日 | 日 | 仏滅 | 七五三 正式日 |
| 11月21日 | 土 | 仏滅 | 3連休の初日 |
| 11月22日 | 日 | 大安 | 3連休の中日。2026年で最も予約が集中しやすい日 |
| 11月23日 | 月 | 赤口 | 勤労感謝の日(祝日) |
| 11月28日 | 土 | 大安 | 11月で唯一の「大安の土曜」 |
| 11月29日 | 日 | 赤口 |
2026年は11月15日が日曜日です。正式日と休日が重なるため、この日に参拝を希望する家庭が集中します。人気神社では祈祷の予約が数ヶ月前から埋まることも珍しくないので、11月15日を狙う場合は早めに神社へ問い合わせてください。
混雑を避けたい場合は、10月の土日か、11月でも15日以外の週末を選ぶのが現実的な対策です。
2026年、大安・友引にあたる土日祝は5日だけ
10月から11月の土日祝を六曜で絞り込むと、大安・友引に重なる日はこれだけになります。
| 日付 | 曜日 | 六曜 | この日の性格 |
|---|---|---|---|
| 10月25日 | 日 | 大安 | 七五三シーズンの入口。神社も衣装も余裕がある |
| 10月31日 | 土 | 大安 | 10月最後の土曜。前撮りと参拝を1日にまとめやすい |
| 11月3日 | 火 | 友引 | 文化の日。祝日なので、両親が有休を使わずに家族がそろう |
| 11月22日 | 日 | 大安 | 3連休の中日。最も競争が激しくなる1日 |
| 11月28日 | 土 | 大安 | ピークが過ぎた後の大安。紅葉が背景に入る |
2か月で5日。しかもそのうち3日が11月に集中します。「大安の週末に、家族全員がそろって、希望の神社と衣装が空いている」という条件を全部満たそうとすると、動き出しが遅いほど選択肢が消えていきます。大安にこだわるご家庭ほど、夏のうちに神社へ問い合わせておくと後が楽になります。
2026年は正式日の11月15日が仏滅。どう考えるか
2026年は少し悩ましい年です。七五三の正式日である11月15日が日曜日と重なった一方で、六曜は仏滅にあたります。「正式日を取るか、日柄を取るか」で迷う声が出やすい年回りです。
先に結論をお伝えすると、11月15日に参拝して問題ありません。六曜はもともと中国から伝わった暦注で、神社の祭祀とは別の体系です。神社側が「仏滅だから七五三の祈祷を受けない」ということはありませんし、当日も通常どおり受付が行われます。
ただ、気にするかどうかは家族の中でも分かれます。特に祖父母世代は六曜を見る習慣が残っていることが多く、日程を伝えたあとで「仏滅なの?」と言われると、決め直しの手間が生まれます。だから順番が大事です。日付を押さえる前に、一度だけ「15日は仏滅だけど大丈夫?」と確認しておく。それだけで、後から蒸し返される展開を防げます。
逆に、日柄を気にしない家庭にとって2026年の11月15日は狙い目でもあります。仏滅を避ける層が11月22日へ流れる分、正式日でありながら例年ほどの混み方にならない可能性があります。
土日と平日、混み方はどれくらい違うか
七五三シーズンの神社は、土日と平日で景色が変わります。11月の大安・友引の土曜となれば、社務所の前に列ができ、祈祷の待ち時間が1時間を超えることもあります。着物を着た3歳児にとって、この待ち時間が一番の関門です。
平日は空いています。祈祷も撮影も衣装レンタルも、希望の時間で押さえやすい。両親のどちらかが平日に休みを取れるなら、11月中旬の平日は現実的な選択肢です。祖父母が現役を退いている場合は、むしろ平日のほうが全員そろいやすいご家庭もあります。
10月の平日まで広げると、待ち時間はほとんど発生しません。混雑を避けることを最優先にするなら、10月の平日、次に10月の土日、その次に11月15日以外の週末、という順番で候補を並べると決めやすくなります。
六曜の基本と七五三での使い方
七五三の日程を決めるとき、「大安の日にしたい」という声をよく聞きます。六曜は旧暦に基づいて毎日割り振られる日柄で、大安・友引・先勝・先負・仏滅・赤口の6種類があります。
