
誰でもあり得る産後クライシスとは?新米ママの注意点5つと気分転換方法5選を解説
産後クライシスという言葉を聞いたことがあるでしょうか。耳にしてことはあっても、その内容を詳しく知らないという人も多いはず。産後クライシスとは、産後の夫婦仲に変化が生じ、関係が悪化することです。
この記事では保健師・看護師資格を持つ筆者が、産後クライシスにおける新米ママの注意点5つと気分転換方法5選をご紹介します。
この記事では保健師・看護師資格を持つ筆者が、産後クライシスにおける新米ママの注意点5つと気分転換方法5選をご紹介します。
産後クライシスとは

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産後クライシスとは、産後のホルモンバランスの変化に伴って夫への不満や嫌悪感が高まり、関係が悪化することを言います。これは産後数年続くこともあり、夫婦の関係に大きな溝を生む原因になってしまうことも。女性のホルモンバランスの変化や、夫が家事・育児に消極的なこと、夫婦のコミュニケーション不足など複合的な理由で起こります。
実家に頼れなかったり、夫婦共働きでふたりとも忙しい家庭など負担が大きくなりがちな場合は、妻が産後クライシスに陥りやすいかもしれません。
実家に頼れなかったり、夫婦共働きでふたりとも忙しい家庭など負担が大きくなりがちな場合は、妻が産後クライシスに陥りやすいかもしれません。
産後クライシスを防ぎたい!新米ママの注意点5つ

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産後クライシスが生じると、短い人で数ヶ月、長い人では4~5年ほど続くとされています。子どもが生まれることを夫婦で楽しみにしていたのに、夫へのイライラが止まらないのはつらいものですよね。慣れない子育てに加えて、夫が自分のことを理解してくれずケンカが続けば精神的にも疲労してしまいます。そうならないためには、夫の理解を得ることと自分をケアすることの両方が必要です。
ここでは、産後クライシスを防ぐための注意点を5つご紹介します。
ここでは、産後クライシスを防ぐための注意点を5つご紹介します。
その1.赤ちゃんのお世話をひとりでこなさず周囲にも頼る
まずは、赤ちゃんのお世話をひとりでこなさず周囲にも頼るようにしてください。真面目で完璧主義な性格の新米ママは、「赤ちゃんのお世話をひとりでも完璧にこなさなきゃ!」と頑張りすぎてしまうことがあります。とくに第一子では、全てが初めてなので慣れない育児で疲れ切ってしまうことも。
赤ちゃんは、夫をはじめ周囲の人とみんなで育てていくものです。肩の力を抜いて、まずは夫に赤ちゃんのお世話を頼んでください。「ママじゃないとダメだよ」なんて言葉は一蹴し、ふたりとも親になったこと、育児は2人でするものだということを伝えていきましょう。
赤ちゃんは、夫をはじめ周囲の人とみんなで育てていくものです。肩の力を抜いて、まずは夫に赤ちゃんのお世話を頼んでください。「ママじゃないとダメだよ」なんて言葉は一蹴し、ふたりとも親になったこと、育児は2人でするものだということを伝えていきましょう。
その2.日中でも眠れる場合はできるだけ睡眠を取る
日中でも眠れる場合はできるだけ睡眠を取るようにしましょう。子どもが産まれると、数年は睡眠不足の日々が続きます。ロングスリーパーだったり、疲れやすかったりする人はとくにつらいと感じるはず。睡眠不足を少しでも解消するためにも、眠れるタイミングがあれば日中だからと眠気を我慢せずに仮眠を取りましょう。
子どもが小さいうちは夜間の授乳や夜泣きの対応でママはまとまった睡眠時間が取れないので、日中も細かく眠らないと体力と気力の回復が追いつきません。したがって、ママの睡眠時間の確保も重要です。
子どもが小さいうちは夜間の授乳や夜泣きの対応でママはまとまった睡眠時間が取れないので、日中も細かく眠らないと体力と気力の回復が追いつきません。したがって、ママの睡眠時間の確保も重要です。
その3.気分の落ち込みが激しいときは医師や行政に助けを求める
