この記事の目次

私たちが毎日使っているもの『言葉』

「こんにちは」、「ありがとう」、「大好き」。
日常に溢れるたくさんの言葉たち。
特別意識したことはないけれど、こういった言葉は日々のコミュニケーションにとても役立っています。
誰かと話すとき、お祝いを述べるとき、言葉はとても大きな力を発揮するのです。

5月18日は言葉の日。洗練された言葉の贈り物をしませんか?

5月18日は、その語呂合わせにちなんで「言葉の日」とされています。
普段何気なく使っている言葉たちにもきちんと目を向けられるような記念日です。
Annyにとっては、言葉も大事な贈り物の一つ。
こんな美しい記念日にちなみ、誕生日や記念日には洗練された言葉の贈り物をしてみませんか?
洗練された言葉とは、余計なモノがなく、その人の気持ちがぐわっと伝わってくるような言葉であると思います。
作者の心情や情景を言葉にして伝える「詩」は、まさに洗練された言葉の一つ。
今回はそんな「詩」の贈り物にスポットを当ててみました。

詩の中にある想いを、自分から相手への想いとして伝える。
こんなプレゼントも素敵だと思います。
大切な彼氏に、友達に。そして自分自身にも贈りたい、素敵な詩集たちをご紹介します。

大きな愛をくれる彼氏に 一緒に読みたい愛の詩集

http://www.istockphoto.com/jp
「大好きだよ」の言葉をくれる、大切な彼氏と言う存在。
大きな愛で包み込んでくれる素敵な彼氏には、記念日や誕生日を通じてこんな言葉の贈り物はいかがでしょうか。

詩の世界で名をはせる谷川俊太郎さんの「あたしとあなた」は、どことなく男女二人を思わせるような愛の詩が詰まっています。
壮大な詩の中に、あなたからの愛を詰め込んで彼と一緒に読んでみてはいかがですか?

あたしとあなた

長年にわたり、詩の世界の第一線で活躍してきた谷川俊太郎さん。
そんな谷川さんが書き下ろした37篇の詩が詰まった詩集です。
それぞれの詩には「あたし」と「あなた」が登場し、恋人同士の想いや情景が描かれています。
装丁も穏やかな青と金で、お部屋に飾ってインテリアとしても素敵です。

恋愛中の女友達に 喜びも悲しみものせた癒しの写真詩集

http://www.istockphoto.com/jp
大親友は絶賛恋愛中!会えばコイバナに花を咲かせる……こんな女性も多いはずです。
恋をしている女性は輝きつつも崩れやすい存在、そんな彼女たちにはこんな詩で恋愛と向き合ってもらってみませんか?

こちらも有名な銀色夏生さんの写真詩集。
晴れ渡る青空や自然の風景と、柔らかい言葉に癒されることでしょう。
恋する気持ちや愛する気持ちを綴った詩で自分を見つめ、また輝いてもらえるよう贈りたいプレゼントです。

微笑みながら消えていく

国語の教科書などにも取り上げられる詩人、銀色夏生さんの代表作でもある1冊です。
全ページに空や海などの風景写真が入っており、言葉と写真の両方に元気を貰える詩集となっています。
恋愛を表した詩から人生に問いかける詩まで、人々の心にすっと入ってくることでしょう。

仕事で悩む同僚に 生きいそぐ人にちょっと立ち止まってもらえる言葉たち

http://www.istockphoto.com/jp
目に見える数字や上司・後輩からの期待、そんな空気と相反して、自分の成長を感じることができない……。
一緒に仕事を頑張る仲間がこんなふうに悩んでいたら、あなたはどうしますか?
目に見える努力をしていない人には叱咤激励が必要ですが、頑張りすぎて空回りしてしまっている人にはかける言葉も難しいものです。

そんなときにおすすめなのが、こちらの1冊。
ほっこりとする言葉に癒されつつも、自分の立ち振る舞いについて考えさせられる1篇も収録されています。
『あせらず自分のペースで頑張って』そんなメッセージを込めて贈りたいですね。

いそがなくてもいいんだよ

自然の中で生きる暮らしを題材にした、岸田衿子さんの詩集。
ほんのり温かみのある言葉と、中の挿絵に癒される方も多い1冊となっています。
特に表題にもなっている詩は、忙しく動く現代人にそっと寄り添うような1篇です。

こどもたちに 学べることがたくさん詰まった、長く愛される詩人の作品

http://www.istockphoto.com/jp
もしもあなたがお子さんをお持ちなら、もしくは親戚に可愛い盛りのお子さんがいるのなら。
贈り物としての詩集は、学びの多いものがベストでしょう。
学校で覚える詩も素敵ですが、他にもたくさん素敵な言葉があることを教えられるプレゼントになります。

贈るなら、やはり名作と言われるものが◎。
こちらの1冊は、著者が読者のために厳選しているのでさらに心に刺さる言葉たちばかりです。

そして (ジュニアポエムシリーズ)

大人から子供にまで愛されている著者が、自身の作品の中でもより言葉として響くものを選んだ作品集です。
教科書に載っているような学びの多い物から、大人でも新しい発見ができる1篇も収録されています。
シンプルな挿絵も、より詩の魅力を引き立ててくれます。

自分に もやもやした気持ちを直球の言葉で晴らす詩集

http://www.istockphoto.com/jp
誰かに贈る言葉もありますが、やはり一番響くのは読んでいる自分。
誰かの言葉は、自分の中のもやもやとした気持ちやうっぷんを晴らし、見つめ直させてくれる力があります。
最近人間関係がうまくいかない、なんだかもやもやとした気持ちがある、そんなあなたにおすすめなのがこちらです。

見た目もポップなこの詩集は、現在ネットで話題になっている最果タヒさんの作品。
まるで見透かされたかのように直球であたってくる彼女の言葉は、不思議と心のもやもやを晴らしてくれます。
心の孤独感にしみわたり、自分自身の在り方と向き合えるような1冊です。

死んでしまう系のぼくらに

新進気鋭の詩人・最果タヒさんの3作目の詩集。
ネット世代の詩人、と呼ばれる最果さんの詩はどれも直球かつ叙情的で、読む人の心を強く打ちます。
孤独感が浮き彫りにされるような作品は、もやもやとした気持ちをいい意味で晴らしてくれるようです。
孤独同時に愛の在り方を表しているような、不思議な感覚のある1冊です。

まとめ

http://www.istockphoto.com/jp
たくさんの人々に向けられた、美しい詩の数々。
「詩集を贈る」と聞くとロマンチック過ぎるイメージがありますが、自分の想いをのせて贈る本と同じ気持ちになればハードルも下がります。
あなた自身の言葉と詩に込められた思いを重ねれば、より印象深い贈り物となるでしょう。

「言葉の日」には、たくさんの想いが詰め込まれた詩集で、大切な人へ気持ちを届けてみませんか?