七五三に縁起の良い六曜
| 六曜 | 意味 | 七五三への適性 |
|---|---|---|
| 大安 | 一日を通じて吉。万事に最良の日 | 最もおすすめ。午前・午後どちらでも問題なし |
| 友引 | 勝負がつかない日。午前・夕方が吉 | おすすめ。葬儀を避ける慣習があるが、お祝い事には吉 |
| 先勝 | 午前中が吉、午後が凶 | 午前中の参拝ならOK |
| 先負 | 午前中が凶、午後が吉 | 午後の参拝ならOK |
| 仏滅 | 一日を通じて凶 | なるべく避けるのが一般的なマナー |
| 赤口 | 正午のみ吉、その他は凶 | なるべく避けるのが一般的なマナー |
六曜の調べ方
六曜は旧暦の月と日の数字を足した合計から決まります。旧暦1日が何の六曜から始まるかはその月によって異なるため、正確な六曜を確認したい場合は市販の暦・カレンダーアプリ・神社庁のウェブサイトなどで確認するのが確実です。スマートフォンのカレンダーアプリの多くは六曜表示に対応しています。
ただし、六曜はあくまで目安のひとつです。「大安だから混雑しても行く」ではなく、「大安かつ空いている週末」を狙えるなら理想的、くらいの軽い気持ちで付き合うのが現実的です。祖父母世代は六曜を気にすることが多いので、最終的な日程を決めるときに一度確認しておくと、「なぜ仏滅にするの?」という心配を未然に防げます。
日程選びの実際の優先順位
七五三の日程は、次の順番で考えると迷いにくくなります。
まず家族全員(両親・祖父母)が集まれる土日祝を洗い出します。次に、希望する神社の祈祷受付状況と衣装レンタルの空き状況を確認します。その中から、大安や友引など縁起のよい日柄を選ぶ。この順番で考えると、「大安を狙ったら全員の都合が合わない」という行き詰まりを避けられます。
数え年と満年齢の選び方
七五三の年齢には「数え年」と「満年齢」の2つの考え方があります。どちらが正しいかという話ではなく、子どもの状況と家族のペースに合わせて選ぶものです。
数え年とは
数え年は、生まれた時点を「1歳」とし、毎年元日に1歳加える数え方です。たとえば2022年生まれの子どもは、2026年の元日に5歳になります。伝統的には数え年で七五三を行うのが慣習でした。
満年齢とは
満年齢は誕生日を迎えるたびに1歳増える、現代の一般的な年齢の数え方です。2022年生まれの子どもは、2026年の誕生日を迎えて初めて満4歳になります。
それぞれのメリット
| 区分 | 数え年 | 満年齢 |
|---|---|---|
| 七五三の対象年齢(2026年の場合) | 数え3歳 = 2024年生まれ/数え5歳 = 2022年生まれ/数え7歳 = 2020年生まれ | 満3歳 = 2023年生まれ/満5歳 = 2021年生まれ/満7歳 = 2019年生まれ(いずれも誕生日を迎えてから) |
| 体力・着物への対応 | 体が小さく、長時間の参拝がきつい場合も | 体格がしっかりしていて着付けがしやすい |
| メリット | 早めに行える。兄弟姉妹の年齢が近い場合に合わせやすい | 子どもの負担が少ない。着物が映えやすい |
| 向いているケース | 伝統を重んじたい、または兄弟と同年に合わせたい | 特に3歳・5歳のお子さまで体力的なゆとりを持ちたい |
男の子・女の子で対象年齢が違う
七五三は男女で祝う年齢が分かれます。男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳が一般的です。地域によっては男の子は5歳だけ、というところもあります。2026年に女の子の七五三を考えているなら、数え年なら3歳が2024年生まれ・7歳が2020年生まれ、満年齢なら3歳が2023年生まれ・7歳が2019年生まれ(いずれも誕生日を迎えてから)が対象です。
早生まれの子はどう数えるか
1月から3月生まれのお子さんは、ここで一度立ち止まることになります。
