結婚退職する人って多いの?退職のデメリット5つと専業主婦のおすすめポイント5選
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結婚退職する人って多いの?退職のデメリット5つと専業主婦のおすすめポイント5選

「結婚したら退職して家のことに専念したい!」「今時結婚退職って古い考え方なの?」という希望や疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。共働きが多くなった今日でも、結婚退職はしばしば見られますよね。

この記事では実際に寿退社した筆者が、結婚退職のデメリット5つと専業主婦のおすすめポイント5選をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

結婚して退職する人の割合は?

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厚生労働省の調査によると、2021年に結婚を理由に退職した女性の割合は2.2%、男性は0.5%です。結婚を理由に仕事を辞める人は非常に少ないことが分かります。したがって「結婚するから仕事を辞める」と言うと驚かれるかもしれません。

しかし、夫婦によって生活はそれぞれです。共働きをするか、妻が専業主婦をするかは一概にどちらが良いとは言えないでしょう。男性は、結婚を理由に辞める人はほとんどいないので、この記事では女性の結婚退職についてを解説します。

結婚退職のデメリット5つ

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結婚退職をする人は珍しいことから、今日では共働きが当たり前という価値観を持っている人が多いです。女性も働き続ける理由は多種多様ですが、ほとんどの人が結婚後も仕事を続けている目的を知れば、自分にとって適しているのは退職か、仕事を続けるかを正しく判断できるでしょう。

ここでは、結婚退職のデメリット5つをご紹介します。

その1.安定したお給料がなくなる

結婚退職をするデメリットは、安定したお給料がなくなることです。仕事を辞めてしまえば、お給料は途絶えます。貯金があったとしても、徐々に目減りしていく残高にストレスを感じることもあるでしょう。もしも夫が働けなくなった場合、あなたが仕事をしていないと就職活動から始めないといけないので経済的に厳しくなる可能性があります。

結婚前後は引っ越しや結婚式、ハネムーンなどで多額のお金がかかるイベントが目白押しです。したがって、生活が落ち着いてまとまったお金が貯金できるまで仕事を続けて、その後退職するという選択もあります。

その2.自分で自由に使えるお金が減る

結婚して退職すると、自分で自由に使えるお金が減ります。結婚すると夫のお給料は夫婦ふたりの生活費として家計を回していくことになりますよね。したがって、あなたは自分がほしいものは夫の稼いでくれたお給料で買うことになります。これに関して「夫のお金なのに」と感じて罪悪感を抱く人は、働いていない状況が辛くなるかもしれません。

筆者は専業主婦の期間は生活費の他にお小遣いをもらって、ほしいものはそのお小遣いの中で買っていました。罪悪感を抱くのではなく、感謝の気持ちを持って夫に接すると良いでしょう。また、あなたに「俺のお金で生活しているんだろう」と言う人はモラハラの可能性があるので注意してください。

その3.社会とのつながりが途絶える

結婚退職すると、社会とのつながりが途絶えたように感じられます。一日で話した相手はスーパーの店員さんと夫だけということも珍しくありません。この生活が続くと、社会とのつながりがなくなって自分だけ置き去りになった気持ちになる人もいるでしょう。筆者も、友だちがバリバリ働いてキャリアを重ねているのを見ると焦ることがあります。

しかし、生き方はひとそれぞれです。社会とのつながりがほしいなら、習い事やパートもできます。そこでの新しい友だちとの関わりで、あなたの世界も広がるでしょう。

その4.ずっと家にいると息が詰まる

結婚退職してずっと家にいると、息が詰まる人もいます。とくに子どもがいると、日中の話し相手は子どもしかいないので精神的に辛くなることがあるようです。向き不向きによりますが、仕事があるからこそ子育てが楽しめる人もいれば、子育てを中心に過ごしたい人もいます。

子育てを手伝ってくれる人が近くにいたり、友だちとの交流も多い人ならずっと家にいても息が詰まることもないでしょう。自分の生活スタイルを鑑みて退職をするか否か考えてください。