産後クライシスによる気分の落ち込みが激しいときは、医師や行政に助けを求めてください。慣れない育児と夫との関係が悪化したことによるストレスは、ときに心身の不調を引き起こします。そこで無理をしすぎると抑うつ状態や産後うつに移行してしまう恐れもあるのです。
したがって、我慢のしすぎは厳禁。誰かに話を聞いてもらうことで心が軽くなったり、医師や行政に相談することで必要な支援を受けられることがあります。ひとりで悩まないようにしてくださいね。
したがって、我慢のしすぎは厳禁。誰かに話を聞いてもらうことで心が軽くなったり、医師や行政に相談することで必要な支援を受けられることがあります。ひとりで悩まないようにしてくださいね。
その4.赤ちゃんを預けてひとりで過ごす時間を設ける
産後クライシスの有無にかかわらず、ときには赤ちゃんを預けてひとりで過ごす時間を設けましょう。育児の疲れやストレスは知らず知らずのうちに溜まっていくものです。定期的に息抜きをすることで、赤ちゃんにも穏やかな気持ちで向き合うことができますよ。
ひとりでカフェに行く、ぶらぶらとウィンドウショッピングを楽しむなどひとりで過ごす時間は気が向くことをしてみましょう。
ひとりでカフェに行く、ぶらぶらとウィンドウショッピングを楽しむなどひとりで過ごす時間は気が向くことをしてみましょう。
その5.夫と育児や今後の関係性についてじっくり話し合う時間を設ける
産後クライシスになってしまったら、夫と育児や今後の関係性についてじっくり話し合う時間を設けましょう。夫への嫌悪感が募っているときには、顔も見たくないと思ってしまうかもしれません。しかし、夫との話し合いを避けたまま月日が経つと溝はどんどん深まってしまいます。したがって、できるだけ早くあなたの気持ちを伝える時間を作ってください。
夫への不満があること、些細なことで苛立ってしまうことなど自分の今の状態を夫に伝えることで、ふたりで現状を打破する方法を考えることもできますよ。
夫への不満があること、些細なことで苛立ってしまうことなど自分の今の状態を夫に伝えることで、ふたりで現状を打破する方法を考えることもできますよ。
産後のママにおすすめ!気分転換方法5選

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初めての育児では、自分が頑張らないとという思いが強くなりすぎて、リフレッシュしたり自分が楽しむ時間を作ることに罪悪感を覚えるママもいます。しかし、産後クライシスがあってもなくても、育児には気分転換が不可欠です。心の余裕がなくなると、赤ちゃんにイライラすることが増えてしまって自己嫌悪に陥ってしまうことも懸念されるので要注意。
ここでは、産後のママにおすすめの気分転換方法5選をご紹介します。
ここでは、産後のママにおすすめの気分転換方法5選をご紹介します。
その1.赤ちゃんを預けて美容院やエステに行く
気分転換として、赤ちゃんを預けて美容院やエステに行くのは良い気分転換になります。赤ちゃん連れOKの美容院やエステもありますが、泣いていないかなど気になって心からリラックスして施術を受けるのは難しいですよね。また、自分をメンテナンスする時間を取ることで、自分の機嫌を取ることにもつながります。
産後は抜け毛や体型の崩れに、女性としての自信を無くしてしまう人もいますよね。大前提として、出産による体型の変化は必然であり、恥じる必要は全くありません。しかし、自分のテンションを上げたい、早く体型を戻したいと思う人は美容に時間とお金をかけると気持ちが明るくなるでしょう。
産後は抜け毛や体型の崩れに、女性としての自信を無くしてしまう人もいますよね。大前提として、出産による体型の変化は必然であり、恥じる必要は全くありません。しかし、自分のテンションを上げたい、早く体型を戻したいと思う人は美容に時間とお金をかけると気持ちが明るくなるでしょう。
その2.ひとりでゆっくりお風呂に入る