数え年なら悩む必要はありません。数え年は誕生日と関係なく元日に1歳増えるので、早生まれでも同学年のお友達と同じ年に七五三を迎えます。
迷いが出るのは満年齢を選んだときです。七五三シーズンは10月から11月。この時点で誕生日を迎えているのは4月から11月生まれの子で、12月から3月生まれの子はまだ誕生日前です。つまり満年齢で通すと、早生まれのお子さんだけ同学年より1年遅れて七五三をすることになります。
幼稚園や保育園で「◯◯ちゃんは七五三やったんだって」という話が出る年齢なので、同学年に合わせたい場合は数え年を選ぶ、と決めてしまうのが一つの手です。逆に、3歳のお祝いで着物を着せることを考えるなら、1年待って体がしっかりしてからのほうが当日は穏やかに進みます。同学年に合わせるか、子どもの体力に合わせるか。この二択で考えると答えが出ます。
3歳の七五三は体が小さいため、数え年だとかなり幼く、着物を着て長時間外にいることが大変な場合があります。地域の慣習や祖父母の意向も踏まえながら、「この子にとってどちらがいいか」を起点に決めるのが、後悔のない選び方です。神社への祈祷申し込みでは、通常どちらの年齢でも受け付けてもらえます。
早めに行う(9月〜10月前半)メリット
七五三シーズンが本格化する11月より前に済ませてしまうのには、実際的なメリットがいくつかあります。
衣装の選択肢が広がる
人気の着物や羽織袴は、早い時期から予約が入ります。10月後半や11月の土日はレンタル品の在庫が少なくなっていることが多く、希望の色柄を選べなかったという声も出てきます。9月や10月前半なら選択肢が豊富で、子どもが「この着物がいい」と選ぶ楽しみも生まれます。
神社が空いている
11月の大安・友引の土日は有名神社が混み合います。祈祷の順番待ちが1時間を超えることも。9月や10月前半は七五三の参拝者が少なく、待ち時間が短い分だけ子どもへの体力的な負担も軽くなります。七五三の祈祷は境内が混雑していると、小さな子どもにとっては疲労と緊張が重なるものです。空いている時期の神社は、親も子どもも余裕を持って参拝できます。
フォトスタジオや出張カメラマンの予約が取りやすい
記念撮影を依頼する場合、11月の土日は人気スタジオや出張カメラマンのスケジュールがかなり前から埋まります。9月・10月前半なら希望の日時に予約しやすく、仮に天候が悪くてもリスケジュールする余裕が生まれます。
「暑い」という課題
一方で、9月や10月前半はまだ気温が高い日もあります。羽織袴や着物を着て屋外にいると、子どもが暑がって機嫌が悪くなることも。早朝の参拝にする、涼しい日を狙う、参拝時間を短くするなどの工夫が必要です。
遅めに行う(11月後半〜12月)メリット
11月15日を過ぎてから七五三を行う家庭も少なくありません。あえて遅めを選ぶ理由も、しっかりあります。
紅葉が背景になる
11月後半は多くの地域で木々が色づき、境内や公園の紅葉が写真の背景として映えます。鮮やかな赤や黄色の中で撮った七五三の写真は、年月が経ってから見返したときに、季節感のある1枚として残ります。特に京都や奈良、日光など紅葉の名所に近い神社では、11月後半の参拝が写真映えという面で際立ちます。
夏の日焼けが落ち着く
夏に外で遊んで日焼けした子どもは、11月後半になると肌が落ち着いてきます。写真撮影を重視する場合、肌の状態が整った時期を選ぶ親御さんもいます。
七五三の混雑ピークを外せる
11月の第2・第3週末は七五三の参拝ピークです。11月後半の週末や12月初旬は、この混雑が落ち着いてくる時期。祈祷の待ち時間が短くなり、カメラマンや衣装の予約も比較的取りやすくなります。
気をつけたい点
12月に入ると神社によっては七五三祈祷の受付期間が終わるところもあります。希望の神社が12月でも対応しているかどうか、事前に電話で確認しておくのが安全です。また、12月は年末に向けて家族のスケジュールが詰まりやすい時期でもあるため、日程調整は早めに済ませておくほうが無難です。
兄弟姉妹と一緒に行う場合の日程調整
