中座は結婚式に必要?定番のエスコート役6選!中座のBGM選びのポイントも
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中座は結婚式に必要?定番のエスコート役6選!中座のBGM選びのポイントも

披露宴前半を締めくくる中座。中座ではエスコート役をお願いするケースが一般的で、「自分の結婚式では〇〇と一緒に中座をするのが夢」という方もいらっしゃるでしょう。一方で「中座ってなに?「そもそも中座は必要?」という疑問を抱いている方もいらっしゃるかもしれません。そこで、ブライダル業界出身の筆者が中座の基本知識から、エスコート役・BGMの選び方、中座中のオススメ演出まで徹底解説いたします!

結婚式の中座とは?

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結婚式での中座とは、新郎新婦が一時的に席を外すことを指し、一般的には一般的にはお色直しのためにおこなわれます。以前は新郎新婦がおなじタイミングで中座をするのが定番でした。現在は、お色直しに時間がかかる新婦、少し間を開けてから新郎の順で中座するスタイルが主流です。

中座の際には、エスコート役をゲストの中からお願いするのが定番ですが、ご新郎の場合はおひとりで中座されるケースもあります。

中座の回数と所要時間

中座の回数に明確な決まりはありませんが、多くの場合お色直しの回数とおなじ。現在はお色直しが1回だけであることが多く、中座も1回だけのパターンが主流です。複数回おこなう場合は、披露宴の演出を含めた進行や全体的な時間とのバランスも考える必要が出てきます。

中座の時間はお色直しのパターンによってさまざまです。洋装(ドレス)から洋装の場合であれば15〜20分であることが多く、アクセサリーやブーケのチェンジのみであればさらに時間は短くなるでしょう。洋装から和装にチェンジする場合は30〜40分ほどかかるため、和装でもチェンジしないヘアスタイルやメイクにしておくことで時間を短くすることも可能です。

中座はしなくてもいい?

親族中心の少人数スタイルの披露宴などでお色直しをしない場合は、中座をしないケースもあります。中座をしないメリットは、ゲストと一緒にいる時間が長くなること。一方で、中座をすることによって、新郎新婦が自然とお手洗いに行ったり一息つける時間を作れるメリットがあります。

エスコート役を付ける中座は、感動や笑いを生むひとつの演出にも。また、中座をすることにより前半後半での区切りができ、披露宴全体にメリハリも出ますよ。

新郎はどうやって中座する?

現在は新郎新婦が別々に中座するケースがほとんど。理由は、新郎新婦がおなじタイミングで中座をすると、メインテーブル(高砂)に誰もいない時間が長くなってしまうためです。

目立ちたくないご新郎の場合は、新婦と一緒に中座をしたり、おひとりでさりげなく中座をされる方もいらっしゃいます。

中座のエスコート役はどうやって決める?定番のエスコート役6選

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エスコート役も人数も自由に決められます。新郎新婦がそれぞれ「誰と中座をするか」に、ゲストの注目も集まり盛り上がるシーン。

ここでは、中座のエスコート役でよく選ばれているゲストをご紹介します。

1.これまでの感謝を込めて「お父さま・お母さま」

育ててくれたご両親にスポットライトを当てたいですよね。挙式が神前式だった場合、ここでエスコート役にお父さまを選ばれるご新婦もいらっしゃいます。

また、あらたな家族のつながりということで、お互いの親御さまと中座をするケースも人気です。ご新郎が男兄弟でバージンロードをあるく機会がなかったご新郎のお父さまは、うれしいサプライズになりますね。

2.一緒に歩くのは何年振り!?「兄弟・姉妹」

普段から仲が良い場合はもちろん、大人になってから一緒に歩く機会が減ってしまった……なんていう場合にもオススメです。

2人以上の兄弟・姉妹がいらっしゃる場合は全員で中座をされると、仲の良さが伝わってゲストも温かい気持ちになるでしょう。

3.素敵なプレゼントにもなる!「おじいさま・おばあさま」

「まさか自分が指名されるなんて」と、ご本人に大きなサプライズとなるのが、おじいさま・おばあさま。突然のご指名に驚きながらも、感動して涙を流してしまうケースもよくあります。

かわいい孫とうれしそうに手をつないで歩く姿に、スタッフもジーンとしてしまうことも。

4.家族のつながりを感じられる「ご親族」

お世話になったご親族にエスコートを頼まれるケースも。甥っ子さまや姪っ子さまをご指名すると、中座のシーンがとてもほっこりと温かい空気に包まれます。

甥っ子さまや姪っ子さまが小さいお子さまの場合は人前に出ることで緊張してしまうケースもあるので、事前に親御さまにご相談したり、ご本人にも伝えておくとスムーズですよ。

