パーソナルスペースを上手に活用!関係性別の適度な距離感のコツ9選まとめ
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パーソナルスペースを上手に活用!関係性別の適度な距離感のコツ9選まとめ

あなたはパーソナルスペースという言葉を聞いたことがあるでしょうか。人と人との適度な距離感のことで、人によって多少感覚が違うものですが、大まかには範囲が決まっています。物理的な距離感と心理的な距離感、そのどちらも間違えると人間関係に大きな影響を及ぼしてしまいますよ。この記事では仲良し夫婦で結婚5年目を迎えた筆者が、関係性による適度な距離感についてご紹介。パーソナルスペースを知って、円滑なコミュニケーションに役立ててくださいね。

パーソナルスペース4つの距離感って?

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パーソナルスペースには、公衆距離・社会距離・個体距離・密接距離という4つの距離感があります。相手との関係性と距離を間違えると、不快感を与えてしまうので、それぞれの距離がどれくらいを目安にしているのか知っていきましょう。

1.公衆距離

最も広く取られるのが公衆距離で、3.5m以上の距離感となります。知らない相手との社会的な距離感となっていて、街中の演説や講演会などの距離感と考えれば、イメージしやすいでしょう。

2.社会距離

職場の同僚や仕事相手との距離感が社会距離で、1.2〜3.5m程度となっています。個人的に親しいわけではないけれど、顔は知っているくらいの感じ。沈黙になるとしんどい、ちょっと圧を感じる距離感と言えます。

3.個体距離

同僚の中でも良く仕事をする仲間だったり、親しい人との距離感を個体距離と呼び、45cm〜1.2mといつでも触れられるくらいの位置ですね。心地良く会話もでき、ちょっとしたボディタッチもOKな間柄。

4.密接距離

0〜45cmという最も距離感が近いのが、密接距離です。恋人や家族などごく親しい間柄に許される距離感で、もちろんボディタッチも可能。そばにいると安心感を覚えるような関係性ですね。

適度な距離感の保ち方【恋愛編】

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パーソナルスペースは心理的距離を反映した、物理的な距離感の取り方でしたが、ここから主に、居心地の良い心の距離についてご紹介します。まずは恋愛編!恋人にべったりなると重くなってしまいがちなので、ずっと仲良くいられるよう適度な距離感を知ってくださいね。

1.聞くことと話すことのバランスを意識

心の距離感を適度に保つには、会話をしてお互いを知っていくことがとっても大切です。好きな人や大切な人と一緒にいるときは、ついつい話してばかりにならないよう、聞くことと話すことのバランスを意識しましょう。
話したいという気持ちはお互い様なので、どちらかというと相手の話を「聞く」ことに重点を置き、心地良い相槌や表情で話しやすいような空気感を作ってみて。特に相手が深い話をしてくれたときに自分も話をすると、どんどん仲が深まっていくことでしょう。

2.すべてを知らなくて良い

恋人のことは何でも知っていたい!そう思うことはありますが、なんでもかんでも知ろうとするのも考えもの。人間はさまざまな関係性の中で生きているので、知らない方が良いこともありますよね
相手にとって話したくないこと・知られたくないことのひとつやふたつあるかもしれません。それを無理に詮索し始めると、ストーカーのようになってしまいますし、お互いに苦しくなってしまいます。

3.束縛しない

束縛する・されることは、カップルあるあるの悩みのひとつではないでしょうか。スマホを見ようとしたりSNSをチェックしたり、位置情報を共有したり…恋人を深く愛しているのは良いことですが、束縛と捉えられかねないところまで行くと、息苦しくなって愛情が冷めてしまうかも。
束縛したくなる気持ちの奥には、「相手を信用していない」ということがあります。お互いに誠実で安心できるお付き合いを目指しつつ、愛情が束縛やワガママに変わっていかないように注意して。

4.連絡を取る頻度は無理しない

付き合い始めは特に頻繁に連絡を取っていたけれど、それをずっと続けるのはちょっと難しいですよね。
お互いが心地良いと思う連絡頻度の違いは、気持ちの温度差を生んでしまうポイントになる部分。女性は用事が無くても連絡を取り合ったりするので、比較的こまめな連絡を好む人が多いです。一方男性は用事があるときだけ連絡を取ることが多いので、彼との連絡に依存しないよう、無理しないペースがつかめると良いでしょう。

5.会っている時間は目いっぱい楽しむ

特に普段忙しくてなかなか会えないカップルは、一緒に過ごせる時間を目いっぱい楽しんで!気持ちをしっかり言葉にしつつ会話を楽しみ、お互いの存在をしっかり感じることで、会えない日々の不安もどんどん減っていくはずです。
束縛したり全てを知りたくなるのは、相手に対しての信頼感が足りないことや、愛されている実感が薄いという不安感から来るもの。会っている時間にその不安感をぬぐうことで、適度な距離感を保ちやすくなると思います。

6.趣味や友人との時間も大切に

いくら恋人のことが大切だからといって、生活の全てが恋人優先になってしまうのは良くありません。恋人と一緒にいない時間を充実させることで、適度な距離感を取れるようになります。
ひとりで楽しめる趣味や、友人と過ごす時間も大切に。また自分磨きするのも効果的ですよ。彼に依存せず心身ともに充実している方が寂しさも感じにくいですし、より魅力的に見えるはず!

適度な距離感の保ち方【ビジネス編】

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恋人と過ごすときとビジネスの場では、適度な距離感は大きく変わってきます。円滑な人間関係の中でスムーズに仕事を進めるために、職場での適度な距離感の保ち方もしっかりチェックしておきましょう。

1.礼儀を忘れず接する

これは大人として当たり前のことですが、上司や取引先だけでなく、後輩に対しても一定の礼儀を忘れないように接していきたいですね。
こちらがいくら仲良しだと思っていても、あくまで職場の関係と割り切っている人もいます。タメ口や呼び捨てをしても良い関係なのか、常識的な範疇を超えないよう礼儀を忘れず接しましょう。また感謝や謝罪は「言わなくても分かるだろう」はNG。誰かの悪口ももってのほかです。「親しき仲にも礼儀あり」という気持ちで、適度な距離感を意識していきたいところ。

2.話すときは関係性を考えた距離を

仕事を円滑に進めるためには、チームワークが求められる場面も多いと思います。同僚と話すときの距離感で、相手に与える印象がかなり違うので注意しましょう。
例えば誰かを叱らなければならないとき、近い距離感だと圧迫感や威圧感を過剰に感じさせてしまいます。「あの人は怖い」と思われないよう、話すときは関係性を考えた距離を保ってくださいね

3.プライベートをずけずけ聞かない

たとえ同僚であっても、仲が深まった方が仕事が進めやすくなるのは分かります。ですがプライベートをずけずけ聞いて、無理に距離を縮めようとするのはやめましょう
相手から話してくれたときはOKですが、世間話のつもりで恋人や結婚のこと、家族のこと、年齢や外見のことなどを、こちらから聞くのはリスクが高いと思います。お互い親しくなりたい!と思っていることが分かってからにしてくださいね

適度な距離感を掴んで心地良い関係を築こう!

今回は、パーソナルスペースや関係性による適度な距離感についてご紹介しましたが、参考になるポイントはありましたか?シチュエーションに合わせた適度な距離感が掴めると、人間関係がよりスムーズになること間違いなし。恋人や好きな人とより親しくなるのはもちろん、同僚との距離感を上手に取れる心地良い職場になるはずですよ!
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