「先負」とは?入籍はしても問題ない?先負にやって良いこと6選&避けるべきこと3選を紹介!
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「先負」とは?入籍はしても問題ない?先負にやって良いこと6選&避けるべきこと3選を紹介!

六曜のひとつである「先負(せんぶ)」。聞いたことはあるけれど、どのような意味が含まれているのか分からない人も多いのではないでしょうか。特に、これから入籍や結婚式などのお祝いごとを控えている人は、気にしておきたいところです。

今回は、先負の日に結婚式を挙げた筆者が、先負とはどのような意味があるのかを分かりやすく解説します!また、先負の日にやって良いことを6つ、避けた方が良いことを3つ紹介しますので、ぜひ最後まで見てくださいね。

「先負」とはどんな日?

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そもそも「先負」とは、日の吉凶を表した六曜のひとつで「せんぶ」と読むのが一般的です。場合によっては、「せんまけ」「せんぷ」「さきまけ」と読まれる場合もあります。

先負には「先んずれば負ける」という意味がありますので、急いだり慌てたりするのはやめて、穏やかな気持ちで過ごすのが良いでしょう。また、「負」という字が使われていることから、勝負事には向かない日とされています。

先負は縁起がいい?悪い?

「負」という字が含まれていることから縁起が悪そうな印象を受けますが、実際はそのようなことはありません。六曜の発祥の地である中国では、もともと「周吉」や「小吉」と呼ばれる吉日だったそうです。

その後、時代の流れとともに「先負」という呼び方に変化していきました。少しずつ吉日のイメージが薄れていってしまい、先ほど紹介したような解釈となっていったのです。

縁起の良い時間帯は「午後」からである

先負の「先」という字は「午前中」のことを指しているため、「午前中は凶だが、午後は吉である」という解釈をされています。ですので、縁起を考えて行動をしたい場合は、午後から行動すると良いでしょう。

しかし、「大安」や「友引」と比べると、特別縁起が良いわけではありません。このあと紹介する入籍や結婚式などのお祝いごとをしても問題ありませんが、なるべく気持ちを穏やかにして過ごすことをオススメします。

「先負」にやっても良いこと6選

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先負は決して縁起が悪い日ではありませんので、お祝いごとの予定を入れても問題ないとされています。さらに、六曜の吉日である「大安」や「友引」などと比べると、メリットがある場合もあるんです。

それでは、実際に「先負」にやっても良いことを6つ紹介していきます。それぞれの注意点もあわせて解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1. メリットもある!「入籍」「結婚式」

午後の時間帯であれば、入籍や結婚式は問題ないとされています。入籍をする場合は、窓口があまり混んでいないのでスムーズに手続きをすることができるでしょう。また、結婚式を挙げる場合は、「大安」や「友引」などと比べると金額が安くなる場合があるので、オススメです。

しかし、お互いの親族の中に六曜を気にする人がいるかもしれません。そのため、入籍や結婚式の日を決める前に、事前に相談しておくようにしましょう。

2. 「引っ越し」は値段が安くてオススメ!

引っ越しをする際も、「先負」の日であっても特に問題はありません。先ほど紹介した結婚式と同じく、「大安」ですと人気で金額が高い場合があります。そのため、先負の日を選ぶことで引っ越し費用を抑えることができてオススメです。

どうしても縁起が気になってしまう…という場合は、積み込みを開始する時間を午後からにしましょう。朝から慌てることなく、ゆっくりと引っ越し作業をすることができますよ。また、荷物の準備は前日に済ませて、引っ越し当日は心を穏やかにして過ごしましょう。

3. 午後からであれば問題なし!「納車」

自動車の納車は、契約をしたあとの行事ですので、先負の日に行って問題ないとされています。少しでも気になる場合は、午後からの時間に設定して納車すると良いでしょう。

ちなみに、六曜の中で最も納車に適している日は「大安」で、向いていない日は「赤口」とされています。「赤口」の「赤」が血を連想させてしまうことから、安全を重視する納車には向いていないのだそう。

4. お葬式やお通夜などの「弔事」

法事やお葬式、お通夜などの弔事は、縁起を担ぐ行事ではありません。ですので、先負の日に関わらず、六曜のどの日を選んでも特に問題ないとされています。

しかし、六曜の中で「友引」は「故人と一緒に友人が連れて行かれてしまう」ことを連想させるため、縁起が悪いと考える人もいるそうです。日程を決める際は、避けておくと良いでしょう。

5. 神社への「お参り」も問題なし!

六曜は神道の教えとは関係ないので、神社へお参りする際も「先負」を選んで問題ありません。しかし、合格祈願やお宮参りなど、少しでも縁起を担ぎたいという場合であれば、午後の時間帯に訪れると良いでしょう。

ただし、一般的に神社へお参りする際は、なるべく早い時間帯の方が良いとされています。ですので、先負の日の午後に行くのであれば、日が暮れる前の時間帯に行くことがオススメです。

6. 大切な人をねぎらう「お見舞い」

先負の日にお見舞いをする場合も、午後であれば問題ありません。また、病院では午前中に検査や回診を行うことが多いので、先負の日でなくても午後に訪れた方が良いでしょう。

ちなみに、仏滅・赤口・友引はお見舞いに適さないと言われています。お見舞いの相手が六曜を気にしている方であれば、それらの日は避けておいた方が良いでしょう。

「先負」に避けた方が良いこと3選

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決して縁起が悪いわけではない「先負」ですが、勝負事には向いていないとされています。また、お金にまつわる行動は避けた方が良いでしょう。

実際にどのような行動を避けた方が良いのか、3つの例を紹介していきますね。

1. 目指せ一攫千金!「宝くじの購入」

宝くじの購入は、勝負事でありお金にまつわることですので、避けた方が良いとされています。実際、宝くじを購入する際は「どうせ買うならゲンを担いでみよう!」と縁起の良い日を選ぶ方が多いそうです。

宝くじを購入する場合は、六曜の中であれば「大安」を選ぶと良いでしょう。また、「一粒万倍日」や「寅の日」などを選ぶのも良いとされています。

2. 人生にかかわるような重大な「契約」

先負は勝負事に向いていないとされていますので、人生にかかわるような重大な契約は避けた方が良いとされています。どうしても避けられなかった場合は、なるべく時間帯を午後に設定することがオススメです。

契約の場合は、相手の意見や価値観もありますので、日程を決める際は事前に相談しておくと良いでしょう。

3. 勝負にまつわる「訴訟」

同じく勝負事である「訴訟」も先負の日には行わない方が良いとされています。訴訟に関しては日時を変更することは難しいかもしれませんが、できれば別の日にした方が良いでしょう。

ちなみに、訴訟を行う場合に六曜の中で最も適しているのは「先勝」と言われています。「勝」という字が使われていることから、勝負事には向いているとされており、特に午前中が「吉」です。

先負は午後の時間帯が吉!ですが、あまり気にしすぎないようにしましょう!

今回は、先負とはどういう意味が含まれているのかを解説しました。午後の時間帯であれば、入籍や引っ越しなどを行っても良いとお伝えしましたが、考え方は人それぞれです。縁起を気にすることも大切ですが、あまり六曜にとらわれすぎず、自分たちでしっかりと考えて行動してみてくださいね。
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