日本でただ一人、副島謙一さん（副千製陶所）がこだわりを持って作り続けている肥前吉田焼の水玉柄食器。
思わず「懐かしい…」と言葉が出てくる、日常の暮らしに溶け込んできたデザイン。
さらに機能性を兼ね備えた水玉食器は、2010年『グッドデザイン・ロングライフデザイン賞』受賞しました！


◇ 難易度が高く手間が掛かる技法

現在では佐賀県嬉野市の吉田焼の2つの窯元でしか作陶されていない貴重なお茶碗。
伝統技法で一つ一つ手作業で作られています。
作り方としては、まず真っ白の素焼きを終えた食器に青色の化粧土を巻く。
それから水玉模様に削りとることで、自然と指に馴染む立体的でくっきりとした柄に仕上がるとのこと。


◇ 吉田水玉とは？

今は一人しか作れる人がいないまるで骨董品のようなお茶碗ですが、なぜ吉田水玉 を見ると「懐かしい…」と思うのか。
その理由は、水玉食器は高度成長期に大量に生産され、大衆的な食器として日本全国の家庭や飲食店で使われていたからではないでしょうか。
さらに現代の食卓に合うような、かわいらしさやモダンさも持ち合わせています。


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