南九州の霧深い盆地、人吉球磨地方の生産者が心を込めて作る素材をベースにどこまでもおいしさを追求し、その先の豊かな情景や田舎の温かさを連想していただけるような製品をと心がけ丁寧に手作りしています。
このセットは青梅とともに彩りも対照的な完熟梅のコンフィチュールとセットです。

＜青梅ピュレ＞
熊本県人吉球磨地方、初夏の風物詩はお母さんたちの梅仕事。
その伝統を受け継ぎ当地産の選りすぐった青梅をお砂糖だけで翡翠色のピュレに仕上げました。
パンやヨーグルトと一緒に、水やソーダで割って梅ドリンクに、焼酎やジンに加えて梅カクテルに。
また、醤油、酢、味噌などと合わせれば調味ベースとしてお料理にも使えます。
「梅はその日の難逃れ」というこの地方の古くからの言い伝えを、毎日の食卓でお楽しみください。

＜完熟梅と桃のコンフィチュール＞
梅は木になったまま完熟させるのが難しいため、私達は青梅をひとつづつ丁寧に太陽の下で返しながら黄色に色づくのを気長に待ちます。
そして熟した梅は遠くまでその香りが漂うほどかぐわしく、うっとりするほど。
ただし味は強烈に酸っぱくパンチが効いています。
私達は、このかぐわしさをどうしてもお届けしたくて試作を重ねました。
そして同じストーンフルーツ（核果）の桃との相性がこの上なくいいことがわかりました。
それぞれの良さを引き出し、欠点補っています。

そして出来上がった琥珀色のコンフィチュールは、梅のパワフルさと桃の繊細さを兼ね備え、パンやヨーグルトだけでなく、クセの強いチーズにも本当によくあいます。
お肉料理のソースに加えても梅の酸味は脂っこさを包み込み桃の香りがフレッシュに食欲をそそります。

個性の光る桃尽くしのセットです。
どちらもクリームチーズを添えたトーストやヨーグルトによく合います。

＜白桃・黄桃とトンカ豆のコンフィチュール＞
熊本県錦町で1000本あまりの桃の木をご家族で大切に育てる兼田果樹園の桃をふんだんに使ったコンフィチュールの登場です。
美しいピンク色の白桃をベースに、黄桃のごろっとしたビッツを閉じ込めました。
桃の香りとさわやかさのエンディングノートは杏仁豆腐にも似たトンカ豆のかすかな香り。
桃がふんだんに採れる球磨川上流域ならではの贅沢なコンフィチュールをお楽しみください。

＜ブラッドオレンジと桃のコンフィチュール＞
白桃・黄桃とトンカ豆のコンフィチュールと同じ桃を使っています。
コントラストがまぶしいコンフィチュールは、球磨川が流れ出る不知火海の海風をたっぷり受けてエネルギーいっぱいに育ったブラッドオレンジを濃いフレーバーがお口の中で弾けるように、皮ごと加え、その真紅にも近い果汁もたっぷりとくわえて作りました。
これまでにないおいしい取り合わせ、クリームチーズを添えたトーストやヨーグルト、またフルーツサラダを和えたり、チーズケーキのトッピングにお使いになっても鮮烈なフルーツの香りがお楽しみいただけます。

球磨川アーティザンズのふるさと、九州熊本県南部に位置する人吉球磨地方は、急流が静脈のように走る隠れ里のような盆地にあります。
山と水とが育んだ肥沃な大地を持ち、とてつもなく豊かな農産資源を生みだしています。

そして、わたしたちが名前にかかげる球磨川は、最上川と富士川にならぶ日本三大急流のひとつで県内最大の一級河川です。
この隠れ里のアーティザンズ（職人たち）とともに、球磨川からもたらされる豊かな恵みをみなさまのお手元へお届けしようと、このプロジェクトがスタートしました。