年の近い兄弟姉妹がいる家庭では、「2人分を同じ日にまとめてやりたい」という希望が出ることがあります。費用面でも、祖父母の負担面でも、まとめる方が合理的なケースは多いです。
合同参拝のメリット
衣装レンタルや写真撮影をまとめて手配できるので、準備の回数が減ります。祖父母を一度集めれば両方の七五三を同時に祝えるため、遠方の祖父母がいる家庭では特に喜ばれます。また、兄弟姉妹が並んで着物・袴姿で写真を撮れるのも、合同参拝ならではの記念になります。
年齢が合わない場合の対処
たとえば上の子が数え7歳・下の子が数え4歳の場合、本来の七五三の年齢とずれます。こうしたケースでは、数え年か満年齢かの選択を工夫することで、2人の七五三を同じ年にまとめられることがあります。たとえば上の子を1年前倒し(数え年で早めに行う)、下の子を1年後ろ倒し(満年齢で遅めに行う)という組み合わせです。
神社側も兄弟姉妹の合同祈祷に慣れています。「上の子は7歳の七五三、下の子は健やかな成長のお祈り」という形で一緒にお参りしてもらえる神社がほとんどです。事前に相談してみてください。
費用の節約と準備の集中
着物・袴のレンタルは2着分になりますが、フォトスタジオの撮影費用は「家族撮影」としてまとめることで割安になる場合があります。合同参拝を検討している場合は、スタジオ選びの段階で「兄弟姉妹2人分の撮影プラン」を提案しているかどうか確認してみてください。
前撮り・後撮りとの組み合わせ方
七五三の撮影を「参拝当日」に行う必要はありません。前撮り・後撮りという選択肢を活用すると、スケジュールの自由度が一気に広がります。
前撮りとは
参拝より先に衣装を着て写真を撮ること。スタジオ撮影が一般的ですが、神社や公園でのロケーション撮影も増えています。参拝当日は「着付け→移動→参拝→食事」と子どもへの負担が大きいため、撮影だけを別の日に分けることで、1日の行程をかなり楽にできます。
前撮りの撮影日は、9月・10月の空いている土日が狙い目です。衣装の選択肢が豊富で、カメラマンのスケジュールも確保しやすい時期です。
後撮りとは
参拝を先に済ませて、撮影を後から行うこと。11月前半に参拝を終えて、11月後半〜12月に紅葉バックでのロケーション撮影を入れるパターンが代表的です。参拝は着物を着用しますが、後から落ち着いた状態で撮影に臨めるため、子どものコンディションが整いやすいという声もあります。
当日撮影との組み合わせ
参拝と撮影を同日に行う「当日撮影」は、着替えの回数を最小限にできるのが魅力。ただし、子どもが午前中の参拝で疲れてしまい、撮影のコンディションが下がることもあります。2〜3歳の子どもは特に、1日で「着付け→参拝→撮影→食事」をこなすのはかなりの体力を要します。
七五三の時期と内容を決めるときは、「この子は1日でどのくらい動けるか」を起点に考えると、当日の後悔が減ります。
参拝する神社の選び方
七五三で参拝する神社は、有名な大社でなければならないわけではありません。それぞれのスタイルに合わせた選び方があります。
有名神社を選ぶ場合
明治神宮・住吉大社・伊勢神宮など全国的に知られた大社は、格式があり、参拝の記念としての特別感があります。ただし、七五三シーズンの土日は参拝者が多く、祈祷の待ち時間が長くなります。祈祷の予約が取れるかどうかを事前に確認し、混雑を避けるため早朝の祈祷時間を狙うのがよいでしょう。
有名神社は周辺の飲食店や土産店も充実していることが多く、参拝後の家族の食事や散策も含めた「1日の計画」が立てやすいというメリットがあります。
地元の氏神様を選ぶ場合
自宅から近い地域の神社(氏神様)での参拝は、子どもへの体力的な負担が小さく、移動時間を最小限にできます。「子どもが生まれたとき、お宮参りをした神社に七五三でも戻る」という家族も多く、土地との繋がりを感じられる選択です。
氏神様は有名神社と比べて参拝者が少ないため、待ち時間なくスムーズに祈祷を受けられることがほとんど。特に小さな子どもがいる場合は、境内がシンプルで管理がゆき届いた地元の神社の方が、子どもにとって安心な環境になることも多いです。
