出産内祝いに最適な熨斗の選び方5つとマナーのポイント4つ
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出産内祝いに最適な熨斗の選び方5つとマナーのポイント4つ

出産内祝いは、赤ちゃんが生まれた喜びを周囲と分かち合う大切な瞬間です。出産祝いをいただいた方への感謝の気持ちを伝えるために、熨斗(のし)の選び方は非常に重要になります。

この記事では、2回の出産内祝いシーズンを終えた2児のママの筆者が、出産内祝いの熨斗選びのポイントやマナーについて解説しましょう。これを参考にして、心のこもったお返しを届けてください。

出産内祝いの熨斗選び5つのポイント

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出産内祝いで重要なのは、熨斗選びです。熨斗とは、熨斗紙の右上にある飾りを指します。熨斗にはさまざまな種類がありますが、それぞれに意味が込められているのです。

以下で紹介する5つのポイントを押さえて、適切な熨斗を選びましょう。

1. 熨斗の由来と意味を理解する

熨斗は元々「のしあわび」を意味し、干して薄く切ったあわびを用いた飾りを、贈り物に添えて渡していたことが由来です。現代では紙で代用され、贈答の際に添えられる装飾的な役割を担っています。熨斗紙の右上にある飾りのことを指しますが、一般的には熨斗が印刷されているのし紙のことを指すことが多いです。

熨斗には祝福の気持ちや感謝の意が込められており、特に結婚祝いの場面では、その使用が欠かせません。贈り物に熨斗を添えることによって、形式的にも気持ちを伝える手段となるのです。

2. 表書きの書き方

熨斗の水引の上に記される文字は、のし上や表書きと呼ばれ、贈り物の意味を指します。出産内祝いの場合、「内祝」や「出産内祝い」と書くのが一般的です。

しかし、贈る相手が喪中(近親者が亡くなった際に喪に服す期間のこと。1年間が目安)の場合、祝という文字は避けるべきなので、「御祝」と記すようにしましょう。

3. 署名は赤ちゃんの名前

熨斗の水引の下の表書きのことをのし下または署名(名入れ)と言います。ここには、出産内祝いの場合、赤ちゃんの下の名前だけを書くのが一般的です。

赤ちゃんの名前をお披露目したり、赤ちゃんからのお礼を伝えるという意味だったりしますが、名前を書きたくない場合は、姓(苗字)だけでも良いでしょう。双子や三つ子の場合、右から左にかけて、生まれた順に名前を記載します。読み方が難しい名前のときは、読み仮名付きで書くのも良いでしょう。丁寧に書くこと、筆ペンや毛筆で書くことが大切です。

4. 水引の種類と使い分け

出産内祝いでは、蝶結びの水引が一般的です。蝶結びは繰り返しを意味し、出産のような何度あっても嬉しいお祝い事の内祝いの場合に選ばれます。

水引の色は、赤や金、銀の組み合わせが一般的です。本数は5本がよく用いられますが、格式高い贈り物の際には7本の場合もあるでしょう。のし紙に印刷されているものが多いので、適切なものを選ぶようにしてください。

5. のし紙のかけ方は内のしが一般的

のし紙は、包装紙の上からかける外のしと、包装紙の内側にかける外のしがあります。結婚祝いや出産祝いでは外のしが主に用いられますが、内祝いの場合は控えめな印象を与える内のしが一般的です。

のし紙のかけ方に決まりはないので、状況に合わせて選択するようにしましょう。例えば、赤ちゃんの名前をわかりやすくしたい場合や、他の贈り物と混ざらないように区別できるようにしたい場合など、外のしが適していることもあります。

出産内祝いの熨斗におけるマナー4選

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出産内祝いの熨斗を選ぶだけではなく、その他のマナーにも気を使うことが大切です。ここでは、出産内祝いにおける熨斗のマナーについて4つのポイントをご紹介します。

