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人生の節目に訪れる、大事なアニバーサリー

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誕生日や記念日、何でもない日さえ、素敵なアニバーサリーの一つ。
しかしその中でも一番心に残るのは、人生の大きな節目に訪れるアニバーサリーではないでしょうか?

節目となる人々のライフステージの種類は様々ですが、
最も華やかで、感動に包まれるのはやはり「結婚」。
みなさんの心に残るアニバーサリーの想い出を紐解く連載、「みんなのアニバーサリー」。
第3回目はそんな大きなライフステージを迎えた女性、Nさんの結婚パーティーの1日についてお話を伺いました。

同じ人を好きになった二人、結ばれるべくして結ばれた

今回の主人公Nさんは、22歳会社員。
夫であるYさん(30歳)とは、同じ声優を追うファン仲間として出会ったと言います。
同じ人を好きになった二人、まさに必然の出会いでした。

「もともとは同じ声優ユニットを追いかけているオタク仲間で、地方公演などを見に行ったり、仲間内で飲み会などをしているうちに仲良くなりました。付き合い始めてからは1年ほどで結婚。私たちの入籍記念日である10月25日は、ユニットメンバーの誕生日!二人で絶対この日にしようねって、ずっと言ってたんです。」

仲間に楽しんでもらうための結婚パーティー。準備は順調、しかし困ったことも

めでたく結ばれた二人。結婚式とは別に行うことになった結婚パーティーですが、どのようにして行われるに至ったのでしょうか?

「そもそも最初は、結婚式は親族、友人は結婚パーティー、と分ける予定はありませんでした。夫はそんなの見たことないと言ってましたし、1.5次会というフレーズも初耳だったみたいで…。
でも私たちの友達もほぼオタク仲間でしたし、親族と友人を分けることで自由度が増し、みんなが楽しめるように自分たちの好きなプランを立てられること、また夫の地元で親族だけの結婚式をすることで、祖父母の負担が減らせることなどを理由に説得しました。
会費制の1.5次会形式にしたことで、呼べる友人の数も増え、結果的に盛大にできてよかったです。」
「親族だけの結婚式は一般的なもので済ませたのですが、パーティーの方はほぼ全て自分たちで計画したため、かなり準備が忙しかったです。装飾品を買いに行ったり、招待状を印刷して送付したり、ブーケやドレスも買って揃えたり…。ライブのような感じにしたかったので、夫の発言でコンビニのチケットをオマージュして、入場チケットを作ったりもしました。
私は自分でヘアセットをしたかったので、当日のイメージを考えたり、会場の装飾にもこだわったり。会場のいたるところに、私の大好きなくまのプーさんのぬいぐるみを飾っていたのですが、それも全て自前だったので、実家から数回に分けて運んだりもしました。準備期間は忙しすぎて、一回会社に寝坊もしましたね(笑)」

パーティー当日、不安も喜びに変わった来賓の温かさ

そんな工夫たっぷりの結婚パーティー。
当日も不安が募るばかりでしたが、参加してくれた総勢70人の来賓の温かさに、Nさんはとても喜んだそうです。

「当日の気持ちを言うと、ベタですけど『あぁついにこの日が来たんだ、緊張する…』そんな気持ちが大きかったです。
親族のみの結婚式は不思議と緊張もなく、アットホームな会食といった感じでした。けれど結婚パーティーは自分たちで考えたことだらけで、成功するのかな、みんな喜んでくれるかな、と不安ばかりで。ただ始まってしまえばあっという間で、こんなに楽しいパーティーになるなんて本当に予想してなかったです。」

大好きなものと大好きな人が集まり、最高のパーティーに

「パーティーでは、二人が出会ったきっかけである声優ユニットの曲をはじめ、大好きなアニソンや声優ソングを流したり、声優である高校の同級生に司会をしてもらったりとかなり盛りだくさんな内容にしていました。イベントさながらの、景品をかけた大抽選会も行ったのでかなり楽しんでいただけたようです。
来てくれた方から、私も結婚したくなった、こんな結婚式がしたいなどたくさんの感想をいただけて、少なからずみなさんの結婚意欲を上げることができたんじゃないかと思います(笑)とにかくみんなの喜ぶ顔が見れて本当に良かったです。」

パーティーへの不安も、みんなが楽しんでくれた気持ちですっ飛んだというNさん。彼女がみんなへ心をこめて用意した結婚パーティーは、無事大盛況に終わったのでした。

二次会で披露された、新郎新婦への祝福の気持ち

しかし、彼女の結婚パーティーはこれだけでは終わらなかったといいます。
パーティーの後、N さんと旦那さんは二次会に招待されていました。
この二次会は、結婚パーティーに参加していた仲間たちが開いたもの。そこでは仲間たちからの祝福の形が待っていたといいます。

「二次会は招待から当日の流れまで全て、幹事を務めてくれた友人数名が企画してくれていました。なので私達夫婦は、挨拶する箇所しか教えてもらえず、当日まで楽しみにしていました。いざ始まってみると、一次会ほどかっちりせず、程よいラフ感でみんなほろ酔い状態。
会場のBGMも夫の推しである声優さんの曲や、私の推しであるアーティストRayさんの曲ばかりで、楽しくないわけがありませんでした。」

祝福のダンスで、想い溢れる最高の夜に

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「印象に残っているのは、余興の1組目。普段私がRayさんの現場に行く時に、よく一緒にいる仲間たちからのダンスの贈り物でした。
『楽園PROJECT』という曲なのですが、ダンスに入る前の映像からすごく作り込まれていて、ダンスもみんな相当練習したんだろうなというすばらしい出来栄え。そしてラスサビで、いきなり舞台上に呼ばれ、最後は私も一緒に踊りました。
まさかこんな参加型の余興だとは思ってもみませんでしたし、普段一緒にいる友人が目の前で踊っている光景だけでもすごく感動していたのに、いきなりあげられ、センターに立たされ…嬉しさと驚きと笑いが止まりませんでした。
私達夫婦もたくさん準備したけれども、友人たちも同じかそれ以上の時間をかけて準備してくれて、最高の夜だったなと思いました。」

想い想われる場所にアニバーサリーはある

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こうして濃密なアニバーサリーの1日を過ごしたNさん。
彼女にとって忘れられない1日になったと笑顔で話してくれました。

人生の大きなターニングポイント。
そこにあるアニバーサリーは、Nさんにとっての結婚パーティーがそうであったように、人と人との想いが重なることでより特別な1日になります。
もしあなたが、特別なアニバーサリーを迎える事になったなら、
まずは祝福してくれる相手を想うことが幸せへの近道かもしれませんね。
さて次は、どんなエピソードが飛び出すのでしょうか。
「みんなのアニバーサリー」、次回更新もお楽しみに。
(インタビュー・文:編集部こなみ)