試し行動って何?恋人が試し行動をする時の4つの心理や対処法を解説
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試し行動って何?恋人が試し行動をする時の4つの心理や対処法を解説

子供の時って、親の気持ちを惹きたくて、わざといたずらをしたり、わがままを言ったりすることってありますよね?それが大人になっても、こうした「試し行動」をしてしまう人もたくさんいるんです。試し行動をする人には何か理由はあるんでしょうか?大人の試し行動について、マッチングアプリの運営に関わっていた筆者が具体例を交えてご紹介していきます。

大人の試し行動の4つの具体例

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大人の試し行動は具体的に、どのような行動のことをいうのでしょうか。

具体例を4つご紹介していきます。

その1.急に音信不通になる

大人の試し行動の1つ目は「急に音信不通になる」です。

音信不通になる場合、ちょっとした小さな原因がある場合もありますが、理由がない場合がほとんど。急に連絡がつかなくなると不安になりますよね?連絡を一切絶つことで、相手がどれほど自分を気にかけているかを確認しようとしているのです。相手からどの程度連絡が来るのか、続くのかも判断しています。無視されても、連絡をずっと続けてくれるのかどうか、相手が怒るのかどうか、安心感や愛情を再確認するための行動とも言えますね。また、職場や学校が同じなど、実際に会う環境の場合、顔を合わせても無視をしたりすることも。

その2.何も理由を言わずに不機嫌になる

大人の試し行動の2つ目は、「何も理由を言わずに不機嫌になる」です。

これは、不満や不安を直接言葉で伝えるのが苦手な人に多く見られる行動。言葉で伝えるのが苦手なため、不満があると相手に察してもらいたくて、不機嫌な態度を取るんですね。例えば、疲れていて歩くのが辛い時、「ゆっくり歩いてほしい」とは言わずに、急に歩くスピードを落としたり、不機嫌な顔をしたり。急に黙り込んでしまうこともあります。このような行動の裏には、相手に自分の気持ちを理解してほしいという強い願望が隠れているんです。しかし、相手がその不満に気づかないと、さらに不機嫌になってしまうため、対応には注意が必要ですよ。

その3.恋人の意見や態度などを否定する

大人の試し行動の3つ目は、「恋人の意見や態度などを否定する」です。

試し行動が強まると、パートナーに対して否定的な発言が増える場合があります。相手の趣味や嗜好を「理解できない」とけなしたり、自分だけの基準で「常識的ではない」と判断して困らせることも。こうした行動を通して、相手を傷つけることを無意識に繰り返したり、パートナーを困らせたり嫌がらせたり。それでも相手が笑って受け止めてくれることで、一時的に「愛されている」と感じるようです。そして、許されたことを「何度でも許される」と認識して、同じ行動を繰り返していくんですね。

その4.すぐに別れるという

大人の試し行動の4つ目は、「すぐに別れるという」です。

大人の典型的な試し行動に、「すぐに別れよう」と言ってしまうこと。このような発言は、些細な不満や行き違いから突発的に言っているので、よく考えずについ口に出してしまうのです。特に「試し行動」が目立つ人ほど、些細なことからすぐに「別れ」を持ち出します。結婚している夫婦でも、「離婚!」や「出て行く」と頻繁に言うことも。しかし、このような発言は本気で別れたいわけではなく、相手の反応を見たり、自分の要求を通したりするために言っているんですよ。別れをちらつかせて、自分優位になりたい、自分の要求を通したいという心理が働いているのかもしれません。

大人になっても試し行動する人の原因は?

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大人になっても試し行動をする人には、何か原因はあるのでしょうか?