その5.生活のメリハリがなくなる

結婚退職をすると、生活のメリハリがなくなります。働いていると、リモートワークだったとしてもある程度規則正しい生活が維持できますよね。しかし、仕事を辞めると毎日が休日になるのでだらしない生活になりがちです。夫の休日以外は、せめて出勤する時間までには起きて見送ってあげるようにしましょう。

お弁当を持っていける職場なら、夫のお弁当作りをするのもおすすめです。毎日早起きする習慣ができるので、あなたの生活リズムも整います。よほど豪華なものを作らなければ、食費の節約にもなりますよ。

結婚退職して専業主婦になることのおすすめポイント5選

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結婚して退職することのデメリットもあれば、退職して専業主婦になるメリットもあります。家族や家庭のことに注力できる日々は、あなたにとっても家族にとっても有意義なものになるでしょう。専業主婦でいる期間は人それぞれで、ごく短期間の人もいれば結婚してからは生涯専業主婦でいる人も。実際に筆者も専業主婦になり、良かったことがたくさんあるのです。

ここでは、結婚退職して専業主婦になることのおすすめポイント5選をご紹介します。

その1.余裕を持って家事をこなせる

結婚後に退職して家にいるようになれば、余裕を持って家事をこなせます。家事は、力を入れて行うとキリがありません。料理や掃除の他にも、名前のない家事は毎日あるのです。それらを中心に生活を組み立てることで、家族が生活しやすい家庭環境を整えられます。

筆者も結婚退職後は、夫の体調や仕事の忙しさに合わせた献立を考えたり、部屋の細かいところまで掃除を行き届かせることができるようになりました。

その2.家庭生活を大切にできる

結婚して退職すると、家庭生活を大切にできます。仕事と家事の両立は忙しく、ストレスがかかるものです。したがって、仕事に割く時間がなくなることで余裕ができ、あなたが機嫌よくいられるようになります。家庭において、妻が明るく朗らかであることは重要です。

また、子どもがいる場合は子どもとの時間を長く取れます。子どもの成長を近くで見続けられることは、親にとっての喜びだと感じる人も多いでしょう。しかし、ワンオペでの子育ては孤独を感じることも多いので頼れる人には遠慮なく頼ることが大切です。

その3.趣味に没頭できる

結婚後、退職すると趣味に没頭できます。退職すると、時間に余裕ができますよね。家事に慣れないうちは時間を作ることが難しいものの、生活に慣れれば好きなことをする時間も作れます。新生活が始まってすぐは慣れないことばかりで一日があっという間に過ぎていくでしょう。

しかし、数か月も経てば生活サイクルができてきます。それに伴って、自分の趣味も楽しむことができますよ。筆者も結婚してしばらく経ってから日中にまとまった時間を取れるようになりました。

その4.自分に合ったパート先で働ける

結婚後、退職すると自分に合ったパート先で働けます。結婚前はフルタイムで働いていた人が多いでしょう。しかし、結婚して一度退職し、専業主婦を経てパートをする人は非常に多いです。正社員で働いていた頃は自分がしたい仕事ができていたと胸を張って言える人は少ないのではないでしょうか。

しかしパート先は、ある程度自分の好きな仕事を選べます。また、職場が合わなければ退職することも、正社員より容易です。夫の仕事や子どもの年齢に合わせて臨機応変に選択すると良いでしょう。

その5.行政手続きを担当できる

結婚後退職すれば、家族の行政手続きを担当できます。銀行や役所の手続きは、平日しかやってないものが多いです。とくに結婚後は雑多な行政手続きがたくさんあります。その際に仕事を退職していれば、行政手続きは一手に引き受けることができるでしょう。

筆者も結婚後、何度も行政手続きのために役所に足を運びました。共働きの場合は、どちらかが有給休暇を取得したほうがスムーズかもしれません。

結婚退職で穏やかな生活が送れるかも

結婚退職は珍しがられるかもしれませんが、決して悪いことではありません。何より大切なのは、夫婦で話し合ってお互いが納得するほうを選ぶこと。また、あなたの気持ちも重要です。結婚後も働きたいのか、専業主婦として家庭に入りたいのか、どちらも一長一短ですよね。世間の流れは共働きですが、結婚退職で穏やかな生活が送れることもありますよ。
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