5.一緒に過ごした思い出がたくさん「ご友人」

ご親友や、部活やサークル仲間をエスコート役にお願いするケースも多く見られます。

ご新郎さまが部活やサークル仲間と中座される場合は、事前にご本人たちに伝えておいて、みんなで当時のユニフォームを着て中座されるケースもありました。

6.選べない場合はくじ引きも

「どうしても自分たちで選べない!」という場合は、当日その場でくじ引きで決めるのもオススメです。ゲストもドキドキ・ワクワクするひとつの演出になりますね。

もし、ゲストの中にご高齢などでエスコートが難しかったり、余興を頼んでいて中座中に準備が必要なゲストがいる場合は、くじの中に含めないといった配慮をしておきましょう。

中座のBGM選び、4つのポイント

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中座の際のBGMに決まりはありません。明るい中座をご希望であれば明るい曲、感動的な中座をご希望であれば温かい曲がオススメです。バラードはスローすぎたり静かすぎたり、しんみりしすぎたりするとエスコート役のゲストの方が歩きにくいかもしれません。

中座はエスコート役のゲストにも注目が集まるシーン。ゲストに気持ちよく歩いてもらえる曲をセレクトしてくださいね。

1.エスコート役の方との思い出の曲や好きな曲

エスコート役が学生時代のご友人であれば、当時流行っていた曲やカラオケで良く歌っていた曲なども盛り上がります。親御さまやご親族であれば、幼いころに聴いていた曲や車の中でよく流れていた曲という選び方もありますね。

また、エスコート役の方が好きな曲もおすすめです。小さなお子さまがエスコート役の場合は、お子さまが好きなアニメの曲だと張り切って歩いてくれるかもしれません。

2.エスコート役の年代に合わせる

エスコート役がご高齢の場合は、テンポが速すぎる曲だと歩きづらさにつながります。ゆったりとしたテンポで、うるさすぎない曲がオススメです。

小さなお子さまの場合は、大人っぽい洋楽やバラードよりも、ディズニーやジブリといった曲で明るくかわいらしい雰囲気を作るのがオススメ。

3.ゲストへのメッセージを込めた曲

感謝の気持ちが込められている曲も人気があります。親御さまやご友人に向けた曲も多くあるので、そういった曲をセレクトするのも良いですね。

とはいえ、あんまりしんみりしすぎるとエスコート役の方も歩きにくいかもしれないので、ミディアムテンポぐらいがオススメです。

4.ご新郎の中座は笑いをとる曲もあり

ご新郎がご友人と一緒に中座をする場合などはとくに笑いを重視するケースもよく見られます。定番で使われるのは「炎のファイター 〜INOKI BOM-BA-YE〜」「スリル / 布袋寅泰」「PROJECT A / ジャッキー・チェン」、和装であれば「まつり / 北島三郎」などの有名演歌、「暴れん坊将軍」や「水戸黄門」など時代劇のテーマソングも人気です。スポーツ好きなら、チームの応援歌やテーマソングというセレクトも。

ご新郎がおひとりで中座される場合は笑える曲、注目を浴びるのが得意でないご新郎はある程度テンポがある明るい曲だと緊張せず会場の雰囲気も明るくなって歩きやすいですよ。

中座中のおすすめ演出

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主役である新郎新婦がいない中座の間も、ゲストには楽しんでもらいたいですよね。とはいっても、新郎新婦が中座をしている時間はゲストがゆっくりと食事や会話を楽しむ時間でもありますので、演出を詰め込み過ぎないようにしましょう。

思い出で盛り上がる「ムービー上映」

新郎新婦のプロフィールムービー上映は、中座中の演出のして定番人気。上映は食事をしながら楽しめる演出でもあります。

ムービー内に当日参加しているゲストの写真を使用するとゲスト同士の会話も盛り上がり、より楽しい歓談の時間を過ごしてもらえるでしょう。

優雅な歓談タイムを「生演奏」

プロの生演奏を余興のひとつではなく、中座中に取り入れるのもオススメです。優雅な生演奏でワンランク上の歓談タイムを演出できるでしょう。

素敵な生演奏をBGMに楽しむ食事は、ゲストの満足感も高まること間違いなし!

お色直し入場が待ちきれない!「ドレスの色当てクイズ」

お色直し後のドレスの色をゲストに予想してもらう「ドレスの色当てクイズ」も中座中の演出として人気があります。投票型の色当てクイズのほかに、ペンライトで色を選んでもらって、再入場の際にゲストの選んだペンライトを振って迎えてもらう方法も。

当たったゲストには新郎新婦からプレゼントを用意すると、より盛り上がりますよ。

ゲストにも心に残る中座のシーンを

中座はエスコートするゲストにも注目が集まるシーン。「誰にエスコートしてもらうか」「どんな曲にするか」、心を込めて考えて素敵なシーンにしてくださいね。 明るく楽しい中座にしても、温かく感動的な中座にしても、ゲストの心に残るシーンになることでしょう。中座中もゲストに楽しんでもらえる工夫をすれば、ゲストの満足感もより高まること間違いなしですね!
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