思わせぶりな態度とは?例えば10個の行動パターンと心理を解説
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思わせぶりな態度とは?例えば10個の行動パターンと心理を解説

「好きなのかな?」「でも違うのかな?」と、相手の態度に振り回された経験はありませんか?思わせぶりな行動は、時として人間関係に混乱をもたらすものです。


実際の恋愛経験から、どんな行動が思わせぶりと感じるのか、またその背景にある心理について詳しく解説していきます。

思わせぶりと感じる10個の典型的な行動

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思わせぶりな態度は、様々な形で表れます。一見何気ない行動に見えても、相手の気持ちを不安にさせてしまうことも。ここでは、特に多く見られる典型的なパターンをご紹介します。

気になる相手の行動に心当たりがあれば、これらのサインを参考に、関係性を見直すきっかけにしてみてください。

その1 LINE既読無視と突然の返信

何日も既読無視をした後、突然フレンドリーな態度でメッセージを送ってくる。このような予測不可能なコミュニケーションは、相手の気持ちを大きく揺さぶります

時には「忙しくてごめんね」と謝罪しながらも、また同じパターンを繰り返すことも。このような不安定な連絡パターンが、相手を混乱させる原因となっています。

その2 異性との仲の良さをアピール

「○○さんと昨日も一緒に飲みに行ったんだ~」「△△さんってすごく面白いよね」など、わざと他の異性との親密さを強調する言動が目立ちます

特に、相手の反応を伺うような形でこうした話題を出すことは、典型的な思わせぶりな行動といえるでしょう。SNSでも意図的に異性との写真を投稿するなど、間接的なアピールをすることも。

その3 好意を匂わせる発言

「理想のタイプにそっくり」「一緒にいると落ち着く」など、好意を感じさせる発言を時々挟んでくる態度。しかし、明確な告白には至らず、曖昧な関係を続けるのが特徴です

相手の反応を見ながら、時には「冗談だよ」と軽く流したり、真剣な話に持っていったりと、駆け引きのような態度を取ることも。このような言動が、相手の期待と不安を同時に煽ることになります。

その4 親密な距離感の取り方

二人きりの時は極端に距離が近く、周りに人がいる時は一転して冷たい態度に。あるいは、その逆のパターンも。状況によって態度を大きく変えることで、相手を困惑させます

プライベートでは腕を組んだり冗談を言い合ったりと親密な態度を取りながら、職場や共通の友人といる時は他人行儀な対応をする。または、人前では異常なほど親密な態度を示しながら、二人きりの時は急に素っ気なくなる。このような極端な態度の変化は、相手に「本当の関係性」を疑問に感じさせる典型的な思わせぶりな行動です。

その5 態度が二転三転

「困ったときは頼れる」と言いながら連絡を無視したり、優しい態度と冷たい態度を頻繁に切り替えるなど、一貫性のない行動を取ります

このような態度の変化は、相手に「自分が何か悪いことをしたのかな」と不安を抱かせる原因に。また、良い態度の時を期待して、関係を続けてしまうケースも多いようです。

その6 過度なスキンシップ

友達という立場でありながら、腕を組んだり、肩に頭を寄せたりと、恋人同士のような親密な接触を図ることも。しかし、それが発展するような素振りは一切見せません。

「友達同士ならこれくらい普通」「特別扱いしているわけじゃない」と言い訳をしながら、実際には特定の相手にだけ親密な態度を取る傾向が見られます。この行動は、相手の期待を大きく高めてしまう要因となるでしょう。

その7 曖昧な約束

「今度一緒に○○に行こうね」「いつか××したいね」など、具体的な日時を決めない約束を頻繁にする傾向が。実現可能な約束なのか、単なる社交辞令なのか判断できない言葉を投げかけます

このような曖昧な約束は、相手の期待を持たせつつも、責任を回避できる方法として使われがちです。結果として、相手は期待と不安の間で揺れ動くことになります。

その8 SNSでの投稿の仕方

特定の相手を意識した投稿をしながら、直接的な言及は避ける手法を取ることも。例えば、相手の好きな場所や趣味に関する投稿を増やしたり、二人で行った場所の写真を投稿したりします。

ストーリーやタイムラインを使って、相手の興味を引くような内容を意図的に発信する。一方で、プライベートでは素っ気ない態度を取るなど、オンラインとオフラインでの態度の違いが目立ちます。

その9 特別感の演出

「君にだけは本当のことを話せる」「他の人とは違う」など、特別な存在だと感じさせる言葉を時折かけてきます。しかし、実際には他の人にも同じような態度を取っていることも。

この「特別感」の演出は、相手の期待を高める効果的な方法として使われますが、実態が伴わないことも多く、後々の失望や不信感につながりやすい行動です。

その10 複数の異性と同様の態度

一見、誰に対しても親切で優しい態度に見えますが、よく観察すると複数の異性に対して同じような親密な態度で接しています

個別には特別な存在のように接しながら、実は誰に対しても同じような距離感で接する。このような行動パターンは、周囲から見ると明らかな思わせぶりとして映ることが多いものです。

思わせぶりな態度の裏にある4つの心理

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なぜ人は思わせぶりな態度を取ってしまうのでしょうか。その背景には、様々な心理が隠されています。これらを理解することで、より適切な対応が可能になるでしょう。

相手の行動の背景を知ることは、時として関係改善の糸口となることもあるのです。

その1 承認欲求の表れ

誰かに好かれたい、必要とされたいという気持ちは誰にでもあります。しかし、その欲求が強すぎると、相手の気持ちを確認したくなるもの

結果として、相手の反応を試すような行動を取ったり、複数の人から好意を得ようとしたりする傾向が現れます。自分の魅力を確認したい気持ちが、思わせぶりな行動を引き起こす一因となっているのです。

その2 自己防衛本能

恋愛において傷つきたくない、拒絶されたくないという気持ちから、相手との関係を曖昧なままにしておくケースも多く見られます

明確な関係になることで生じるリスクを避けたい、という無意識の心理が働き、結果として思わせぶりな態度として表れるのです。

その3 無意識の行動

時として、本人は思わせぶりなつもりはないのに、周囲からそのように見られてしまうことも。フレンドリーな性格や、相手を気遣う優しさが誤解を招くこともあります

特に、コミュニケーション能力が高く、誰とでも良好な関係を築ける人の場合、その自然な振る舞いが思わせぶりと受け取られることも。本人の意図と、受け取る側の解釈にズレが生じやすい典型的なパターンです。

その4 相手への興味の確認

好意はあるものの、相手の気持ちが分からず、試すような行動を取ってしまうケースも。相手の反応を見ながら、関係性を探っていく行動につながります。

しかし、この方法は往々にして逆効果。相手を混乱させるだけでなく、信頼関係を損なう可能性も高くなってしまいます。

健全な人間関係を築くために

思わせぶりな態度は、時として人間関係に不必要な混乱をもたらします。しかし、この経験を通じて、より良い関係性について考えるきっかけにもなるでしょう。

大切なのは、お互いを思いやり、誠実なコミュニケーションを心がけること。明確な意思表示と、相手の気持ちを尊重する姿勢があれば、健全な関係を築くことができるはずです。
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