「産後クライシスかも?」と思ったら、ひとりでゆっくりお風呂に入る時間を設けましょう。子どもがある程度大きくなるまではひと時も目を離せないので、毎日のお風呂は子どもと一緒に入りママは烏の行水のようにせわしなく体を洗うしかない日がほとんどですよね。
だからこそ、できる範囲でひとりでお風呂に入る時間をつくりましょう。これには夫の頑張りが必要不可欠。夫がひとりでできる育児が増えるほどママの負担は少なくなります。一緒に子どもを育てているという感覚がなければ夫への嫌悪感は増していくばかりになってしまうことも。それを防ぐためにも、子どものお風呂は夫に任せる手が有効です。
だからこそ、できる範囲でひとりでお風呂に入る時間をつくりましょう。これには夫の頑張りが必要不可欠。夫がひとりでできる育児が増えるほどママの負担は少なくなります。一緒に子どもを育てているという感覚がなければ夫への嫌悪感は増していくばかりになってしまうことも。それを防ぐためにも、子どものお風呂は夫に任せる手が有効です。
その3.友だちと会っておしゃべりを楽しむ
友だちと会っておしゃべりを楽しむ時間は、産後のストレス発散になることもあります。産後は気軽に友だちと遊ぶのは難しくなってしまいますよね。しかし、子どもとずっと一緒にいると雑談や相談、他愛ない会話を楽しむことができない点でストレスが溜まることも。とくに女性は、おしゃべりをしてストレス発散をすることが多いです。
したがって、気の置けない友だちとおしゃべりを楽しむことで気持ちがすっきりするでしょう。夫との関係についても相談する際には、噂話のネタにされないように相談相手を慎重に見極めてくださいね。
したがって、気の置けない友だちとおしゃべりを楽しむことで気持ちがすっきりするでしょう。夫との関係についても相談する際には、噂話のネタにされないように相談相手を慎重に見極めてくださいね。
その4.夫とふたりでデートを楽しむ
産後クライシスによる夫への嫌悪感が薄れてきたら、夫とふたりでデートを楽しむのも良いでしょう。「出産前の仲の良かったふたりに戻りたい」という気持ちがありつつも、歩み寄り方が分からない場合は日用品の買い出しついでにカフェによるなど小さいステップから始めてください。
徐々に距離感がつかめてきたら、親子でのお出かけも今以上に楽しくなるはず。無理はせず、自分の気持ちを大切にしながらふたりで成長していけると良いですね。
徐々に距離感がつかめてきたら、親子でのお出かけも今以上に楽しくなるはず。無理はせず、自分の気持ちを大切にしながらふたりで成長していけると良いですね。
その5.時間を気にせずに心ゆくまで睡眠を取る
産後の気分転換として、時間を気にせずに心ゆくまで睡眠を取るのは必須です。産後は、「なんとか睡眠を取らないと」と体調のために眠るようになりますよね。したがって、なんとなくお昼寝をしたり起きる時間を気にせずに眠ることはないかもしれません。
このことから、産後も赤ちゃんのことを気にせずに眠る機会を設けることがおすすめです。産後ホテルを利用したり、周囲の人に赤ちゃんを頼んだりと方法はいろいろあります。赤ちゃんが気になってぐっすり眠れない場合は、赤ちゃんを預けてひとりでホカンスをするのも良いでしょう。
このことから、産後も赤ちゃんのことを気にせずに眠る機会を設けることがおすすめです。産後ホテルを利用したり、周囲の人に赤ちゃんを頼んだりと方法はいろいろあります。赤ちゃんが気になってぐっすり眠れない場合は、赤ちゃんを預けてひとりでホカンスをするのも良いでしょう。
産後クライシスは放ってくと深刻な状況になることも
産後クライシスは放っておくと、深刻な状況になってしまうこともあります。夫婦で何年も気持ちがすれ違ってしまい、離婚という選択をすることになってしまうかもしれません。一度は生涯を誓った相手。子どもも産まれたのなら、できることならこれからも一緒に楽しく生活していきたいですよね。産後クライシスに悩まされてつらいときは、家族や友だち、医師などに相談して夫婦のあり方について夫とふたりで話し合ってみてください。
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