どちらを選ぶかの基準
「写真映えや特別感を重視するか、子どもの体力と移動コストを重視するか」が分かれ目になります。有名神社と地元の氏神様、それぞれの祈祷受付時間と予約の要否を事前に調べた上で、家族で判断してください。神社への事前電話は必須です。「七五三の祈祷はいつから受け付けていますか」「予約は必要ですか」の2点を確認するだけで、当日の段取りが格段に楽になります。
雨天・悪天候の場合の対応
七五三当日に雨が降ってしまった。準備してきたのに……という状況は、毎年どこかの家族が経験することです。慌てないための準備と、当日の判断軸を持っておくと助かります。
軽い雨なら参拝可能なケースが多い
小雨程度であれば、多くの神社は通常通り祈祷を行っています。着物・袴・草履は水に弱いので、雨の日は着物を汚さないよう配慮が必要です。草履は特に滑りやすくなるため、ブーツやスニーカーに変更するのも現実的な選択です。フォトスタジオでの室内撮影と組み合わせていれば、雨でも撮影への影響はありません。
荒天・台風の場合は延期が正解
強風や嵐の予報が出ているなら、延期するのが安全です。子どもが着物で強風の中を歩くのは危険ですし、着物が濡れたり汚れたりすれば追加費用が発生します。衣装レンタル店・フォトスタジオ・神社のほとんどが、天候理由での日程変更に柔軟に対応しています。予約時に「悪天候の場合のキャンセル・変更ポリシー」を確認しておくと、いざというときに慌てずに済みます。
日程に余裕を持たせる
七五三の日程を「この日しかない」という1択に絞り込まないのが、天候リスクの最大の対策です。「A日程とB日程を候補にしておいて、1週間前の天気予報でどちらにするか決める」というやり方は、特に写真撮影を重視する家庭には有効です。子どもの笑顔がいちばんよく出るのは、機嫌よく外に出られる気持ちの良い晴れの日。そのための選択肢を最初から持っておくのが、賢いスケジューリングです。
よくある質問
どちらでも問題ありません。伝統的には数え年ですが、現代は子どもの体力や着物の着用しやすさを考えて満年齢で行う家庭が増えています。特に3歳のお子さまは満年齢の方が体格がしっかりしていて、長時間の参拝でも疲れにくいです。家族で相談して無理のない方を選んでください。
もちろんです。11月15日は正式な日ですが、神社では一般的に10月から12月上旬の間であれば受け付けています。現代では土日祝に行う家庭がほとんどで、神社側もその前提で準備しています。「15日にこだわらなければならない」というルールはありません。
先勝・先負も七五三には問題ない日柄です。先勝は午前中が吉とされるため、午前中の参拝なら縁起的に問題なし。先負は午後が吉なので午後参拝向き。大安・友引の日程が空いていない場合は、先勝・先負を上手に活用するのも賢い選択です。仏滅と赤口はなるべく避けるのが一般的なマナーです。
平日は土日と比べて格段に空いています。特に10月の平日は混雑がほぼなく、写真撮影も衣装レンタルもゆとりを持って進められます。祖父母や家族全員の休みを合わせるのが難しければ、あえて平日を狙う手もあります。カメラマンや衣装店も平日の方が予約が取りやすい傾向があります。
10月25日(日)・10月31日(土)・11月22日(日)・11月28日(土)の4日です。祝日まで広げると、11月3日(火・文化の日)が友引にあたります。2か月で大安・友引の土日祝は5日だけなので、日柄を重視する場合は早めに神社と衣装の予約を押さえてください。
問題ありません。六曜は中国から伝わった暦注で、神社の祭祀とは別の体系です。神社が「仏滅だから祈祷を受け付けない」ということはなく、11月15日も通常どおり受付が行われます。ただし祖父母世代は六曜を気にされることがあるので、日程を確定する前に一度確認しておくと、後から決め直す手間を防げます。