1. 表書きの丁寧な書き方

表書きは、熨斗の最も重要な部分です。筆ペンや毛筆を使って手書きで書くのが好ましいですが、文字に自信がない場合は、印刷されたものを選ぶこともできます。

筆ペンや毛筆で書く際は、弔事で用いられる薄墨を避けるのがマナーです。また、ボールペンや鉛筆で書くのは失礼にあたるため、濃墨で大きくはっきりと、丁寧に書くようにしましょう。上手く書くためには、定規を添えてガイドライン代わりにしたり、あらかじめ別の紙で練習したりすることがおすすめです。

2. 命名札は必要か

命名札とは、赤ちゃんの名前をお披露目するための札のこと。地域によってはこの命名札をつけることが一般的な場合もあるので、あらかじめ詳しい人に必要かどうかは聞いておくと良いです。

一般的には、のし下の署名に赤ちゃんの名前を書くだけで十分ですが、命名札が必要な場合は、熨斗下には親の名前や苗字だけを記します。その地域のしきたりを守ることで、礼儀を尽くすことができるでしょう。

3. 時期に合わせたお返しのタイミング

出産内祝いは、出産後に贈るタイミングも重要です。一般的には、出産から1ヶ月以内に贈ることが理想的ですが、最低でも3ヶ月以内に贈るようにしましょう。出産後はあわただしくなるので、あらかじめいくつかお返しに適したギフトを見繕っておくのがおすすめです。

また、遅くなる場合は、相手に一言お詫びを伝えることをおすすめします。これにより、失礼にあたることなく、気持ちよく贈り物ができるでしょう。

4. 目上の人への敬意を込めた熨斗選び

目上の方に出産内祝いを贈る場合、特に敬意を込めた熨斗選びが重要です。豪華すぎるものや派手なものは避け、シンプルで上品なデザインを選びましょう。

また、表書きや名前の書き方にも注意が必要です。特に目上の方には、誤解を招かないよう、細部にまで気を配った熨斗を選んでください。こういった細かな配慮で、より丁寧な印象を与えることができます。

出産内祝いにおける熨斗の注意点

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出産内祝いの熨斗選びには、注意すべき点がいくつかあります。以下では、熨斗選びでよくある注意点について解説しましょう。

無理に豪華すぎない熨斗

出産内祝いの熨斗は、あまりにも豪華すぎると相手に負担を感じさせることがあります。また、贈り物と熨斗が不釣り合いだと感じることもあるでしょう。贈り物自体の品物が十分に心を込めたものであれば、熨斗はシンプルで上品なものを選ぶだけで十分です。

特に、金色や銀色の水引が使われている場合、あまりに派手なものは避けるべきでしょう。相手に誤解のないような、控えめなデザインにすることが大切です。

不適切なデザインや色合いの避け方

出産内祝いの熨斗には、不適切なデザインや色合いを避けることが重要です。例えば、黒や紫の水引は、お悔やみの意味が込められているため、出産内祝いには適していません。

また、あまりにも個性的すぎるデザインや奇抜な色使いは、相手に不快感を与えることがあります。出産内祝いにふさわしい熨斗の選び方を心掛けましょう。

熨斗の位置や取り扱い方法

熨斗の位置や取り扱い方法にも注意が必要です。祝儀袋に熨斗を取り付ける際には、必ず正しい位置に貼りましょう。誤った位置に熨斗を貼ると、相手に対して不適切な印象を与えてしまいます。

また、熨斗は傷がつかないよう丁寧に扱いましょう。渡す前に熨斗や包装が汚れていないか、しわになっていないかを確認し、綺麗な状態で渡すことが大切です。

出産内祝いにぴったりの熨斗を選ぶためのコツ

出産内祝いの熨斗を選ぶ際、最も重要なのは心を込めた選び方です。デザインや色合いに加え、相手への感謝の気持ちが伝わるよう、慎重に選びましょう。

また、出産内祝いの品物と熨斗が調和するよう、贈り物と一緒に考慮することが大切です。全体的なバランスを考えた選び方をしましょう。

心を込めた熨斗で感謝を伝えよう

出産内祝いの熨斗は、感謝の気持ちを伝えるための大切な要素です。選び方やマナーに気をつけることで、相手に喜んでもらえる素晴らしいお返しができます。 熨斗に込められた意味を理解し、心を込めて贈りましょう。

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