事実婚カップルはなぜ結婚しない?理由4選とデメリット5選、4つの対策
結婚はしていないのに、結婚した夫婦と変わらない生活を送っている事実婚カップル。「なぜ同じ屋根の下で暮らしているのに、結婚しないのか?」と疑問に思ったことはありませんか?
こちらでは、身近に事実婚の知り合いがいる作者が、「事実婚カップルの結婚しない理由4選」と「デメリット5選」「デメリットに対する4つの対策」を解説します。
こちらでは、身近に事実婚の知り合いがいる作者が、「事実婚カップルの結婚しない理由4選」と「デメリット5選」「デメリットに対する4つの対策」を解説します。
事実婚カップルなぜ結婚しない?結婚しない理由4選
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「事実婚」は、今では耳にしたことのある身近な言葉ですね。結婚している夫婦と同じように生活しているのに、「敢えて結婚しないのはなぜ?」と気になった人もいるでしょう。事実婚カップルが結婚しない理由を5選挙げてみました。
その1. 結婚不要派の価値観
結婚という形式にこだわらず、必要性を感じないと考えるカップルは、自然と事実婚を選ぶ傾向があります。姓の変更や戸籍などの登録、同じ姓を持つことが義務化されている法律婚は、自分たちのペースや価値観で関係を築きたいカップルには不向きだからです。
また、パートナーの家族や親戚との付き合いにあまり干渉されないことも、事実婚を選択する1つの理由となるでしょう。
また、パートナーの家族や親戚との付き合いにあまり干渉されないことも、事実婚を選択する1つの理由となるでしょう。
その2.経済的、制度的な理由
結婚するとなると、結婚式代や指輪、結納など様々な費用がかかり、これを負担に感じるカップルも少なくありません。また、法律婚に伴う戸籍や、姓の変更といった制度的な手続きをめんどくさいと感じるカップルもいるものです。
そうした負担を避けたいという考えから、事実婚を選択するケースが増えています。
そうした負担を避けたいという考えから、事実婚を選択するケースが増えています。
その3. 夫婦別姓の希望
カップルの中には、夫婦別姓を希望することから、事実婚を選択するカップルもいます。なぜなら法律婚をすると、姓や戸籍の変更が必要となりますが、事実婚であれば変更せずにそのまま生活することが可能だからです。
仕事や日常生活で、旧姓を使い続けたい人にとっては、大きなメリットになるでしょう。
仕事や日常生活で、旧姓を使い続けたい人にとっては、大きなメリットになるでしょう。
その4.過去の経験や考え方の影響
過去の経験や考え方が影響し、事実婚を希望するカップルもいます。離婚した経験や、身近な人の結婚生活を見て、「自分には結婚は向いていない」と考える人もいるでしょう。
ですが、結婚には向いていないけれど、大切なパートナーと一緒に居たいと思う理由から、事実婚を選択する人が多いようです。
ですが、結婚には向いていないけれど、大切なパートナーと一緒に居たいと思う理由から、事実婚を選択する人が多いようです。
事実婚カップルはなぜ結婚しない?結婚しないデメリット5選
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事実婚カップルの結婚しない理由がわかったところで、「メリットは分かったけど、デメリットは何があるの?」と気になりますよね。そこで、事実婚したカップルに起こりうるデメリットを5選まとめてみました。
その1. 法的な権利や保護が不十分
法律婚で認められる権利(相続や社会保険の扶養、控除など)が、事実婚では一部適用されないことがあります。パートナーが亡くなった場合に遺産を相続できなかったり、社会保険の扶養に入れなかったりと、法律婚に比べ十分な権利を得ることは難しいものです。
事実婚を選ぶ際は、法的な権利や保護が不十分な点についても、慎重に検討しましょう。
事実婚を選ぶ際は、法的な権利や保護が不十分な点についても、慎重に検討しましょう。
その2. 子どもの法的地位に影響
事実婚のカップルの間に生まれた子どもは、非嫡出子(婚外子)とみなされる場合があります。戸籍上、父親の認知が必要となるため、手続きが複雑になる場合も考えられるでしょう。
また、非嫡出子に対する法律的な取り扱いが改善されているとはいえ、周りから社会的な偏見を受けるリスクも考慮する必要があります。
また、非嫡出子に対する法律的な取り扱いが改善されているとはいえ、周りから社会的な偏見を受けるリスクも考慮する必要があります。
その3. 別れる際のリスク
事実婚の場合、法的な結婚に比べて別れる手続きが簡単な反面、財産分与や慰謝料争いになるケースもあります。法律婚と違い、財産分与は法的な保護が限定的で、一方的な別れであったとしても、慰謝料も法的な保護を求めるのは難しくなるでしょう。
