究極のサプライズ物語。感動を呼んだ、結婚式のサプライズムービー

究極のサプライズ物語。感動を呼んだ、結婚式のサプライズムービー

多くの人の思いを乗せた結婚式というアニバーサリー

人生の節目節目で、訪れるアニバーサリー。
結婚、出産、入学卒業と人それぞれに特別な日というものが存在します。
人生のアニバーサリーの中でも「結婚式」というのは、思い入れも強く、そしてその日を素敵にしたいと思ってした準備の量も多く、多くの人にとってより特別な日なのだと私は思います。

「結婚式を素敵にしたい」その想いで作った1本のサプライズムービー

「結婚式」を素敵にしたい。
来てくれたゲストに感謝の気持ちを伝えたい。
そして大好きなお嫁さんをびっくりさせたい。
そんな純粋な想いで作られた1本のサプライズムービーがあります。

花嫁さんの思い出の地を巡り作った1本の動画と…

大好きな花嫁さんのゆかりの地を巡り、彼女の軌跡をたどったサプライズムービー。
生まれた場所から学校、公園、バイト先まで花婿さんが1件1件訪れ彼女の思い出の地を回ります。
その地を周りながら、実は花婿さんはもう一つサプライズを…。
笑いあり涙ありの仲間を巻き込んだ素敵なサプライズムービーです。

動画再生回数100万回以上。コメント数100件以上と大反響

SNSでのシェアをきっかけに動画再生回数は100万回以上。
結婚式から2年以上たつ今でもコメント数は伸び続け、現在は100件以上の視聴者の素敵なコメントで溢れかえっていました。

多くの人々の心をつかみ、話題となったサプライズ動画。
今回はその動画の主人公である、島田竜幸さんと由布子さんご夫妻にお話をお伺いしてきました。

一緒に熱くなれた“よさこい”での出会い

島田ご夫妻は、現在台湾で暮らしています。
竜幸さんは、台湾の外資系企業でCGデザイナーとして働いています。
一方由布子さんは日本で保育士として働いていました。現在は保育士の経験を生かし、台湾の子供達に日本の文化を伝える仕事をされています。
「台湾の人たちは素朴で優しくて生活はすぐに慣れました。楽しいですよ!」と笑顔で答えるお二人。
早速お二人の絆の深さやポジティブな雰囲気を感じることができました。

そんなお二人の出会いは、あの華麗に舞う『よさこい』*。
よさこいの社会人サークルで出会ったお二人の距離は出会ってすぐに急接近したようです。

竜幸さん「よさこいってご存知でしょうか。僕たちはよさこいを通じて出会いました。同じよさこいの社会人チームに所属をしていたんですけど、僕たちの所属していたチームはとっても体育会系で。土日に真夏の炎天下でも外で真っ黒になりながら練習していました。それこそ金八先生に出てくるような土手で朝から晩まで、、結構ガチでしたね。」

由布子さん「学生のころからやっている大好きな “よさこい” 。社会人になってからもやりたいと思いその社会人チームに入りました。そのチームに彼が後から入ってきて、それで知り会いました。最初はチームメンバーとしてでしたが、最初からポーンって合うものがあったんです。短い期間ですごく仲良くなりました。彼がチームに入って、メンバー同士で遊んだり、ご飯食べたりする中で、『ナチュラルに会話ができる』感覚を感じました。私はすごい彼のことタイプだったっていうのもあるんですが、とにかく一緒にいて楽しかったです。こんな人と結婚したいな〜って思っていました。」

竜幸さん 「僕も最初、可愛いな〜って思ってたんですよね。お互い惹かれるものがあったと思います。彼女は、男子とも女子とも分け隔てなく仲良くて、だからいいな〜って。(それと鼻のカタチと、歯並びが自分と似ていて勝手に親近感がわきました!笑)
札幌よさこいソーランっていう大きなお祭りがあったんですが、そこまでお互い真剣に練習していたので、その後、落ち着いたタイミングで彼女に気持ちをつたえて付き合うことになりました。」

初めから『結婚する』と決めていたが…


竜幸さん「僕は付き合う前から結婚しようと思っていました。」

由布子さん「この人なんだろうな、結婚する人は。と私も出会った時から思っていました。」

竜幸さん「付き合ってすぐ、ご両親に挨拶にも行きましたね。付き合ったのが、2011年6月。で、2012年12月にプロポーズして婚約しました。で、僕がその1ヶ月後に台湾に行くっていう。笑」

