好きになった人が既婚者だった……不倫のリスク5つと恋を諦める方法5選

不倫をすると、配偶者から慰謝料を請求されます。不倫の慰謝料の相場は300万程度。払えないなどということは許されず、借金まみれになる可能性もあります。慰謝料を払えば終わりではなく、不倫を知った彼の奥さんの怒りは計り知れません。筆者も妻という立場になったから分かりますが、もしも夫が不倫をしていたら、夫はもちろん不倫相手も生涯許さないでしょう。自分の人生すべてを使って経済的にも社会的も不倫相手を追い詰めるはずです。

ほかにも、配偶者の不倫を苦にして自ら死を選んでしまう人もいます。そうなればあなたは、間接的に人を殺めたという罪悪感を抱えて生きていくことになるのです。

不倫が公になると、社会的な信用や職を失うこともあります。有名人の不倫はしばしば週刊誌やSNSで取り上げられていますよね。一般人でも、不倫が職場や学校、家族や友だちにバレれば、今まで通りの生活は送れないでしょう。不倫された配偶者は復讐に燃え、不倫相手を追い詰めるために不倫の事実を周囲に吹聴することは珍しくありません。

今後ほかの人と結婚するときも身辺調査をされれば不倫をしていた過去がバレて、結婚が白紙になることもあり得ます。社会的な信用を失えば、地元や今いる場所で生活していくことは極めて困難です。家族や友だちと縁を切られる可能性もあるでしょう。

既婚者を好きになり、例え略奪できたとしても、事情を知っている人には祝福されません。「不倫して人のものを奪った人」というレッテルはずっとついてまわるものです。将来的に子どもが生まれたら、馴れ初めを語ることができないどころか不倫の過去を知っている周囲から「親は不倫してたんだろう」と責められることもあり得ます。

筆者の上司は長年不倫しており、公然の秘密と化していました。表向きは皆普通に接していても、裏では人間性に疑問を呈されていましたよ。もしも上司が不倫相手と結婚することになっても、決して祝福ムードにはならなかったでしょう。

既婚者との子どもを妊娠しても、子どもを認知してもらえなかったり逃げられたりするリスクが高いです。「なかなか離婚してくれないけど、子どもができれば自分の元に来てくれるかもしれない」という希望から、不倫関係の相手と子どもを作ろうとする人もいます。

しかし、不倫している男性にとって不倫相手は都合のいい遊び相手です。遊び相手が妊娠しても、責任を取ろうと思う人はほとんどいません。不倫できるような倫理観のない人に責任を求めるのもお門違い。子どもで賭けをするようなことはやめましょう。

不倫を経験すると、不倫相手と別れてほかの人と結婚した後も「今度は自分が不倫されるのでは？」と常に不安になります。結婚相手に疑心暗鬼になりながら一緒に生活するのはつらいでしょう。夫のスマホを何度もチェックしてケンカになったり、過度の束縛で相手を縛ってしまうかもしれません。

通常は結婚すれば結婚相手を生涯愛するという誓いを信じられるものですが、不倫経験のある人は結婚当初から誓いが無効になっているのと同じです。未来の自分を不幸にしないためにも、不倫は思いとどまりましょう。

既婚者を好きになったら、連絡を取ったり個別に会ったりするのをやめましょう。どんなに好きでも、接点をなくせば徐々に気持ちは落ち着きます。同じコミュニティにいても必要最低限の付き合いにすることは可能です。

不倫は肉体関係がないと法律的には認められないことが多いものの、既婚者と親しくしていれば肉体関係の有無にかかわらず周囲からは不倫していると思われても仕方ありません。私的な付き合いをやめるのが不倫を防ぐ第一歩です。

好きになった人の嫌なところを書き出すのも有効です。「なんでこんなに好きだったんだろう」と急に冷めることもあります。また、不倫相手の大人っぽいところや清潔感、余裕があるところが好きという人は多いものの、その良さは奥さんがいるからこそのものです。相手の奥さんに敵意を向ける人は、周囲からは滑稽に見えますよ。

ほかにも、そもそも不倫相手が他人ものだから良く見えたというだけの場合もあります。今までの人生を振り返って、自分は人のものを羨む性格だと思った際にはこれを機に改善しましょう。

好きになった既婚者との不倫がバレたときのことを事細かに想像することで、不倫を思いとどまれることもあります。不倫は、相手や自分の家族にバレたことで明るみに出ますよね。そうなれば相手の妻から慰謝料を請求されたり、あなたも既婚なら夫との信頼関係は二度と戻ることはありません。

あなたの会社や学校、友だちなどに不倫の噂はすぐに広がります。面白おかしく話題にされるだけならまだ良いほうで、親や友だちに絶縁される可能性もあるのです。一時の感情で今まで積み上げてきたものを全て壊して良いのかよく考えてくださいね。

既婚者との恋が叶うのなら、今後自分も浮気や不倫をされると考えてください。好きな人が既婚者でその彼と付き合えるのなら、あなたと彼が結婚しても彼はまたほかの女性と不倫するでしょう。

一度不倫してしまえば、そのハードルは低くなります。「自分は特別。彼は二度と不倫しないはず」と思うのは浅はかと言わざるを得ません。次はあなたがサレ妻になるかもしれませんよ。

既婚者の彼への気持ちが抑えられない場合は、転職も検討しましょう。大人になれば言葉で確認しなくても、お互いに好意があるか分かりますよね。既婚者から好意を寄せられていて、あなたも相手に好意がある場合は過ちを犯す可能性は高いです。理性で行動は起こさないのが大人ですが、気持ちを抑えられなかったり好きすぎて苦しいとまで思い詰めてしまうときは転職を視野に入れてみてください。部署や勤務地の異動願いを出すのも良いでしょう。

気持ちや生活に余裕がなくなることで相手のことを考える時間が減ります。不倫がバレれば再就職先を探す間もなく今の仕事を辞めることになると考えると抑止力になりますよ。