経済的な影響を受けるだけでなく、精神的や社会的な影響があることを踏まえて、事実婚にするか検討することが大切です。
経済的な影響を受けるだけでなく、精神的や社会的な影響があることを踏まえて、事実婚にするか検討することが大切です。
その4. 社会的、文化的な偏見
日本では、依然として法律婚が一般的で、事実婚への理解が十分ではありません。そのため、社会や家族、親戚から偏見や反対を受けることもあるでしょう。
家族や親戚が結婚を望んでいる場合、事実婚にしたことで、摩擦を生じる可能性もあります。周囲の理解がないまま事実婚をしてしまった場合、2人が困った時に助けてもらえないことも視野に入れて、事実婚するか選択することが大切です。
家族や親戚が結婚を望んでいる場合、事実婚にしたことで、摩擦を生じる可能性もあります。周囲の理解がないまま事実婚をしてしまった場合、2人が困った時に助けてもらえないことも視野に入れて、事実婚するか選択することが大切です。
その5:危機管理の難しさ
事故や病気の緊急時や災害時などのトラブルの際、事実婚カップルの場合、「家族」として認められないことがあります。法律婚の配偶者には同意や決定権を持つ権利がありますが、事実婚の場合、戸籍上の配偶者ではないため家族としてみなされないことがあるからです。
事実婚を検討している方は、万が一災害や事故が起きた際、行政や救援活動で家族として扱われない可能性があることを把握しておきましょう。
事実婚を検討している方は、万が一災害や事故が起きた際、行政や救援活動で家族として扱われない可能性があることを把握しておきましょう。
事実婚カップルなぜ結婚しない?デメリットを補う4つの対策
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事実婚を選択するカップルに起こりうるデメリットについて、お伝えしてきました。そこで、デメリットを知ったうえで、事実婚を選びたいカップルをフォローする4つの対策をご紹介します。
その1.遺言書の作成
現金や預貯金、不動産、金融資産などを相続するには、遺言書が必要です。事実婚を決める際には、パートナーが亡くなった時のことを想定して、遺言書の作成をしておくことをおすすめします。
事実婚を決めた際に、2人で亡くなった時の相続のことを話し合っておきましょう。万が一、そのような事態になったとしても、パートナーの遺言書があれば、遺産相続権が認められるはずです。
事実婚を決めた際に、2人で亡くなった時の相続のことを話し合っておきましょう。万が一、そのような事態になったとしても、パートナーの遺言書があれば、遺産相続権が認められるはずです。
その2.財産契約書の締結
事実婚を選ぶ際は、財産分与や慰謝料について、事前に取り決めておくことが大切です。遺産相続や慰謝料争いが起こると、お互いに金銭的、精神的負担となりかねません。
もしも別れることになったとしても、お互いが合意した上で決めているため、争いを起こさずに手続きが進むでしょう。
もしも別れることになったとしても、お互いが合意した上で決めているため、争いを起こさずに手続きが進むでしょう。
その3. 認知手続きの完了
事実婚の間に生まれた子どもは、非嫡出子(婚外子)とみなされることがあります。それは、法律上の「嫡出子」の定義が、婚姻関係を基準としているからです。
親の義務は、子どもを守ること。子どもの権利を確保するためにも、出生後は父親の認知を速やかに行いましょう。
親の義務は、子どもを守ること。子どもの権利を確保するためにも、出生後は父親の認知を速やかに行いましょう。
その4. 医療委任状の作成
緊急時や災害時など、本人の意思を確認することが難しい場合、事実婚のパートナーには医療同意の権限が与えられないことがあります。
一緒に暮らしているに、大切なパートナーの緊急時の手術や蘇生に対する同意、決定権が与えられなのは辛いものです。権限を得るためにも、万が一に備えて医療委任状の作成をしておきましょう。
一緒に暮らしているに、大切なパートナーの緊急時の手術や蘇生に対する同意、決定権が与えられなのは辛いものです。権限を得るためにも、万が一に備えて医療委任状の作成をしておきましょう。
事実婚カップルが結婚しない理由は、自分たちのライフスタイルや価値観を優先するため
事実婚カップルが結婚しない理由は、カップルによって異なりますが、多くは自分たちのライフスタイルや価値観を優先するためです。あなたたちが事実婚を選択する際、この記事を参考にデメリットを知り、デメリットに対する対策を取ってみてください。事実婚を選択することで、自分たちらしく、穏やかに生活できることを願っています。
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