由布子さん「本当びっくりですよね!笑」

竜幸さん「プロポーズしたのにその1ヶ月後に台湾に行って、そっから3年遠距離だったんですが、2013年12月に入籍をしました。でも僕、付き合う前から海外で働きたいってずっと言ってたんですよね。」

由布子さん「付き合う前から『海外に行くんだけど、一緒に行かないか?』って言われたりしてたんですよね。この人何言ってるんだろうって(笑)。私は海外とか興味もなかったので、むしろ穏やかに日本で暮らしたいと思っていたぐらい。でもこの人なんだろうな〜と思っていましたし、そこにはあまり動じなかったですね。夢に向かって頑張ってるんだな〜って思ってましたし、応援したかったです。」

3年間の遠距離で二人の絆はより強固なものに

竜幸さん 「初めは戸惑いながら始まった遠距離恋愛でした。だけど、スカイプやLINE電話で顔を見ながらいろんな話をしましたね。」

由布子さん「顔見て話さないと伝わらないことたくさんありました。ですので、最初は些細なことでよく喧嘩したり、想いがうまく伝わらないこともたくさんありました。
ただ、その三年間はお互い自分のやりたいことに思う存分挑戦でき、人として成長できた気がします。喧嘩が多くなる時期とかありましたが、お互い自立してきた分、尊重し合うことができたので、すごく学びのある遠距離でしたね。」

竜幸さん「遠距離な分、会える時は全力で遊んだよね。」

由布子さん 「彼が日本に帰ってくるとき、私が台湾に遊びに行く時は、朝から夜中まで遊んで。時間が惜しいので本当に予定を詰め込んでましたね。その分最初はやっぱり辛かったですけど、遠距離恋愛のリズムがつかめてきたら、お互い仲良くできたかなと思いました。」

日本⇔台湾でスタートした結婚式への道のり

プロポーズしてすぐ、夢に向かって台湾に渡った竜幸さん。
由布子さんは、大好きなよさこいを続け、日本に残る決断をします。
お互いが夢を追いかけ、やりたいことをやれたのもお二人がお互いを尊重していたから。
日本と台湾という物理的な距離がありながらの結婚式の準備はきっと大変だったと思いますが…

由布子さん 「結婚式の準備中も遠距離でしたが、ね。月1で日本に帰ってきてたよね。」

竜幸さん「そうだね。月1でプランナーさんとの打ち合わせのために帰国してましたね。やっぱ僕自身もすごく結婚式を楽しみたいと思っていたので、がっつり準備にも参加したくて。式場選びもすごく時間をかけました。僕は台湾にいたけど、準備期間中は大変というよりはとっても楽しかったですね。」

仲間への感謝の気持ちを伝える結婚式

竜幸さん「僕たちは、共通の友達が多く、仲間に恵まれています。つきあってた頃、二人のデートの回数より、よさこい仲間と一緒にいる回数の方が多かったと思います。なので、そんな大好きな仲間に楽しんでもらいたい、その思いがとっても強かったです。」

由布子さん 「感謝の気持ちをひとりひとり伝えたかったので、手作りできるものは全て手作りにしました。招待状にウェルカムボード。ペーパーアイテムにブーケまで。式場って持ち込み料とかあると思うんですが、そこは何度も交渉しましたね。式場の方々のご協力もあり、こだわりいっぱいの結婚式にできたと思っています。」

竜幸さん「自分たちらしいこと、それできてくれた人たちに感謝の気持ちを伝えられる場にしようとしてましたね。」

大好きな人の驚く顔が見たい。その思いで作ったサプライズムービー

結婚式の準備は、日本にいる由布子さんを中心に、月1で竜幸さんも日本に帰国し進められていきました。日本に普段いない竜幸さんですが、そんな中、あの感動を呼んだサプライズムービーはどのように作られたのでしょうか。