自分に自信がなく不安

大人になっても試し行動をする人は、自分に自信がなく、コンプレックスや自己肯定感の低さが隠れているんです。相手からの愛情表現がないと不安ということも多々あります。だからこそ、あえて連絡を無視したり、別れると伝えた時の相手の反応をみて、安心したいと思っているんですね。

また、相手を傷つけるような行動をする人は、「自分が傷つけられたくないからこっちから先に攻撃する」という心理のことも。自己防衛本能が働いているんですよ。

困った顔がみたい

試し行動をする人の心理には、相手の困った顔が見たいという欲求が根底にあることも。愛されていることを実感したいが故に、相手が困ることで自分を愛してくれていると錯覚します。そのため、相手が困っている姿を見ると喜びを感じるのです。

しかし、問題行動や相手を困らせることが続くと、自分の印象が悪くなったり、相手が関係を終わらせる可能性もありますよね。それでも、自分が悪いのではなく、相手が心変わりしたと都合よく解釈することもあるのです。

自分の立場が上でいたい

試し行動をする人の心理は、自分が優位であるという感覚を得たいと思っているのです。その典型的な例が、「別れる」という発言の繰り返し。先ほどご紹介したいように、実際に別れたいわけではなく、相手が別れたくないとすがってくることを心の奥では期待しています。

相手を困らせてばかりいると、自分の印象が悪くなったり、愛想をつかされる危険に気づいていない人も少なくありません。こうした行動をして、自分が恋人よりも上位であることを確認したいんですね。一そのため、こうした行動を繰り返して習慣化していってしまうかも…。

単純にかまってほしい

試し行動をする人の心理は、寂しがり屋な性格や自己顕示欲から、自分をかまってほしいという願望が強い傾向にあります。特に特別な相手や興味を引きたい相手に対して、常に自分のことを考えてほしいと思っているのです。

試し行動をする人にとって、「かまってくれる=愛されている」「かまってくれない=愛されていない」と考えているんですよ。試し行動を通じて愛情の確認をし、安心感を得たいのです。

恋人が試し行動をしたらどうする?

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では、実際に恋人の試し行動に悩んでいる…という人は、どうしたらいいのでしょうか?

愛情表現をしっかりと

試し行動をする人への対処法は、まずはたくさん愛情表現をしてみましょう。もう十分していると思っていても、相手が「自分は愛されているんだ」と実感させることが重要です。

恋人が試し行動をするのは、自分を信頼していないか、愛情を感じていないから。あなたからの愛情は本物で、相手はしっかりと愛されているという安心感を与えるために、日常的に言葉や態度で相手に本当の気持ちを伝え、信頼を築きましょう。

試し行動は逆効果だという

試し行動をする人への対処法として、試し行動が逆効果であることを伝えてみましょう。信頼関係が築かれているのに、試すような行動は、お互いの信頼関係を損なってしまう可能性も高いですよね。試し行動の繰り返しは、関係がうまくいかなくなったり、お互いの気持ちが離れる危険もあるため、嫌なものは嫌だと素直に伝えてみましょう。

ただし、「嫌いになった」とか「試し行動で気持ちが冷めた」といった突き放すような言葉は避けましょう。未来の可能性について話し合い、お互いの関係を大切にする意思を示してみては?

距離を置く

恋人の試し行動が激しい場合は、思い切って距離を置いてみてください。逆効果だと伝えても試し行動がやめる気配がない場合は、別れる覚悟で距離をとること。言葉で伝えても理解してくれない場合は、行動で示すしかありませんよね。

距離を置くことで、お互い冷静になり、二人の問題を見つめ直す機会も生まれるんですよ。冷静さを取り戻すことで、二人の関係を立て直すために、より効果的な方法を見つけられるかもしれませんね。

試し行動は今すぐやめよう

ついつい、大人になっても相手を試してしまうような言動をとってしまう気持ちはわかります。恋人が好きだからこそ、不安になることもありますよね?でも、恋人同士で試し行動をすることは、二人にとっていいことではありません。 不安な気持ちがあるならば、行動ではなく、素直に話し合うように心がけましょう。自分に自信を持って、相手を信じて楽しい恋人関係を築いていってくださいね!
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