数え年で行えば、早生まれでも同学年のお友達と同じ年に七五三を迎えられます。満年齢で行う場合、七五三シーズンの10月・11月時点でまだ誕生日を迎えていないため、同学年より1年遅れる形になります。同学年に合わせたいなら数え年、子どもの体力を優先したいなら満年齢。この二択で決めると迷いません。
早すぎることはありません。多くの神社が10月から七五三の祈祷を受け付けています。10月は11月と比べて混雑が少なく、衣装の選択肢も豊富な時期です。前撮りと参拝を同日に済ませたいなら、10月の大安・友引の土日は特に狙い目。子どもの体調を最優先に考えれば、10月も十分によい時期です。
七五三の日程を決めた後にやること
日程が固まったら、次は具体的な準備に入ります。七五三は「日程を決めて終わり」ではなく、ここからが本番です。早めに動いた分だけ、当日の余裕に直結します。
神社への問い合わせと予約
七五三の祈祷は、神社によって「予約制」「当日受付のみ」「混合」と対応が異なります。希望の神社が決まったら、まず電話で祈祷受付の詳細を確認してください。予約制の場合は人気日から先に埋まるため、日程が決まった時点で即座に予約を入れるのが基本です。
確認しておきたい項目は「七五三の祈祷受付はいつから始まりますか」「事前予約は必要ですか」「祈祷料はいくらですか」「駐車場はありますか」の4点です。電話1本で当日の段取りが一気に楽になります。
衣装レンタルの予約
着物・袴・千歳飴・髪飾りなどは、七五三シーズンになると一気に需要が高まります。レンタル店によっては希望の日の2〜3ヶ月前から予約が必要なところもあります。特に3歳の被布セットや7歳の本格的な着物は在庫が少ないため、日程が決まり次第すぐに問い合わせてください。
レンタルと美容院の着付けをセットで提供している店舗は、当日の流れがシンプルになるためおすすめです。1ヶ所で衣装・着付け・ヘアセットを済ませられると、移動時間と子どもへの負担を大幅に減らせます。
フォトスタジオ・カメラマンの確保
写真撮影の手配は、神社予約・衣装予約と並行して進めるのがよいです。特に出張カメラマンは10月・11月の土日が集中して埋まります。「日程を決めたら、まず撮影の予約」という順番で動くと安心です。
前撮りと参拝を別々の日にする場合は、それぞれの日程で手配が必要です。スタジオ撮影は平日の方が空きやすく、金額もお得なプランを設けているところがあります。
食事会の予約
七五三参拝の後に家族で食事会を開く場合は、お祝いに対応した個室のあるレストランを早めに予約してください。子ども連れのお祝い食事では「個室か半個室か」が快適さを大きく左右します。個室なら子どもが多少声を上げても気にならないため、両家の祖父母も含めてゆったり食事を楽しめます。
予約のタイミングは、大安の土日を狙うかどうかで変わります。11月22日(日)のように「大安・3連休・11月」が重なる日は、神社より先にレストランの個室が埋まることがあります。参拝の日程が固まったその日のうちに、食事会場も押さえてしまうのが確実です。
エリア別の会場は、東京・名古屋・大阪・札幌・仙台・広島・福岡のページにまとめています。神社からの移動時間で選ぶと当日の負担が減るので、参拝先を決めてから会場を探すのがおすすめです。
七五三の時期選びには、正解がひとつあるわけではありません。11月15日という日付を守る必要もなければ、大安でなければならないという縛りもない。あるのは「この子の晴れ姿を、家族みんなで見守りたい」という気持ちだけです。
カレンダーと神社の受付状況と衣装の空きを照らし合わせながら、「この日なら子どもも機嫌よく動けそうだ」という日を選んでみてください。その日が、その家族にとっての最高の七五三になります。
参拝後の食事会も、七五三の大切な時間のひとつ。子ども連れのお祝い食事に対応した個室プランはAnnyのレストラン予約で探せます。よかったら覗いてみてください。
この記事は、Annyのお祝い専門コンシェルジュが、七五三のお祝いに関わってきた経験と実際のお客様の声をもとにまとめています。
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