竜幸さん 「結婚式でのサプライズを僕もやりたかったんです。歌うとかそういう感じじゃないな〜と思ってたところ、ある動画を見つけたんです。それを見たときに、これいい!と思って。それで彼女の思い出の地を巡る動画を作ることを決めました。
僕は台湾に住んでいたので、撮影できる日は限られています。土日でちょっと撮りに行くこともできないので、結婚式の打ち合わせで帰国するタイミングで彼女に内緒で1日早く帰国して撮影することにしました。仲良しの友達2人にも協力してもらい撮影をしたんですが、1日しか撮影できる日がないので効率よく撮影するためのスケジュールをかなり練りましたね。
また、式に出席してくれる彼女の小中高専門学校等の友人たちにも声をかけて、撮影するにあたって校舎内の思い出深い場所を前もってリサーチして、各学校バイト先にメールして、1件1件撮影許可をもらい撮影しました。」

由布子さん「サプライズ動画の計画をしていたなんて、全然知りませんでした。後から、あ、あの日撮影してたんだって辻褄合が合いましたが、式当日まで全然気づかなかったですね。当時、結婚式の準備とかで、日本にいる私がしっかりしなきゃ。私が一番頑張んなきゃ。って思っていたっていうのもあり、いっぱいいっぱいになっていました。そんな状況でもあったので、まさかこんなサプライズしていると思わなかったです。」

竜幸さん「披露宴のスケジュールパツパツだったんですが、5分時間をもらって、上映しました。僕はサプライズが好きで、彼女の大きなリアクションを見るのが楽しくて。いつもいたずら感覚でやっているんです。このサプライズ動画もそんな感じでした。
あと、サプライズ動画を作る中で、彼女の友達と友達になり、彼女のことをもっと知るきっかけにもなったのでとっても楽しかったです。」

由布子さん「私の思い出の場所がバーって映って、どうして?!という気持ちでした。
あと嬉しかったのが、この動画を流した時に結婚式に出席した私の友達たちが私の方を見て笑いながら「本当はこんなことに協力したんだよ!」って、目配せを送ってくれて。それがすごく嬉しくて、その時に友達への感謝の気持ちが溢れてきました。また彼が私の大好きな友達たちと仲良くなって、私のためにこのような素敵な動画を作ってくれたと思うと、、本当涙が止まりませんでした。それまで、結婚式のことで不満とかあったんですけど、(笑)もう感動しすぎて放心状態になりました。」

竜幸「僕としては大成功のサプライズムービーでした。彼女の放心状態のリアクション、ぜひ動画で見てみてください!笑」

結婚2年目で初めての新婚生活。お二人の今後は…

友達たちを巻き込んで作り上げた1本のサプライズムービー。
多くの人たちが笑い、最後のスピーチでは感動で涙し…と最高に盛り上がった時間。
最後の花束のサプライズは、誰もがきゅんとし感動したはずです。
仲間から愛され多くの方に祝福されたお二人の結婚式は大成功を収めました。
最後に、これからのお二人についてお伺いしました。

竜幸さん 「実は僕たちまだ結婚生活って半年しかしていないんですよ。ずっと遠距離だったので。今は一緒にいる喜びを噛み締め暮らしています。」

由布子さん「今はふたりの時間を大切にしつつ、仲間と遊んだり楽しいことを共有しながらエンジョイしたいなと思っています。彼自身今は台湾にいますけど、またね他の国で挑戦するかもしれないので、そういうときには一緒についていきたいと思っています。
不安もたくさんありますが、彼についていかなきゃ!とだけ思うと辛くなるので、自分もどんなことを楽しめるか常に考えています。結婚しても私の人生は私の人生なので!(笑)」

竜幸さん「僕は野心家なので、台湾だけではなく他の国で仕事することもあると思います。今、こんな僕についてきてくれた彼女を大切にしつつ、夢に向かって頑張りたいなとも思っています。そして支えてくれているたくさんの友人たちをこれからも大切に、明るい家庭を築いて楽しく生きていければと思っています。」

輝き続けるふたりの“アニバーサリー”

3年たっても色褪せない結婚式のエピソード。
エピソードを笑顔でお話しする姿をみて、お二人にとって結婚式とは、『いつまでも輝き続ける特別なアニバーサリー』だと感じました。
きっとサプライズ動画は、より輝き続けるためのエッセンスだったと私は思っています。

これから訪れるであろう特別な“アニバーサリー”、島田さんご夫妻のように輝き続けるアニバーサリーがあなたにも訪れますように…。

Written by Anny編集部 すずみな
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