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誰にでも、心に残る“アニバーサリー”がある

忙しく過ぎていく日々の中で、ふとSNSを見てみる。
その中にたまに描かれている、誰かの誕生日の物語や、記念日のお祝い。
ほっこりして、ちょっと癒されるのは、そんな瞬間かもしれません。
そこでAnnyでは、連載「みんなのアニバーサリー」をスタート。
心が動く、誰かの”アニバーサリー”に焦点を当てた物語を、毎週読者の方々にお届けします。
今回インタビューしたのは、会社員のほなみんさん。
彼女の人生を変えた、特別な就職祝いのエピソードについてお伺いしました。

不安でいっぱいだった、初めての一人暮らし

ほなみんさんの最も心に残っているギフトは、お父さんからの就職祝い。
何でもない日が、特別な”アニバーサリー”へ変わった瞬間でした。
1年前、大学を卒業して新卒で入った会社は実家から少し遠く、不安な気持ちを抱えつつも一人暮らしをすることになったほなみんさん。
「就職して初めて家族と離れ、一人暮らしを始めることになりました。
まず大学を出て社会に出ることが不安だったし、その上でいつも一緒だった家族がいないのはとても不安で、寂しい気持ちでいっぱいでした。
そんなとき、突然母がお米を送るね、と連絡してきてくれました」

サプライズでもらった就職祝い

「届いたダンボールの中には、お米と、なんとブラックダイヤモンドのピアスが入っていました。
驚きつつも母に聞いてみると、お父さんからの就職祝いだよ、と。
父は、きっとお前が自分じゃ買わないだろうけど、特別な石だから、と言っていて、
気になってブラックダイヤモンドの石の意味を調べてみたんです。
すると、カリスマ性を高めてくれる、新たな道を拓く、という意味があることがわかりました。
お父さん、私のこと考えてくれてたんだな、ととても嬉しかったです。
この石があれば、不安なときでも心強いな、と勇気をもらえました」

仕事でも、自分の力を信じてやっていきたい

その後、ひたむきに仕事を頑張ったほなみんさんは現在、自分の可能性に挑戦するため、フリーランスで仕事をしていく準備をしているそう。
「このブラックダイヤモンドには幾度となく勇気付けられてきましたが、フリーランスで仕事をしていく、と決めたときは特に支えられました。
というのも、父に仕事のことを相談した時も、自分が見つけた道なら大丈夫だ、と言ってくれて。
やっぱりフリーランスになるということで、非難されてしまうこともあったのですが……
このブラックダイヤモンドを見たり身につけたりしていると、そんな父の言葉を思い出して、自分を信じることができました。
これからは、自分の生まれ持ったものを最大限に活かしていきたいと思っています。
ときには自分の力を最大限に引き出さなければいけないこともあると思います。
そんなときに、このブラックダイヤモンドはお守りになってくれると信じています」

「がんばれ」のエールが込められたブラックダイヤモンド

ほなみんさんのお父さんは、意味をしっかり調べた上でブラックダイヤモンドをプレゼントしてくれたそうです。
「がんばれ、いざとなったらこれが力になってくれるから」
というメッセージが込められていた、素敵な就職祝い。
まさにこのブラックダイヤモンドのピアスは、ほなみんさんのお守りとなり、次のステップへと進む力となりました。
お父さんの娘への思いが、ひしひしと伝わってくるギフトでした。
一緒に暮らしていても、帰りが遅ければ心配になるのがお父さんというもの。
離れて暮らすとなると、その心配もなおのことでしょう。
しかし、娘を信じ「離れていても応援しているよ」というメッセージを就職祝いとして贈ったお父さんは、とても素敵ですね。
ブラックダイヤモンドのピアスは、これから更なる可能性に挑戦する彼女を、支え続けることでしょう。
さて次は、どんなエピソードが飛び出すのでしょうか。
「みんなのアニバーサリー」、次回更新もお楽しみに。

(インタビュー・文:編集部えみりー)