顔合わせ食事会の進行例3選を解説!顔合わせ食事会の時間帯とは?
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顔合わせ食事会の進行例3選を解説!顔合わせ食事会の時間帯とは?

結婚の意思が固まり両家へのあいさつをすませたカップルが次に行うことは両家の顔合わせの機会である食事会を設けることです。一般的にこのときに結納を行うのですが最近では結納という形式でなく食事会として顔合わせすることが多いですよ。顔合わせ食事会はお互いの両親だけを読んで食事を行い実家に帰るときにそれぞれの実家で親戚に紹介する場を自分たちで設ける、またはご両親が設けるのがよくあるケースです。そのため顔合わせ食事会に親族全員を招く必要はありません。

結納代わりに食事会と伝えておくと呼ばれた親族の中にはご祝儀を用意してくる方もいるかもしれません。お祝い事なので当日差し出されたときにはその場で受け取りましょう。お返しは後日、遠方であれば手紙を添えて半額返しでお返しをします。近場であればふたりでお返しに伺うと良いでしょう。そこで今回は、恋愛コーディネーターの経験を持つ筆者が両家顔合わせ食事会について解説していきます。

両家顔合わせ食事会!

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両家顔合わせ食事会の会場選びのポイントは両家双方にとって交通の便が良いことや個室があるなど落ちついて会話ができる雰囲気の場所。またスタッフのサービスが良くある程度格式があればなお良いでしょう。下見を兼ねて披露宴会場のあるところを利用する人もいますよ。ちなみに顔合わせの時間帯は11時から14時頃が適しています。

顔合わせ食事会の相場は?

たいていは両家と新郎新婦が集まって一部屋に収まるようなレストランやホテルの個室を借りて家族同士ゆったりと話ができるようにするのが一般的です。例えばオープンスペースのレストランで両家で話している最中に知り合いと会ってしまったらどうでしょうか。あいさつをして相手の家族も紹介してなんてことになると手間がかかり面倒です。そのためなるべく個室スペースを用意しますよ。また両家で足元が心配な方や小さいお子さんが参加する場合にも配慮が必要。ナイフとフォークのお店であればお箸の手配やお子様メニューの確認などが必要になります。

また車いすの方がいるのであれば車いすでも可能なお店かどうかを事前に確認しておきましょう。また遠方から両親を呼び寄せての食事会の場合には交通費や宿泊費も負担するのが一般的です。しかしながら両親はこれから結婚準備で費用がかかりますよね。呼び寄せるご両親に費用を出す旨を伝えても断られるようならお言葉に甘えて実費を負担してもらいましょう。ですが食事会は新郎新婦がふたりの結婚のために主催するものなのでご両親が払うと言ってくださってもここは新郎新婦で支払うのがマナーですよ。ただ食事会に招く人数が両家であまりに異なる場合は多く呼んだ方が多く支払うのがマナーです。

現在では最も多いスタイル

最近は格式ばった結納を避け両家の顔合わせを兼ねた食事会を開いて結納のかわりとするケースが増えており婚約の主流スタイルとなっています。場所は双方にとって交通の便が良く落ち着いて会話のできるところを選びましょう。格式のあるレストランや料亭、ホテルなどの個室がおすすめですよ。なお予約時に店側に婚約の顔合わせである旨を伝えておくと良いでしょう。

また両家の親交を深めるために親だけでなくきょうだいや同居している祖父母も出席することが多いです。食事会では結納品は用意しませんが指輪などの婚約記念品を交換する場合もあるので事前に相談しておきましょう。

和やかな中にもけじめのある会にする

食事会のスタイルは自由ですが、ただ食事を楽しむだけでなくはじめと終わりにきちんとあいさつをしお互いの家族を紹介するなど儀式的要素はしっかり行うと和やかな中にもけじめのある会になります。また両家が顔を合わせる数少ない機会なので結婚式に向けてどのようなスタイルを望むかなど両家の意見をすり合わせておくことも忘れないようにしましょう。

ご両親に家族を紹介するときも真摯な態度で誠実さをもって対応しましょう。当日は緊張してうまくはなせないかもしれません。そのため事前に歓談する内容もシミュレーションしておけば安心ですよ。食事をしてあいさつをして終わりと気を抜かず帰った後まであいさつするようにしましょう。

食事会の費用は両家で折半が一般的

当日の費用は両家で折半するのが原則です。ただしどちらか一方が遠方の場合などは交通費や宿泊費を考慮しもう一方が食事の費用を負担することもありますよ。また最近は本人たちが両親を招待するという形をとるカップルも多いです。いずれにしろあらかじめどうするかを決めておき当日は男性本人がまとめて支払いをするとスマートですよ。

服装は事前に相談をする

食事会での服装は会場の雰囲気に合わせますがやや改まったスーツやワンピースなどが適切でしょう。女性は化粧やアクセサリーは控えめに清潔感を第一にしてシャツや靴の汚れにも注意しましょう。さらに同席する人の服装が同格になるように事前に相談しておくのも良いですよ。

顔合わせ食事会の進行例3選!

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食事会の席次にとくに決まりはありませんが上座、下座を気にせず話が弾むように座ると良いでしょう。長テーブルの場合はふたりが下座で向き合い父親や母親の順に並ぶのが一般的ですが、ふたりが中央で向き合って両親が両隣に座るなどしてもかまいません。また円卓の場合はふたりが並ぶようにすると和やかな雰囲気になりますよ。

1.はじめのあいさつ&お互いの家族の紹介

はじめのあいさつは男性本人または男性の父親があいさつをするのが一般的です。例えば「本日は私たちの婚約にあたりお忙しい中をお集まりいただきありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします」など。そして男性本人が自分の家族を紹介し続いて女性本人が「私から家族を紹介させていただきます。父の○○、隣が母の○○、そして妹の○○です。妹は○○大学の4年生です」などと紹介しますよ。

2.婚約記念品の交換&会食・歓談

まず男性が「婚約の印として私から○○さんへ記念品をお贈りさせていただきます」と婚約記念品を贈り、続いて女性が「ありがとうございます。幾久しくお受けいたします」とお返しをしますよ。和やかに歓談し両家の親睦をはかりながらも今後の具体的な相談も忘れずに行いますよ。

またふたりの幼少のころのエピソードや出身地の名物など初対面でも和める話題を用意しておきましょう。ちなみに相手の家族に必要以上に立ち入るのはマナー違反。政治や宗教などの話も要注意です。避けた方が良い話題もふたりで事前に確認しておくと良いでしょう。

3.結びのあいさつ

本人たちがそれぞれあいさつをします。男性は「本日はありがとうございました。至らぬ点もあるかと思いますが今後ともどうぞよろしくお願いいたします」とあいさつし、女性は「こちらこそ末永くよろしくお願いいたします」と受けますよ。

落ち着いて心地よく過ごせる場所が一番!

紹介する本人も緊張しているでしょうが紹介されるご両親の方だって緊張しています。終始緊張してはあなたの魅力もきちんと伝わらないでしょう。顔合わせ食事会に行くまでご両親と親交のない場合はご両親の趣味や好物などをパートナーから聞いておくと良いですよ。結婚は自分たちふたりだけの儀式ではありません。あかの他人のふたりが家族になるのです。お互いの両親にも祝福され周囲のみんなが幸せになれるような結婚が良いですよね。これから家族となる両家の初めての顔合わせです。和やかに楽しく過ごしてください。
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